南蔵王を縦走、目指すは花の咲く不忘山(07.06.03)
6月3日、南蔵王連邦(前山〜杉が峰〜屏風岳〜南屏風岳〜不忘山)を縦走してきました。
この季節、蔵王では高山の花が綺麗に咲きます。去年と一昨年、一人で不忘山登山をした際、美しい花たちに出会いました。いつの日か家内と一緒に蔵王の花畑を見たいと思っていました。

■ 午前3時半起床、午前4時自宅出発

山の行動は早いほうがベターということで早めに起床し早めに家を出ることにしました。午前4時頃、家を出る時には既に夜が明けていました。国道286号線から川崎町、すずらん峠を通り蔵王エコーラインへと車を走らせました。すずらん峠から見る蔵王連邦は雲で覆われていました。

■ 雲海が広がる蔵王

今日の天気予報は曇りでしたが蔵王エコーラインを登っていくと陽が差してきました。澄川スキー場付近では快晴、遠く残雪を抱いた蔵王連邦が見えました。雲海がどこまでも広がる素晴らしい天気になりました。蔵王では早朝にもかわらずスキーを楽しんでいる若者に会いました。刈田岳山頂付近から一気に滑り降りる急斜面でした。エコーラインの脇には「雪崩注意」の標識がありました。

■ 南蔵王登山口

午前6時50分頃に南蔵王登山口を出発しました。
南蔵王の前山、杉が峰、屏風岳、南屏風岳、不忘山の片道約3時間、往復約6時間の縦走が始まりました。
登山道はところどころに残雪があり春先の山の醍醐味を味わうことが出来ました。雪の白さと青い空、残雪を抱いた山々のコントラストは山登りを楽しむ人の気持ちを高ぶらせてくれました。

■ 前山(1684m)・雲海に浮かぶ月山

前山に到着し登ってきた道を振り返ると刈田岳がくっきりと見えました。遠くには雲海に浮かぶ月山がうっすらと見えました。鶯の鳴き声が登山の疲れを癒してくれました

■ 杉が峰(1745.3m)

杉が峰山頂は広くゆったりとしていました。朝食は屏風岳でとることにし杉が峰を後にしました

■ 芝草平

芝草平はチングルマの群生地ですが花の咲いている雰囲気はありませんでした。ところどころに残雪があり花との出会いは6月下旬くらいと思いました。湿原の中を散策できるように遊歩道や掲示板が新しくなっていました。
屏風岳へ登る登山道は真新しい敷石と階段で歩きやすく整備されていました。1昨年に登った時は悪路の連続で南蔵王の登山道で一番険しい場所と思っていました。昨年の秋に登ったときは登山道が工事中でした。登山道の整備のおかげで南蔵王へ訪れる登山客が多くなるのではないかと思いました

■ 屏風岳(1825m)

屏風岳に到着。軽い朝の食事をしました。先客がいてボンベでお湯をわかしていました。これから登る南屏風岳、不忘山の稜線が長く続いて見えました。宮城県側の斜面にはまだ残雪がありました。途中、七ヶ宿コースを登ってきたという人に出会いました。不忘山の下にある碑の付近に風をよけながらテントを張り1泊したと言っていました。単独行動の人でしたが一人で泊まる雰囲気は心細いのではないかと思ってしまいました。

■ 南屏風岳(1810m)

南屏風岳に到着。わずかの休憩をしたあと不忘山へと向かいました。鎖のついた急坂を下り、暫く尾根伝いを歩くと岩登りのような細い登山道に入りました。足を踏み外さないように岩に捕まりながら慎重に登っていきました。家内は初めての経験だったことから二度と歩きたくない道と言っていました。唯一、心を癒してくれたのは、登山道に咲くチングルマやハクサンコザクラ、ミヤマキンバイの花たちでした。一面、花畑のように咲く山の斜面はこれからでしたが、それでも山の醍醐味を満喫することが出来ました。

■ 目指すは不忘山

稜線の花たちを見ながらあと少し。目指すは不忘山です。一歩一歩踏みしめて頂上を目指しました。途中、祠がありました。登山の祈願をして山頂へと急ぎました。

■ 不忘山(御前岳)(1705.3m)

不忘山の山頂は刈田方面や白石スキー場から登ってきた人たちで賑わっていました。
白石スキー場から登ってきた人の話では、山頂から程近い   碑の手前の斜面は花畑だったと言っていました。

■ 不忘山を後に

山頂で約40分の休憩をした後、南屏風岳から屏風岳、杉が峰、前山、南蔵王登山口へと向かいました。これから不忘山へ登る団体客とすれ違いました。白石スキー場から登ってきたというご夫婦は、水引水道を通りスキー場へと向かうということでした。私たちはエコーラインまで戻ると話したところ、不忘山の往復は距離的に長いことから凄いことと驚いていました。特に家内が始めてだったことから前山付近で二度と来たくないと言われるのではないかと心配をしてくれました。無謀な登山だったのかと思いながらも至って元気な家内に安心しました。

■ 前山付近でアクシデント

無謀な登山は私に降りかかってきました。前山に到着した頃、左の大腿部が痛くなってきました。長時間の登山では良く筋肉痛になることがありますが、今回もまた硬直状態になり家内に揉んでもらうはめになりました。持ってきた筋肉疲労のスプレーをかけ一休みをしました。後から降りてきた登山客から屈伸運動をすると少し良いかもしれないとアドバイスを受け、その後、少し痛みが取れたことから再び歩き出しました。登山口まで約1時間半の道のりですが慎重に歩きました。

■ 無事駐車場に到着

朝6時前に登山口を出発、午後3時には駐車場へ到着、総行程9時間の縦走になりました。南蔵王登山口へ戻った時は家内と握手を交わしました。今回もまた家内へ心配をかけた登山になりましたが、これからもまた蔵王山で遊ぶことと思います。アクシデントの無いように心がけて遊ぶことにします。

■ 蔵王連邦の中腹は霧

刈田岳から賽の河原を下りてくると霧が吹き上げてきました。山頂付近は快晴なのに中腹は霧でした。自動車もライトアップをして上ってきました。山の天気の変わりやすさを実感したところでした。

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