掲示板ログ 2003年4月


[943] 帰省 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/04/01(Tue) 23:57
滋賀県に帰って参りました。
浜松は既に桜が満開だったのですが、こちらはまだのようで、2回も満開の桜が楽しめるのかと思うと、楽しみです。
この帰省中に、高月町の文学碑と井上靖記念室でも見に行きたいと思っています。

>野良犬少年さん
実は、カタナは整備不足で駐輪場に眠っているのです。
錆びちゃう前に何とかしなければ。
道を間違えたのは痛かったです、今度は野良犬さんのサイトにある地図を印刷して持っていかなきゃ。
秋のイベントに向けて、本当にお互い頑張っていきましょうね!

[944] こんにちは 投稿者:三毛猫 投稿日:2003/04/03(Thu) 08:05
おひさひぶりです。ばりばり蟹座さん、お元気そうでなによりです。

もう桜が満開なんですね。私のところ(千葉)まだまだですよ。でも3/30に上野に行きましたら、新聞では五分なんて書いてあったけど、8部咲きとういところでしょうか春爛漫でした。滋賀の桜も存分に楽しめて帰省ですね。

文学碑のページのたいへんな充実ぶりに嬉しいやらびっくりやらしています。
写真もそうですが、地図に飛べるのは嬉しいですね。
前にも増して貴重な井上靖作品館になってきました。
下の941の文学碑巡りも楽しく気持ちよく読ませていただきましたよ。
野良犬さんのところもそうだけど、井上靖ファンにとっては、ちょっとした会話やその様子などがあると、こころうきうきときめいてしまいます。
今後ともよろしく。


[945] 遠山の金さん 投稿者:湖の子 投稿日:2003/04/03(Thu) 22:27
サクラ満開。
マンカイって言葉がいいですね。
いかにも、って感じです。

 新聞のサクラ開花報道は、各地の気象台の標準木での発表になっていると思いますので、ひょっとすると各地で満開になっているところがあるかもしれませんね。松江でも見頃は7日としましたが、所によって既に散りかけているところがあります。

 すみません。文学碑のページがそんなにグレードアップしていたなんてしりませんでした。いや、頭が下がりますし、その姿勢に学ぶところが大きいです。最近よく県立博物館へ行くのですが、展示で「めのう」の原石が石屑のように積まれていて、ただ無造作に積まれてあるだけだと思いましたら、その小さなかけらひとつひとつに、日付、整理番号、採取場所などが書かれているんです。あれを見たときは軽くショックを受けました。

 サクラは開花第一報から一週間あたりが、見頃となるそうです。花見の日取り、場所取りの計画を立てなくてはいけませんね。


[946] 文学碑巡り〜高月町編 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/04/03(Thu) 22:44
今日は高月町にある文学碑を見に行ってきました。
と言うわけで『文学碑巡り第二弾 高月町編』です!

★渡岸寺観音堂★
電車で高月駅へ、まずは渡岸寺観音堂を目指す。
駅から渡岸寺観音堂までは、歩いて10分ぐらいで到着。

仁王門をくぐって本堂まで行く途中、左手に井上文学碑を発見。
文学碑の写真は都胡さんから頂いていたので、解説の碑を撮影する。

そして本堂へ、十一面観世音菩薩立像と対面。
腰のひねりが、なんとも艶めかしいですな。
部屋の中央に立っておられるので、ぐるっと周りを回って全身を見られるのがよいですね。

他にも拝観している人達がいて、どの角度から見るのが最も美しいかと話していましたが、管理人のおじさんによると、わずか右斜め前から見るのが最も美しいという人が多いそうです。
僕としては、ほんのわずか左前から見るのが一番だと思います。

その後、おじさんと
「若いのに一人で来られるとは、相当な観音好きですな」
「いえいえ、井上靖の『星と祭』を読んで感銘を受けまして…」
などど話していたのですが、素晴らしい情報を教えて頂きました。

毎年8月の第一日曜日は『たかつき観音の里ふるさとまつり』というイベントが行われていて、高月町の秘仏が一斉に開帳されるのです。
ツアーバスも運行されるようですが、駅前でレンタサイクルを借りて、自転車で巡るのが一番だそうです。
おじさん、ありがとうございました!

