──「初心集」とでも名付けたいような随想集である。三十代、四十代、五十代、六十代、それぞれの初心がここには集められている。 (著者あとがきより)
ふるさとの山や河、忘れえぬ人々、文章修行のこと、酒との出逢い言葉と詩歌の心、芸術論、中国旅行など、折々の心に沁みる日常を澄明に刻む掌篇随想集