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　　　　　★作家　森岡浩之

　第１回目は多少、旬な方、と言うことで、SF作家の森岡さんを取り上げてみました。

プロフィール

ぱおの蔵書

森岡さんの出版デヴュー作「星界の紋章　�T」は、１９９６年の春に発売されました。
正直に話します。ぱおはこの本を書店で見て、
「表紙７、タイトル２、作家紹介１」位の割合で購入を決めました（苦笑）。

元々SFは好きで、同世代の作家さんにも日頃から注目するようにしているのですが、
この本の表紙を描いていたのが、赤井孝美さんじゃなかったら、
マジでなかなか買わなかったかも知れない･･････（汗）。

出会いはそんなものでしたが、一読して割合は変わりました。
「ラフィール４、ジント３、表紙２、作家１」（大笑）。

これからこの本に出会うかも知れない方のことを考えると、
お話の筋には触れたくはないのですが、
「遺伝子操作により後継者を創造し、宇宙に生きる種族アーヴ」と、
「地上世界を守り、アーヴの思想に危惧する人類」との
宇宙戦争を背景にした少年少女の成長物語･･････と紹介すれば良いでしょうか。

登場人物がね、キャラが立っていてすごく楽しいんですよ。
特にラフィール。アーヴの王女で、嫌味無く尊大で、素直で、頑固で、可愛い。
文章にすると矛盾しているようですが、森岡さんのセリフ回しが実に軽妙で上手いです。
それから主人公のジント。遺伝的には地上人で、法的にはアーヴの彼は（この辺説明長いので省略）、
地味で、無謀で、気弱だけれど勇気がある、芯は強い人。素敵な男性に育つだろうな。

アーヴは遺伝子操作で生まれるので、老若男女（っていうか、年とっても老けないんだけど）、
皆美形、というかなり美味しい設定になってます。
普通に年を取っていく地上人と不老長命のアーヴとの生物的な違いも
両者の溝を作るのに一役買っていると思うんですが、
ジントとラフィールの物語が流れていく先で、その辺がどのように処理されていくのか？
今から楽しみにしています。

で、なんで森岡さんが旬かと申しますと、この「星界の紋章」はアニメ化されまして、
現在ＢＳ５ｃｈ、ＷＯＷＷＯＷで放映中です。
ぱおは、これが観たくって、昨年末ＷＯＷＷＯＷに加入してしまいました。
どうせ、ＬＤが出たら買うくせに･･････。
だって、リアルタイムで観たかったんだもん。

週２回放送（１回は再放送）してくれるので、録画撮りにも便利です。
偉いぞ、ＷＯＷＷＯＷ。
アニメのほうは、かなり気合い入ってます。良く作ってあると思います。
レンタルでも良いから、是非観てくださいね。
ビデオ化、決まりました。５月から発売されます。（99/04/01 (木) 追記）

星界関係のサイト　（まだ、出入りして浅いので、リンク張っていません）