★出会いの森図書館★
そして、渡岸寺観音堂から歩いてすぐにある出会いの森図書館へ。
図書館の玄関のすぐ前に文学碑があったので撮影。
周りには他にもちらほらと小さい碑が置かれていたのですが、その中に井上ふみさんの碑も発見し、こちらも撮っておく。

職員さんに申し出て、図書館の二階にある『井上靖記念室』へ。
ここでは『星と祭』の原稿や資料を中心に、井上靖由来の品や写真パネル、書斎の再現(なのかな?)がありました。
そういえば、単行本の『星と祭』の表紙は、渡岸寺観音堂の十一面観音様なんですね。

パネルの中に井上靖の笑顔のアップがあったのですが、これは良いです、素敵です、必見!
他にも、山本直純作曲の『序曲 星と祭』なるものの存在を知ってビックリしたり、井上靖が撮影した写真を使ったポストカードが配られていたりと、実に楽しめました。

以上、文学碑巡りの報告でした。
お付き合い頂きまして、ありがとうございました!

文学碑ページの更新は浜松に帰ってからする予定なので、少し遅くなるかも知れません。

[947] 桜吹雪 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/04/04(Fri) 00:05
桜ですが、大津あたりでは既に咲いているところもあるようですが、僕の住んでいる辺りは未だに蕾や二分咲きです。
満開が二度も楽しめるぞ!とか思っていたけれど、浜松に戻る前に満開になってくれるのかな?

満開の桜も好きなのですが、満開を迎えた桜が散って、桜吹雪となって舞っている光景は更に好きだったりします。
もちろん、吹雪じゃなくて、はらりはらりと散っている桜を眺めるのも良いですね。

そういえば、井上靖が桜について書いた作品って、あったかな?

>三毛猫さん
お久しぶりです♪

文学碑のページは喜んでもらえたようで、僕も嬉しいです。
所在地が分かっていても結構探してしまう場合が多いので、今は大まかな場所しか分からない文学碑も多いですが、これから実際に訪ねていく中で、正確な場所に分かるように出来ればと思っています。

文学碑巡りは高月町編も書きましたので、読んでやってくださいね。
巡りとかいいつつ、2つだけですが(^_^;

>湖の子さん
松江城の桜はどうですか?
城と桜という取り合わせは美しいですよね。

めのうの一つ一つに日付や採取場所ですか。
今はただ積んであるだけか知れませんが、採取された時は、その一つ一つについて調べられ研究されていたんでしょうね。
気が遠くなりそう…、見習わなきゃいけませんね。

[948] そういえば 投稿者:三毛猫 投稿日:2003/04/04(Fri) 20:30
桜について書いている、で一番に思うには『淀どの日記』です。
淀どのの心中と桜のさまざまの姿の描かれ方に、井上靖の冴えを感じたものです。人間対、自然・仏像・仏閣・・・すばらしいコントラストをみせてくれます。秀吉の時代も今も、滋賀の桜は素晴らしい咲き方を繰り返してきているんですよね。

高月町編、読みましたよ。8月が狙い目ですね!!

湖の子さん、お久しぶりです。良い花見を!!

[949] 題名って難しいですね 投稿者:スモールパイン 投稿日:2003/04/07(Mon) 23:04
どうも大変お久しぶりです。この前書込んだのはいつだったか忘れてしまいました(笑)。このままでは不義理になってしまいそうなので何か書かねばと思い、最近読んだ「欅の木」の感想などをと思いまして。

 本作は小説ですが個人的には社会派時事エッセイといったところでしょうか。プロットは他の小説やエッセイ等と重なるところが多々ありますので、氏自身肩肘はらずに気楽といっては失礼ですが何やら思うままに筆を進めたのかなと感じました。主人公は氏自身だと思いますが家族との様子などは実際にあったことを取上げているんではなかろうかと思いまして、作品冒頭の主人公の苦虫噛み潰したような独白などは可笑しいですね。
 作品は常に欅が中心となって進んでいくのですが一番衝撃を受けたのは中盤の戦友と再会した夢の話です。一見作品とは関係性がなさそうですが、個人的に本作はエッセイと考えているので、この頃の氏の心の変遷や中年を過ぎて感じるものがあったと思われます。再会描写部分は10頁程ですが小生心がひどく動揺しました。夢のはずなのに真実と錯覚し心が痛かったです。亡き友との再会がこんなにも哀しいものとは。氏がなぜ戦争体験を題材にした作品を書かなかったか理解できた様な気がしました。書かなかったのではなく、書こうにも出会った戦友達やその家族のことを思うとペンが鉛のように重たくなって書けなかったんではなかろうかと。小生の本作の評価はこの10頁足らずにあります。
 まあ、それを除けば30年以上たっても何ら色褪せない内容にはほとほと感心します。「四角な船」もそうですが、30年以上たった現代の方がより本作の訴えるテーマの意味合いが強いように思われます。携帯電話というキーワードがなければ話が成立しないような本が最近多いですが、それを考えれば氏の作品の魅力を改めて感じます。これから新緑の季節になる今がちょうど読みごろと思いますのでお勧めです。すでにお読みの方がいらっしゃれば是非に感想をお聞かせください。

