iPod nanoの修理

故障の内容

胸のポケットに入れたまま洗濯をしてしまい、電源が入らなくなっています。充電してもエラーが出て充電できません。

iPodの洗浄

14MΩの比抵抗の超純水に再度浸して、iPodを丸ごと再洗浄を行ないました。液晶画面に水溜りができているので、水とりゾウさんを入れたケースで除湿乾燥です。

iPod機能の確認

充電ケーブルをつないでいると正常に動作しますが、バッテリーの充電はエラーになります。バッテリーが過放電でだめになってしまったのでしょう。

バッテリーの交換

iPod nano用のバッテリーを入手して交換します。せっかくなので容量を5割増しにしました。

カバーの取り外し

交換用のバッテリーにはカバーを空ける為の工具がついていましたので、今回はこれを使いました。

バッテリーの取り外し

iPod nanoのバッテリーは3本のリード線を半田付けで接合しているので、半田を溶かしてはずします。
テスターでチェックしたら、やはり完全に死んでいました。

新しいバッテリーの取り付け

3本のリード線をそれぞれ接触させないように半田付けで固定します。リチウムバッテリーのショートは危険なので半田付けするリード線以外は絶縁しておき、1本ずつ半田付けします。

半田付け部の絶縁

半田付けを行なった場所はポリイミドテープを貼り付けて絶縁しておきます。

動作のチェック

カバーを仮取り付けして電源投入し、動作チェックをします。無事に立ち上がりました。

カバーの取り付け

カバーを取り付けて、修理完了です。充電も正常に完了しました。

バッテリー容量UPの効果

50%の容量UPでiPod nanoの駆動時間は2倍になりました。結果的にパワーアップしたiPodに生まれ変わりました。





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