Visitor's Review

音楽雑誌の良し悪しは趣味が合うか合わないかなのか?
関 俊一 

 私がロッキングオンを買い始めたのは大学に入ってからです。高校までは邦楽しか聞かなかった私は大学でバンドを始め、周りの友達から洋楽と渋谷陽一の洗礼を受けました。
私の好きな音楽というのは「グルーヴ」のある音楽です。洋楽聞き始めはハードロックをメインに聞いていたのですが(まだボンジョヴィなどハードロックがチャートの真ん中にいたころだったのです)、エクストリームを聞いてからファンキーに目覚め、そこからレッチリ、プリンス、レニクラなど「ファンキー」「グルーヴ」という単語があれば何でもCDを買っていました。
そのころからロッキングオンを読み始めたのですが、その後のオアシスも含め、私と増井さんは音楽の趣味が合っていました。勝手に同レベルで語ってすみません。ちなみに鈴木喜之さんとも趣味が似ています。勝手に同レベルで語ってすみません。
増井さんの文章はとてもストレートでわかりやすく、またエネルギーがあります。これはその音楽を素直に心から良いと思っているためだと思います。下心がない。増井さんが少年漫画を好きなのも同じ理由だと思います。
しかし増井さんは編集長を辞め、さらにロッキングオン社まで辞めてしまいました。後釜の宮嵜さんは肉体性のある「グルーヴ」よりトラウマや文学性などに重点を置いたものがお好きらしく、ちょうど同じ時期に鈴木さんも異動になり、私と趣味の合う人はいなくなってしまいました。
ディスクレビューを見ても買うのを迷うようなCDはなかなかなく、インタビューも知らないアーチストばかりになってしまいました。毎月ロッキングオンを買っても渋松しか読まないようなここ数ヶ月でした。
私がロッキングオンに興味をなくしていた別の原因は世間の音楽にもあります。先ほど書いたレッチリ、プリンス、レニクラたちも私の心を震わすことが少なくなり、かといって別のすばらしいアーチストが登場してくるわけでもない…。だんだん洋楽自体への興味も薄れていっていたのです。そこでここ1年ほどはジャパンの方をメインに愛読していました。山崎さんの熱い文章が好きだったのです。
しかし今月のロッキングオンでなんと編集長の交代がアナウンスされていました。後任は今私の一押し山崎洋一郎さんではないですか!しかも柳さんまで!
これでロッキングオンは面白くなるでしょう(私にとっては)。宮嵜さんが悪いわけではありません。雑誌は編集長のものなので編集長が好きなものが前面に出てきて当然だと思います。そしてそれが私と合わなければ私がつまらないと思うでしょうし、趣味が合えば面白いと思うでしょう。ファッション雑誌で自分の好みと違うファッションが載っている雑誌は買わないのと同じです。当然音楽以外の部分(その他のカルチャーページや連載ものなど)で雑誌の面白さを上げることもできますが、やはり音楽雑誌なので音楽がメインなのは当然です。
あー、あとは増井さんが戻ってきてくれればなー。詳しくは知りませんが、会社を辞められた経緯は複雑らしいのでそれは無理だと思いますが…。どこかで岡村ちゃんのインタビューやってくれないかなー。

ふなくんさんの書いていた『マンガに恩返し』、私も本屋で見つけて即買いました。久しぶりに読む増井さんの文章はやっぱりストレートでわかりやすく、作品に愛情が感じられるものでした。

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