所在地 | 静岡県沼津市御幸町15−1、市民文化センター前(建物内にもう一つ) |
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建立 | 1988年7月 |
建立者 | 香陵同窓会 |
管理 | 市民文化センター |
素材 | 黒御影石 |
補記 | 「思うどち」で始まる碑は三ヶ所にある。駿河平の井上文学館、沼津市の妙覚寺、文化センターに同じ詩がある。 「ふるさと」は鳥取県日南町にも類似の詩がある。詩集「遠征路」に所収。 |
ひとこと | 一つはグラウンド前に、もう一つは文化センターを入って正面の階段手前、左手にあります。ちなみに、この場所は旧制沼津中学校(現沼津東高校)跡です。 (記:ばりばり蟹座) |
画像 | 碑外観(56.5KB) ※mori_suguruさんが提供してくれました。 壁面の碑文(12.0KB) |
関連サイト | ・『沼津市教育委員会』 『芸術・文化』>『沼津市の文化財』>『文学碑編』>『(3)市民文化センター』 ・『沼津市公式ホームページ』 『沼津の観光』>『史跡めぐり』>『文学碑編』>『(3)市民文化センター』 ※基本的に両方とも同じ情報です。 |
地図 | ※上の関連サイトに詳しい場所が載っています。 |
碑文 |
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思うどち 遊び惚けぬ そのかみの 香貫 我入道 みなとまち 夏は夏草 冬は冬濤 井上靖 |
ふるさと “ふるさと”という言葉は好きだ。古里、故里、故郷、そして、故園、郷関、−故園は軽やかで、颯々と風が渡り、郷関は重く、優秀の薄暮れが垂れこめているが、どちらもいい。しかし、私のもっとも好きなのは、論語にある“父母国”という呼び方で、わが日本に於ても、これに勝るものはなさそうだ。ふるさとはまことに、“ちちははの国”なのである。ああ、ふるさとの山河よ、ちちははの国の雲よ、風よ、陽よ。 井上靖 |