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RO's report
今回のテーマ:BLUR「13」
このテーマは終了しました。ありがとうございました。
グレアム!!大好き!!
チエコ
既存のものを破壊すること、自分を投げ出しさらけ出してモノを作ることそれがロック(あるいはポップ)アーチスト
としてのあり方であると思う。なぜならロックとは反抗や反逆から生れた、システムと対極にある音楽だからだ。
そこに留まらないことは、成功者BLURにとっての至上命令であったはずだ。ジョンレノンが苦悩しながら名曲を
生んできたように、ある種のアーチストにとって自己否定こそが自らの音楽を高めていくことになるのである。
『blur』『13』にはネガティブな要素がその根底にある。ポップミュージックとの決別、その強烈な
痛々しいまでの自己否定は間違い無くBLURを成長させた(と僕は感じる)。
僕はこれからもBLURを支持する。
しゅんすけ
s-masabayasi@ann.hi-ho.ne.jp
「TENDER」最高!最初のインパクトは薄いけど,聴けば聴くほどこの曲に包まれる快感を覚えてくる。
あと「COFFEE&T,V,」の最初のギターフレーズ、「BATTLE」の歌い始めのメロデイーと
コードのバランス,「BLUREMI」のイントロなんかはめちゃくちゃカッコエエ!前作は1曲1曲
それぞれ独立した良さがあったが,今作はピースフルな佳曲から幕をあけて,2曲目からは塊になっているかんじで、
その中にプロデユーサーとメンバーそれぞれの試みが散りばめられているといった感じでしょう!
島田大作
fwng0399@mb.infoweb.ne.jp
ロックというのは、生意気な音楽である。この世に生を受け、たかだか40年ぐらいしか経っていない癖に、
人殺しをしてみたり勝手に死んでみたり自愛に溢れるチャリティをしてみたり蘇ったり転生したりなんかも
してしまう。何がロックを、そうさせるのか、あるいはロックの何が自らを、そう強いるのか。是非正誤と
いう問題ではなく、また、臨界点も無く飽和すらせず実はどこに到達しておらず、ただただそれを解く鍵ばかりが、
バラバラと当たり一面に散らばっているような音楽だとしか、僕には思えない。奇しくも「13」と題された、
blurのニュー・アルバム。まだどのインタヴュ−も読んでいないし、歌詞にすら目を通していない。
というか、この音の前で何よりも大切なのは、ただひたすら耳を傾ける事だけなのではないだろうか。
ここには、「boys&girls」などと騒いでいた、やんちゃ坊主どもはもう居ない。まるで20年選手の
ロック・バンドのラスト・アルバムのような音色すら漂うこの音は、何かの終わりではなく、全ての始まりの音。
Blurはついに己と真っ向から対峙してしまった。ロックがblurにそれを強いるのか、blurが、ロックに
それを求めたのかも、解らない。これからも彼らは非常に優秀な音の塊を提示し続けていくのだろうが、
7年ぐらい経ったある日ふと聴き直してみたくなるような、そしてその時はじめてこの音の意味を解く鍵が
みつかるような、確かにかすかにそれだけは、感じることのできるアルバムである。
hiro-mtb
hiro-mtb@wa2.so-net.ne.jp
派手さはないが良いアルバムだと思う。
ただ、初めて"Modern Life Is
Rubbish"や"BLUR"を聴いたときのような、「やられたぁ!」
という感じはしなかった。これを安易に『BLURの最高傑作!』と断言してしまうのには抵抗がある。
だけどそれと同時に、かつてキンクスの"ヴィレッジ・グリーン〜"が結果的に、その後の彼等の方向性を
決定付けてしまう「必殺の一枚」となったように、5年後、10年後このニューアルバムに一体どういう評価が
下されるのか楽しみでもある。
とにかく、セールスや現時点での評価等ヤボな話は抜きにして、長い眼で見てあげたい好アルバム。
踏切
4real@mail.goo.ne.jp
正直まだ馴染めてはいません。けど、なんとなく流す回数が増えて心地よく体に染みていってる感じは
少しずつだけどします。私の場合彼ら(ブラー)は昔から好きで魅力を感じてるバンドだったので、
こういった大きな変化はとても嬉しく思います。無理している風でもないし。
もしかしたらとっても大きくて包容力があって、とてつもない作品かもしれない、という予感はありますが、
実感としては残念ながら全然です。その霧が晴れてすばらしい視界が広がるのを待っています。
(まさにテンダーの、「waitingfor that feeling」ってやつでしょうか?)
そうなるといいんですけど。
アスク
shosho2@mail.goo.ne.jp
シングルとなった「テンダー」を聴いた瞬間、僕はジョン・レノンの
「ギヴ・ピース・ア・チャンス(邦題:平和を我等に)」を連想した。彼らはジョンの曲を
念頭に入れて意図的に作ったのに違いない。まさにパロディだ。昨年秋以来巷で流れている
ビートルズ/ジョンの曲は僕が確認しているだけで、4つにのぼる。それも全てシステムを
維持したい側から流されたものばかりだ。当時ジョンはラヴ&ピースをアンチ体制としての
闘争概念として使っていたというのに。ジョンが「イズムイズムばっかしさ、だけど僕らが
いっているのは、平和を我等に、ただこれだけさ」と歌ったのに対し、彼らは「カモン、カモン、
ベイベー、乗り越えるんだ」と時代に挑発するかのような態度でそして気楽さで歌う。今の時代に
必要なものって、ただそう歌うことだけだろ?
