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上村松篁
天目山の雲
角川書店 角川文庫
初版発行 1975年2月10日
解説 山本健吉
頁数 283
収録作品数 12
勝頼は天目山に入ろうとした。勝頼が最後に選んだ拠点であった。しかし、村人は一団となって、山上から鉄砲を放って、勝頼の入るのを拒んだ。勝頼は天目山で再起の機会を掴むつもりだったが、それも許されなかった。この時勝頼につき従う者は四十四人になっていた。―― 名将信玄亡きあと武田家を継ぎ、父の名声への対立心から進んで戦に挑んで敗北、ついに織田軍に追われ、甲州天目山付近で一族と共に自刃して果てる、非運の人武田勝頼を描く表題作ほか、11編を収録。
備考
ISBN4-04-121630-3
収録作品 初出年 情報 紹介 感想
1 桶狭間 1952年 有    
2 平蜘蛛の釜 1958年 有    
3 信康自刃 1953年 有    
4 天正十年元旦 1955年 有    
5 天目山の雲 1953年 有    
6 利休の死 1951年 有    
7 佐治与九郎覚書 1953年 有    
8 漂流 1953年 有    
9 塔二と弥三 1963年 有    
10 明妃曲 1963年 有    
11 異域の人 1953年 有    
12 永泰公主の頸飾り 1964年 有    
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