短  歌  集
 2 0 0 7 年
 2  月
メンタルの講習会に熱くなり明日の我が身か力が入る 07.02.28
高原の大根畑に春が来て臭い流れて暖冬を知る 07.02.27
大粒のホッキ手にして炭火焼赤い炎に負けじと赤く 07.02.26
ホッキ焼く臭いを運ぶ浜の風寒さ忘れて笑みがこぼるる 07.02.25
赤々と燃える炭火でホッキ焼く磯の香りに旬の味する 07.02.25
冬山を仰ぎ見るたび思うことあの頂きに登る我あり 07.02.25
助手席で手鏡ながめて化粧する働く女性の姿うつして 07.02.24
週末は晴れの予報の天気なれど期待はずれて蔵王山見えず 07.02.24
建設の工事現場の重機たち手先のように器用に動いて 07.02.23
緑濃い生わさびの初出荷笑みがこぼれる加美の人たち 07.02.22
ゆったりと霞たなびく冬の朝射し込む光やわらかくなり 07.02.21
冷え込みて焚き火を囲んだ老人のゲートボールの音が乾いて 07.02.21
”落札”とメール届いたタラバガニ期待膨らみ待つ身もつらし 07.02.20
青と白くっきり浮かんだ蔵王山絵を見るような冬の景色に 07.02.20
テレビ見て眠るその夜に夢枕イタリアのパスタ食す我あり 07.02.19
唸り声あげて働くショベルカー今日は休みだ日曜日の朝 07.02.18
桃色の色鮮やかな盆梅の春の臭いに酔いしれるなり 07.02.17
一夜明け昨日の雨が凍りけり冷凍庫のように真っ白になり 07.02.16
もさもさと降る雪外をながむれば生まれし街を懐かしく思う 07.02.15
冬雨に徒歩通勤を中断し着膨れ電車に人息つらし 07.02.14
朝もやに光さす影やわらかく朝餉のしたくの煙が揺れる 07.02.13
ドイツから写真添付のメールなりこの世に生まれし喜び思う 07.02.12
ベランダに鳩一羽が飛んでくる平和の鳩にならざるなりし 07.02.11
窓越しの光求めて飼い猫の思う気持ちは人と同じに 07.02.10
冷えこみし広瀬の川に鳥つがい餌を探して尻だけ見ゆる 07.02.09
まんさくの花が咲きそう暖かき日が過ぎて早2月となり 07.02.08
なんとなく思う気持ちの短歌です言葉にあわらす見える気持ちを 07.02.07
月明かり足元照らして道しるべ遠くに見える灯かりを目指して 07.02.06
赤い橋塗り替えて鮮やかに広瀬の水面に静かに写る 07.02.05
春分の暦の上に春がきて昨日の豆がベランダに残る 07.02.04
節分の豆まき飛び交う列島に日本の文化もまた味があるなり 07.02.03
すっぽりと雪が包んだ町なれば家の明かりに平和を思う 07.02.02
寒くとも草木も生えるこの月に如月と呼ぶは昔の知恵なり 07.02.01