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　　　　　　「食卓にビールを」　久々に小林めぐみらしいものを読んだ、という感じ。＾＾
　　　　　　なんでこれがＳＦじゃなくてミステリ文庫なんだ？　という疑問もありますが、時代が今、ミステリだからですか。
　　　　　　<ＳＦ>と付くと日本では敬遠されがちな風潮は根強く残っているんでしょうかね。

　　　　　　「蒼穹の昴」、なんか書店で平積みで目立ったので買ってみました。＾-＾；
　　　　　　１だけ買って読んだら面白かったので、次の日２〜４も購入。西太后の頃の中国モノです。
　　　　　　歴史でやった時は全然覚えられなかった辺りなんですが、お話になっていると判りやすいのは何故？
　　　　　　授業も全部、物語にしてもらえたら、赤点取らずに済んだかも………なんてね（苦笑）

　　　　　　パソコンが無かった所為でもあるのですが、うーん……ちょっと溜め過ぎ＞＜

　　　　　　マキャフリーという作家さんは日本ではＳＦで紹介されていると思いますが、
　　　　　　「猫は…」を読むとＳＦとファンタジーは同根なのだなぁ、と感じます。
　　　　　　ロマンスあり、ミステリーあり、冒険と駆け引き、そして猫あり（笑）、の素晴らしい短編でした。＾-＾@

　　　　　　「ロアゾオ・ブルー」は、ぱおが大好きな作品群「ＢＲＥＡＫ−ＡＧＥ」の新作です。
　　　　　　新作と言っても、完結するまで２年以上待ってしまいましたので、１巻はもう手に入らないかも…-o-；
　　　　　　かつての主役達はそれぞれの社会へ進み、主人公はまた１０代の少年少女等に代替わりしてはいますが、
　　　　　　「好きなもの」への情熱は健在で（むしろ以前よりピュアになっているかも）、むせるほど青いです（笑）。
　　　　　　サービス過剰のヤングエンタテイメント小説に食傷気味な方へお薦め。＾0＾

　　　　　　ＦＴ「未来少女アリス」は、本家アリス（不思議＆鏡の国）とルイスキャロルへのオマージュ、とでも。
　　　　　　夢のように鮮やかな天然色と荒唐無稽な展開、そしてダジャレ（言葉遊び）の嵐。
　　　　　　翻訳するのはさぞ大変だったことと思われます（笑）

　　　　　　スラップスティックファンタジーの旗手は、実はアリスだったんですね。＾-＾；
　　　　　　私は「オズ」かと思っていましたが…
　　　　　　………そして今に受け継ぐのが「ザンス」なんでしょう。。。
　　　　　　日本には、こういうタイプの作家さんっていないのかな？

　　　　　　余談ですが、私の夢はカラーです。普通は白黒なんでしょうか？？

　　　　　　ＦＴ「鎮魂歌」。いわゆる死海文書ネタ（注＊）なんですが…。
　　　　　　ちょうどイラク戦争だのパレスチナ問題だので世間的に中東へ目が向いているので出版されたのかな？　とも思います。
　　　　　　なじみのない異国の生活風景に、西洋的な心理療法の場面、生々しい性への渇望、そして暴力など。
　　　　　　う〜ん、これもまたファンタジーなのか？？　という感じでした。

　　　　　　＊死海文書（キリスト教にまつわる古文書が発見されたけれども公に出来ない内容が書かれていて闇に葬られているとかいないとか言うアレ）

　　　　　　ＦＴ「奇術師」。最初は歴史ファンタジーかな、と思い、そのうちミステリかな、と。
　　　　　　さらにはホラー風味かな、とも。そして最後は…………。いや、面白かったです。長いですけど。

　　　　　　「銀魂」は週間少年ジャンプ連載のマンガで、賛否両論あるようなんですが、ぱおは好きです。＾-＾；
　　　　　　コミック買うぐらい好きなのかというと、今買わないと廃刊になると思うので買ったという（爆）
　　　　　　表紙帯に「ジャンプっぽくない」と売り文句がありますが、もともとジャンプって言うのは、
　　　　　　サンデーぽくない、マガジンぽくない、他社に入らない作品を集めて創刊されたわけで。
　　　　　　十分ジャンプっぽいと私は思いますが、どうなんでしょうか。
　　　　　　願わくば打ち切りにならないように（笑）

　　　　　　再びＦＴ読み切りシリーズ。
　　　　　　「魔法の眼鏡」はジュヴナイル風で、楽しく読了出来ます。お薦め出来るかも。
　　　　　　「スペシャリストの帽子」は読者を選びます。シュールというか、感性のままにというか。
　　　　　　短編集なので、中には好印象の話もありました。合わない人は全然ダメかも；

　　　　　　「その向こうの…」これは書店で、初見の作家さんなのに何故か惹かれて買いました。
　　　　　　まだ導入部なので評価はこれからの展開次第ですが、ハズレではない感じで続きを待っています。＾＾

　　　　　　ハヤカワＦＴ文庫で、読み切りフェアをやってまして。
　　　　　　っていうか、昔はほとんど読み切りだったんだけど、この数年は流行りのシリーズものばかりが翻訳されて、
　　　　　　読み切りを出版する隙がなかった、というのが正直な感想ではありますが、なかなかいい作品が出ていて嬉しい限りです。

　　　　　　「魔法使いとリリス」は珠玉な小品で、しっかり作られた世界の奥行き感で魅せてくれます。
　　　　　　「塵クジラの海」はサイケなＳＦですが、異世界構築がファンタシーの神髄ならば、これもひとつの独創的世界、かと。

　　　　　　異世界に転移する行為こそがＳＦやＦＴを読む醍醐味のひとつであるにもかかわらず、昨今の流れは超々長編、シリーズ流行り。
　　　　　　良く見知った世界を冒険するのは楽ではあるけれど、物語は「もっと続きが読みたい〜」辺りできちんと終わるのがイイ感じ。
　　　　　　そして、度肝を抜かれるような新しい世界をどんどん提示されたい、と思ってしまう私は、やはり読書マニアなのか？＾-＾；

　　　　　　……溜めてしまいました。＾-＾；
　　　　　たなかかなこ、植芝理一、両氏ともに打ち切りっぽいです（悲）
　　　　　いろいろ役者もそろってこれから超展開…なはずだったんですが……マニアック過ぎたんでしょうか？？
　　　　　仕方ない、次回作に期待、というところ。

　　　　　「エースをねらえ！」はちょうど３０年前のマンガで、今まで未読でした。
　　　　　ＴＶドラマにハマって読んでみましたが、往年の少女マンガの王道というか、懐かしい雰囲気にすっかり飲まれてます（笑）
　　　　　全巻購入済みですが、ＴＶが進んでから読んでいるので今回は４巻まで。＾＾

　　　　　　以上の本は、２００３年の１２月中に読んだ本です。１２月中に更新が出来なかったので…；

　　　　　　近頃、文字の本を読む機会が少ないです（反省）
　　　　　　好きな作家さんが寡筆な方ばかり（爆）というのも要因ですが、
　　　　　　本屋さんで時間つぶしをしないのが大きいかと思いますね。

　　　　　　さて、昨年我が家で購入した本は、２９２冊（コミック　２００、文庫　８８、その他　４）でした。

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