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カバー
粟屋充
盛装(上・下)
文藝春秋 文春文庫
上巻
初版発行 1980年9月25日
頁数 382
養女の瑟子がよりによって俳優と心中未遂を起こした。動?する養父母は傷心の娘を抱えて途方にくれるが、事件の裏にはどうやら複雑な女心の潔癖さが隠れているらしい。何故に彼女は親しくもない男と入水したのか。世間の目を逃れるために瑟子は、父の秘書安原とカメラマンの早見とに伴われて浅間山麓に出発したが……。
備考
文春文庫104-19
下巻
初版発行 1980年9月25日
解説 福田宏年
頁数 366
瑟子をモデルにした「霰を拾う女」は国際写真展優秀作品を受賞した。そのことから早見との間は接近しはじめたかに見えたが、奇妙な巡り合わせで瑟子の胸中にある男性と早見が心を寄せる女性とは夫婦であった。一方には安原の求婚もある。二人の愛は終わり二人にとって新しい愛の始まりとなるだろうか。 解説・福田宏年
備考
文春文庫104-20
昭和52年4月文藝春秋刊行
収録作品 初出年 情報 紹介 感想
1 盛装 1963年 有    
文庫本限定!井上靖館作品