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カバー
加山又造(東京国立近代美術館所蔵)
井上靖全詩集
新潮社 新潮文庫
初版発行 1983年8月25日
解説 宮崎健三(昭和58年7月、詩人)
頁数 263
収録作品数 1
清冽な抒情あふれる散文詩の世界は、井上文学の精髄であるとともに、現代詩の系譜の中でも類を見ないユニークな光彩を放っている。人生への愛、死者への慟哭、青春の疼き、運命に対する畏怖など、さまざななモチーフを謳った詩篇には深い静寂と諦念にも似た明澄さが漲っている。既刊のの5冊の詩集の全てと最新作、拾遺詩篇多数を収録する。半世紀に及ぶ詩業の集大成。
備考
新潮文庫い-7-29
ISBN-4-10-106329-X
『北国』は昭和33年3月東京創元社より、『地中海』は昭和37年12月新潮社より、『運河』は昭和42年6月筑摩書店より、『季節』は昭和46年11月講談社より、『遠征路』は昭和51年10月集英社より、それぞれ刊行された。≪西域詩篇≫は昭和54年3月毎日新聞社発行「敦煌−壁画芸術と井上靖の詩情展」小冊子に収録された。≪拾遺詩篇≫は昭和54年12月新潮社刊『井上靖全詩集』に初めて収録された。
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