| 短 歌 集 | |
| 2 0 0 8 年 | |
| 1 月 | |
| CDをまわして歩く通勤時流れる川の音も聞こえず | 08.01.31 |
| 通勤に朝日を背に受け歩く道じわじわ広がる至福の熱さ | 08.01.30 |
| 夜明け前ヘッドライトが連なりて働き蜂が動き出すなり | 08.01.29 |
| 朝焼けの昇る太陽じっと待つ海の彼方はマグマのように | 08.01.28 |
| 冬の日に長蛇の列の短歌会ひとそれぞれに思いを寄せて | 08.01.27 |
| 飼い猫の鳴く声いろいろいろいろで心を読んでエサを与える | 08.01.26 |
| 厳寒の冬の嵐が荒れ狂い日本列島冷凍庫の中 | 08.01.25 |
| 深々と雪の舞う空あおぎ見て雪ん子楽しく遊んでいるなり | 08.01.24 |
| ご神火の炎が赤く天こがし見守る人の顔をもこがす | 08.01.23 |
| 囲炉裏火の炎がゆらゆら赤く燃え煙が上がるかやぶきの屋根 | 08.01.22 |
| 大寒の朝の冷え込みブルブルと暦の通りの季節になるかな | 08.01.21 |
| 三陸の大海原を庭にして走る電車の力も強し | 08.01.20 |
| 新雪を踏みしめて歩く朝の道こころ豊かに一歩一歩と | 08.01.19 |
| 寒風で凍てつく寒さの広瀬川水鳥じっと耐えてる朝に | 08.01.18 |
| 顔を刺す冷たき風の広瀬川家の灯りに励まされており | 08.01.17 |
| 冷え込んだ夜道を歩いてペンライトゆらゆら揺れて道しるべとなり | 08.01.16 |
| 宵闇のどんと祭の炎が高く祈る願いも天まで届く | 08.01.15 |
| 成人の二文字躍る今日の日に永久の青春と思うべきなり | 08.01.14 |
| 三日月の光り輝く空の色肌を刺す風心地よくなり | 08.01.13 |
| かがり火に身を施して温まり煩悩を払う初詣の朝 | 08.01.12 |
| お汁粉の鏡開きのモチ食めば恵比須顔にて福きたるなり | 08.01.11 |
| 闇の中夜明けの遅い冬なれば鳥の鳴く声どこにも聞こえず | 08.01.10 |
| 七草の粥をすすりし身が仏御節料理の後ならばこそ | 08.01.09 |
| 雪原にうさぎの足跡飛び跳ねて冬の季節の厳しさ見える | 08.01.08 |
| 小寒の季節と思えばまだまだと寒さも凌げるこの季節かな | 08.01.07 |
| 軒下に干し大根がぶら下がり太さもまちまち白さもまちまち | 08.01.06 |
| くっきりと気高き蔵王の峰白く雄しき姿に胸躍るなり | 08.01.05 |
| 朝焼けの太陽拝んで仕事始め明るく元気に楽しく素直に | 08.01.04 |
| 正月のおとそ気分も覚めやらず仕事モードのスイッチオンに | 08.01.03 |
| 訪れる人が来ずして正月の睦び月とは我が家に遠し | 08.01.02 |
| 初売りのドドーンと響く太鼓の音長蛇の列が喰われてゆくなり | 08.01.02 |
| 紅色の花びら広げて寒椿雪を帽子に艶ややかに咲く | 08.01.01 |
| 柔らかな光を浴びて初景色静かに明けた元旦の朝 | 08.01.01 |
| 深々と雪が降る夜の初詣真白き心に願いをかける | 08.01.01 |
| 亥年去り子年を迎えて除夜の鐘しばれる夜に静かに響く | 08.01.01 |