No.26 天龍川河川敷の碑

所在地 静岡県磐田郡佐久間町中部上島、上島キャンプ場、天竜川河川敷
建立 1988年10月
建立者 佐久間町町長、小原侃之輔
管理 佐久間町役場
設計 船越保武
素材 黒花崗岩
補記

「天龍川・讃」、詩集「星欄干」所収

佐久間市は「川」をテーマに町造りを進める所から「川の話」等の作品を持つ井上靖の碑を建立。小説「満ちてくる潮」の舞台にもなっている。

ひとこと

佐久間町内の国道473を走っていると『上島キャンプ場入り口』という標示があるので、そこを入って行くと辿り着けます。

この碑ですが、裏側にも碑文が彫ってあるので見落とさないようにしましょう。  (記:ばりばり蟹座)

画像 碑外観(79.4KB)
関連サイト

佐久間町WebSite』 『旅』から『井上文学碑』で情報あり。

地図 MapFan Web ロゴマーク ※坂を下って左側にあります。
碑文

天竜川・讃

北斗と織姫の間に横たわっている星座は、天龍と名付けられている。長く、美しい星の帯。あるところは烈しく、あるところは静かに輝いている。

その空高く竝んだ星たちが、己が出生の地を、大和島根に求めんとすると、列島のほぼ中央、天龍渓谷ということになろうか。諏訪湖と遠州灘を結ぶ烈しく、美しい水の帯。あるところは澱み、あるところは急端をなし、時に流れは身を翻し、龍となって、天を窺っている。

井上靖

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