さよならJAPAN
pc18
「なんで浜崎あゆみが表紙なの?」4月号のJAPANの表紙を本屋で見て、もうJAPANを買わないことを心に誓った。「もっとロックな雑誌だと思ってたのに・・・」私はショックでした。確かに編集長が変わってから、(山崎洋一郎から鹿野淳へ)何かが違うと思っていたけど、まさか、コギャルの教祖なーんて崇拝され、音楽よりもそれ以外のところで注目を受け、付録的に結果出すCDが売上を伸ばしているような小娘が表紙になるなんて。そういえば発売日前、フジの朝のワイドショー「とくダネ」で”浜崎あゆみが半生を語る”みたいな特集をやっていたっけ。前田忠明がしきりに父親の蒸発云々、その瞳の奥には云々、熱く語っていたのをみた。しかも、彼の後ろの画面には彼女が表紙のJAPANが映っていた。よく話を聞いてみれば、「鹿野さんは・・・」なんて言ってるし。
ついにこんなうちの母親が毎朝「小倉さんいいわよねぇー」ってうっとりしながら見るテレビ番組に手を染めてしまったJAPAN。多分、山崎洋一郎だったら、こんなことしなかったろうな。確かに、ベストアルバムが宇多田ヒカルのアルバムと並んで売れまくっている。それは事実。でも、JAPANで扱うような人物か?まず、ロックであることが最優先じゃないの?作詞作曲すべて自分で手がけて初めて自分で自分の曲を語る権利があるんじゃないのか?
どんなもんか百聞は一見にしかず、買って読んでみた。
ガッカリでした。
まず、浜崎本人がJAPANで自分の半生をしゃべりたいと、自分からJAPANにオファーした事。
そして、そのオファーを鹿野氏が受けてしまった事。
最後に、デビューしたての頃、浜崎はこの音楽というものにナメてかかっていたという事。
ふざけてる。デビューしたくてもできないバンド、デビューしても結果が出せずに散っていってしまうアーティストがたくさんいるのに。
お前は血の滲むような努力をいつしたのだ?
悲しくなってしまった。しかも4万字。なぜこの小娘に4万字。
鹿野氏が考えてることはさっぱりわからん。ただただ褒めちぎるだけの文章しか書けない編集長。
悲しい雑誌になってしまったようです。
もうPATIPATIのようです。
そして、5月の表紙は宇多田ヒカルでした。
私が本屋で更なる決意を固めたのは言うまでもない。