所在地 | 長崎県長崎市上西山町、諏訪神社参道 |
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建立 | 1984年11月 |
補記 | 路面電車の諏訪神社前駅から鳥居を抜けて参道の坂道を上っていくと、左手にあります。表には山本健吉の『母郷行』が、裏には井上靖の文が刻まれています。 |
画像 | 碑外観(50.7KB) 背面碑文(88.4KB) |
地図 | ※参道のこの辺りにあります。 |
碑文 |
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日本独自の"美"の探求に、山本健吉氏ほど己れを盡した人を知らない。不朽の名著「いのちとかたち」「詩の自覚の歴史」を初めとする一連の仕事には、己れを盡した人だけの持つ凛乎としたものと、醇乎としたもののあるのを感ずる。併し、氏の仕事はまだ終わっていない。新しい山嶺を窺っている氏の今後を、同時代に生きる一人の作家として見守り続けてゆかねばならない。そして氏の驥尾に付して、私も亦私の道を歩もうと思うのだ。 昭和五十九年十一月 井上靖・誌す |