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村沢朝子
城砦
角川書店 角川文庫
初版発行 1966年12月30日
解説 福田宏年
頁数 698
収録作品数 1
江上透子は長崎で原爆を体験した。この世の終えんを目のあたりにしたその時以来彼女の心は冷たい城砦に閉ざされ、愛の世を信じない。挙げ句死を求めて北陸海岸に赴くが、その跡を恋人高津と追った紳士は叫ぶ“愛が信じられないなら愛なしで生きてごらん”
被爆女性の心の荒廃を描き、人生における愛の意味を問う格調高きロマン。
備考
 
収録作品 初出年 情報 紹介 感想
1 城砦 1962年 有    
文庫本限定!井上靖館作品