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西域─人物と歴史─
筑摩書房 現代教養文庫
初版発行 1980年4月30日
解説  
頁数 242
収録作品数  
西域とは本来中国人にとって「西の地方」という意味である。しかし、その概念も西方についての中国人の知識が豊かになるにつれて拡大していった。はじめは中央アジアに限られていたのが、イラン、メソポタミア、地中海沿岸、そしてヨーロッパにまで拡大された。 本書は、初期の西域、すなわち中央アジアに繰りひろげられた民族の興亡の歴史と、その歴史のあざやかな一コマを色どる長騫や班超の偉大な冒険、王昭君の悲劇などを作家と歴史家のみごとな筆致で描き興味つきないドラマとなっている。
備考
共著・岩村忍
現代教養文庫備考
本書『西域―人物と歴史―』は昭和三十八年筑摩書房よりグリーンベルトシリーズ『西域』として刊行された。ただし、現代教養文庫に収録するに当って若干の写真等を付した。
教養文庫『西域』備考
グリーンベルト・シリーズ15
書かれてある内容は、20年程前に「井上靖エッセイ全集」として編纂されたものにも載っています。第9巻「西域の山河」の『西域に招かれた人々』で、張騫、班超、王昭君、玄奘、ジェラル・ウッディン、5人についてのものです。 (shinobuさんより)
文庫本限定!井上靖館作品