掲示板ログ 2003年12月


[1159] 寒くなってきましたね。 投稿者:ヘディン 投稿日:2003/12/01(Mon) 17:46
 だんだん寒くなってきましたね。職場の前の銀杏の街路樹が落葉し始めたなと思っていたら,先日業者さんがザックリザックリと枝(というか幹?)を剪定していき,見る影もなく寒々とした樹になってしまいました。とうとう秋も終わりかぁとしみじみ思いました。(と言っても今年は暖冬ぽいですね。)
 ここしばらく「白い風赤い雲」という作品を少しずつ読んでいます。主人公は母子家庭に育つ男の子なのですが,少年時代の心細さ,寂しさがうまく表現されていて,自分の少年時代を思い出し,なんとも切ない気持ちになります。(私はまだ父親も健在ですが…)こういう男の子の微妙な気持ちを書かれた井上靖さんというのは,やはり心優しい人だったんだろうなと思いながら読んでいます。どなたか読まれた方おられますか?

[1160] 楼蘭のLD 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/12/03(Wed) 01:17
遂に師走に入りましたね。今年も、残すところあと僅かです。
みなさん、元気ですか?
僕は風邪を引いてしまい、しばらく寝込んでました(^_^;
久し振りに風邪を引きましたが、やはり辛いものですね。
みなさんは、くれぐれも気を付けてくださいね。

掲示板でバニーさんが書かれていた椎名誠の『楼蘭』のLDですが、なんと!バニーさんからビデオを頂いてしまいました!
まさか映像で見れるとは思っていなかったので感激です。バニーさんに多謝!
冒頭の部分を少し見たのですが、井上靖の『楼蘭』から引用があったりして、嬉しくなったり。
週末にでも、じっくりと鑑賞したいと思います。

>ヘディンさん
うちの大学の木は放ったらかしで冬になっても剪定されないんですが、紅葉が落ちて枝だけになってくると、やはり秋の終わりを感じてしまいます。
しかし、この時期にまだ落葉が少ないところを見ると、今年の冬は暖かそうですよね。
「白い風赤い雲」はまだ読んでいませんが、井上靖の小説で子供の気持ちを通して描かれている作品というのは珍しい気も。
井上靖の心優しさが伝わってくる……良いですね。

[1161] 読んだことあります。 投稿者:座禅草 投稿日:2003/12/19(Fri) 11:17
ヘデインさん
「白い風赤い雲」。前に読みました。(どのくらい前にかって?言いたくないです。)
「春ちゃんとか言うやさしいお姉さんがでてきませんでしたか。

そのお姉さんに連れられてお金持ちそうな家に行く箇所がありました。
大人の話に飽きてしまって、その客間に飾られている高価そうな人形の白い顔に、そっと触れて見る場面をおぼえていますよ。
すると人形の顔に指あとが黒く残こり、あわてて唾なんかを付けてきれいに拭こうとしたのに、汚れはもっと広がってしまう。
主人公の男の子はすっかり嫌気がさして、「おうちに帰る帰る」と騒ぐそんな場面。なんだか男の子のビックリした様子に実感があったので、おぼえているのですが。


[1162] 少年時代の記憶 投稿者:ヘディン 投稿日:2003/12/20(Sat) 19:33
>座禅草さん
確かにそんな場面,ありましたよね。この「白い風赤い雲」という作品の中で,大した事でもない失敗などで急に泣き出したり,ささいな事でふと心細くなったりする主人公の,子ども特有の発作的な感情の吐露が自分の少年時代の実体験と重なって,何とも切ない気持ちになりました。他の作品とは趣が全く異なりますが,大切にしたい作品の一つになりました。

>ばりばり蟹座さん
お元気ですか?野良犬少年さんのサイトによると,来年の1月25日(日)に天城湯ケ島町で「あすなろ忌」があるようですね。蟹座さんは参加されるのですか?私は図らずも「海峡」の旅とバッティングしているので,遠く下北半島で井上靖さんの泊まられた部屋で宿泊し,井上靖さんのこと,そして「あすなろ忌」に思いをはせたいと思います。

[1163] 出来ることなら 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/12/22(Mon) 00:42
>ヘディンさん
ここ最近は急に寒くなってきましたが、なんとか元気でやっております。
1月下旬は修論の追い込み時期でして、行けるかどうかは、その時になってみないと分からないという状況です。
今回で最後かも知れないと言うことで、出来れば参加したいのですが。

[1164] 帰省 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/12/28(Sun) 01:13
昨日から実家に帰ってきていますが、のんびり出来て良いですね。
今朝は起きたら雪で、外の景色も白一色。
寒いので家にこもってました(笑)

そんな訳で久しぶりに時間が出来たので、二つほど更新を。
一つは、井上文学碑の硫黄島の鎮魂碑の写真。
もう一つは、講談社文芸文庫の『補陀落渡海記』の収録作品です。

硫黄島の文学碑の写真は、yakkoさんの同僚の方が硫黄島に行った際に撮ってきてくれたもので、yakkoさんに画像を送って頂きました。
yakkoさんと同僚の方に感謝!

講談社文芸文庫の『補陀落渡海記』に、文庫本に未収録の作品が新しく収録されていることはありませんでした。
けれど、絶版になっている文庫本にしか収録されていなかった作品の幾つかが、この『補陀落渡海記』で新しく収録されているので、これは嬉しいかと。

旭川の井上靖記念館で開催されていた特別展示も、明日(日付では今日)で最終日ですね。
そういえば、札幌にいる友人に、旭川に行く機会があれば記念館に寄ってパンフレットを買ってくれるようにと頼んでいたのですが、どうなったかな?