そう、ただ歌うだけでいいんだ、カモン、カモンって。
単純だけど、大きなうねりが物凄く感じる曲。
……なんか「テンダー」レヴューになってしまった。
wakaba
a1696155@cc.aoyama.ac.jp
いやー買ってないやつはすぐ買え!ブラーの存在が薄れていたわたくしにガツンと一発!
すばらしくも繊細に大胆なあるばむだ。わたくしやはりブラーを信じることに決めました。
優しくブラーを見守っていこうよ、みんな!
熟椎名 林檎
いくらアバンギャルドになってもポップな部分をなくしてしまわないところになんとなくビートルズを感じてしまう。
前作がラバー・ソウルで今作がリボルバーってところかな。
ROO変酋長
cheap@kcn.ne.jp
「ロック」って何?そんなことを思いながら私は10代を過ごし、「ロックバンド」と呼ばれている人達の音楽を
聴きながらこれが「ロック」なんだと自己暗示のように自分を納得させていた。でも、それがオアシスのリアムの
出現により、初めて自分の中に「ロック」に対する道ができ、いままでできなかった区分けができるようになった。
blurの3rd「パークライフ」は90年を代表するポップアルバムであり、「ポップ」って何と聞かれた時に
真っ先に薦めるアルバムである。これを聴けばそれが何であるかわかるよって。ポップバンドがロックバンドになること。
多くの人は納得せず、「見せかけだけの変化」と、とるかもしれない。でも、そういう人達にこそ聴いてほしい。
「パークライフ」を、そして「13」を。根底にある「ブラー・ポップ」は確かに「13」でも存在するが、
そこには確かに「パークライフ」とは違う線がひかれている。これはまがいもなくロックアルバムなのである。
「ロック」とは何なのか?それを「13」は再認識させてくれ、そして自我を目覚ませてくれた。
「俺も「ロック」でありたい」と。
nova
またもや彼らはロックの荒野に向かって飛び出していった。もはやその何物にも抑えきれないであろうその情熱は
メロディをも飛び越えて、我々にダイレクトに伝わってくるものとなった。
明らかにJ・レノンを想起させる愛の
アンセムとなった先行シングル「テンダー」から発せられる惜しみない愛への賛美と信頼感。ゴスペルのコーラスに
乗せて歌われるデーモンのヴォーカルはこれまでになく柔和で優しさにあふれている。生まれながらの名曲であり、
10年後も20年後も聴き続けられるであろう。
ウイリアム・オービットをプロデューサーに迎えた今作ではブラーは
ノイズという新たな武器を手にした。全編を支配するノイズの洪水はあくまでウイリアム・オービットの手により
巧みに配置されているが、もうメロディだけには頼らない、前を向いて行くんだ、俺達にはできる!
そんな気概すら
感じる冒険心に富んだ野心作「13」。前半はそれでもこれまでのブラー路線を今の彼らなりになぞらえた感じがあり、
その「テンダー」、ブラーパンクの新解釈「バグマン」、グレアム・シングス・デーモンズ・ソング(肩の力の抜け具合は絶妙)
である「コーヒー&TV」、インパクト抜群の奇形ポップ「スワンプ・ソング」、爆裂する狂気「B.L.U.R.E.M.I.」とまだメロディが
遠くに聞こえている情景だが、後半は一気にカオティックな光景へ。その光とノイズとシンセの音をかいくぐっていった先に
ポーンと投げかけられる美しすぎる小品「ノー・ディスタンス・レフト・トゥ・ラン」。出口のない絶望的な状況をここまで美しく
描き出すブラー。光と影のコントラストがノイズを介して鮮やかに映し出される。明らかに新章であり、明らかに前人未到の
大きな一歩だといえる。
ここまでの彼らの道のりを考えれば、この作品を聴くと俄然勇気が沸いてくるのだ。そして、彼らを
最高のUKロック・バンドたらしめているのは、ここが最高到達点ではないだろうと思えるところにこそある。
ブラーは必ずやってくれる。
http://www.geocities.co.jp/Broadway-Guitar/3918/praiseyou.html
askme askme@mcn.ne.jp
ブラーの今までのアルバムは全部、即買い、だったのに今回はなぜかまだ買ってない。なぜだろう。
44magnum
個人的にはメチャ気に入ってるんですけど、でもこれがダメだと言う人の気持ちも分かります。
何ていうか「頑張ってる」感じが全然しないんですね。UKロックが好きな人って基本的に
ギターがキラキラ鳴ってるパキッとした音が好きですからね、今回の脱力系の音は馴染めない人も
多いでしょう。それにしてもW・オービットは今作といい、マドンナのアルバムといい当たり
まくってますね。バンドの力ももちろんだけど、「13」はW・オービットの貢献無くしては
ありえなかったと思う。
ケミ
chemical@SAFe-mail.ne.jp
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