カバー |
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脇田和 |
少年・あかね雲 | |
新潮社 | 新潮文庫 |
初版発行 | 1978年10月27日 |
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解説 | 北杜夫(昭和53年8月) |
頁数 | 299 |
収録作品数 | 18 |
子供はただ遊びほうけるだけの素朴な存在ではない。獣にも似た鋭い嗅覚を持ち、大人もおよばない豊かな感性を内に秘めている。??本書は、はるか彼方に過ぎ去った少年時代の懐かしい情景を、幼い魂に映じた大人の世界を、自伝風にあるいはフィクションをまじえて描いた珠玉作18編を収録する。少年の心の機微を見事に浮き彫りにし、清冽な詩情とさわやかな郷愁のあふれる一巻。 | |
備考 | |
新潮文庫い-7-24 ISBN4-10-106324-9 「帽子」「魔法壜」「ある女の死」「ハムちゃんの正月」「とんぼ」「馬とばし」「岩の上」「裸の梢」「夏の焔」「あかね雲」「魔法の椅子」は新潮社刊『あかね雲』(昭和48年11月)に、「滝へ降りる道」「晩夏」は小説朝日社刊『黄色いカバン』(昭和27年10月)に、「少年」は角川書店刊『少年』(昭和32年12月)に、「帰郷は」光文社刊『青いボート』(昭和33年5月)に、「黙契」は筑摩書店刊『騎手』(昭和30年10月)に、「白い街道」は東方社刊「その日そんな午後」に、「眼」は講談社刊『凍れる樹』(昭和39年11月)に、それぞれ収録された。 |
収録作品 | 初出年 | 情報 | 紹介 | 感想 | |
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1 | 帽子 | 1966年 | |||
2 | 魔法瓶 | 1967年 | |||
3 | 滝へ降りる道 | 1952年 | |||
4 | 晩夏 | 1952年 | |||
5 | 少年 | 1954年 | |||
6 | 帰郷 | 1955年 | |||
7 | 黙契 | 1955年 | |||
8 | 白い街道 | 1955年 | |||
9 | ある女の死 | 1957年 | |||
10 | ハムちゃんの正月 | 1959年 | |||
11 | とんぼ | 1959年 | |||
12 | 馬とばし | 1960年 | |||
13 | 岩の上 | 1962年 | |||
14 | 裸の梢 | 1963年 | |||
15 | 夏の焔 | 1963年 | |||
16 | あかね雲 | 1963年 | |||
17 | 眼 | 1962年 | |||
18 | 魔法の椅子 | 1965年 |