最後に管理人さん、なんとも贅沢な春旅ですね〜。かご前面にでっかい観光マークがついた自転車で方々漕ぎ回ったわけですね(笑)。バリ蟹さんと野良犬さんのHPが相乗効果を生み出しているようで今年は何やらフィーバーの予感です。ではまた

[950] 春爛漫 投稿者:湖の子 投稿日:2003/04/07(Mon) 23:07
松江城はお城祭の行楽客と花見客とで大盛況を迎えたばかり。松江地方気象台は昨日、ソメイヨシノの満開を伝えました。一応、お城にはいきましたが、仕事がらみで「オハナミ」という気分ではありませんでした。しかし、ばりばり蟹座さまの仰る通り、「城と桜」のとりあわせはいいですね。お堀や石垣を淡く彩るステッチのようで。

 発掘資料のことですが、地道に調査するといば、島根県立博物館では、旧松江藩の軍関係の資料を現在調査中とのこと。佐幕派の松江藩は幕府瓦解後、軍関係の資料をほぼ処分したため、当時を知ることが難しいのですが、昨年、同博物館に寄贈された屏風絵の下張りから、同藩の軍関係の資料が多数発見され、現在、調査が進められております。同博物館学芸員は、難解なパズルのようで大変。でもそれだけに楽しい、としていますが、今までに分かっているところまでを聴きましても、小さな紙切れ一つ一つに実に複雑なドラマが詰まっていますね。氏の歴史小説の資料一点一点もそのようなものだったのかな、なんて想い中。

 三毛猫さま、ご無沙汰です。花見は来年へと持ち越し決定!
 


[951] 戻ってきました 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/04/10(Thu) 00:08
浜松へ戻ってきました。
今日からまた研究の日々、頑張ります!

>三毛猫さん
ありがとうございます、『淀どの日記』ですか。
まだ読んでいないのですが、桜が効果的に描かれているとは。
確かに、淀どのと桜という組み合わせは重なる部分があるかも知れませんね。

>スモールパインさん
お久し振りです!こうしてまた書き込んでくれて、嬉しいです♪

『欅の木』の感想、ありがとうございます!興味深く読ませて頂きました。
井上靖は自分の戦争体験に基づく作品をほとんど書かなかったというのを何かで読んだことがありますが、なるほどスモールパインさんの感想が、その答えになっているのかも知れませんね。
そういえば『欅の木』は『四角な船』や『夜の声』と同じ系統の作品ということで、この2作品を読んで非常に面白かった僕としては、次は『欅の木』を読んでみようかなと思う次第であります。

そうそう、三島沼津をレンタサイクルでこぎ回るというのは、スモールパインさんの旅報告を読んで考えたんですよ。
いつもはバイクばかりですが、自転車の旅も楽しかったです♪

>湖の子さん
花見気分は満喫出来ませんでしたか…、来年こそは今年の分まではじけてくださいね(笑)
それにしても、屏風絵の下張りから軍関係の資料とは。
小さな紙の欠片から歴史の謎が紐解かれていくなんて、なんだか良いですね。
新しい発見があった時とか、さぞかし楽しいのでしょうね。

そういえば、井上靖が何かの資料を見て壮大な物語を思い浮かべた、といったような記述を何かで読んだような読まなかったような…、気のせいでしょうか?

[952] 井上靖記念室 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/04/10(Thu) 00:27
黒田佳子様から、北上市の日本現代詩歌文学館に『井上靖記念室』が出来たというメールを頂きました。
トップのお知らせにも書いてありますが、もう少し付け加えを。
この記念室には楽しい工夫が凝らされているようなのですが、実は僕も、それが何かは知らないのです。
黒田様によると、
--------------------
幾分、脚、腰の丈夫さ?? を必要とする造り! とは言え、人生の後半の坂を転げ落ちている私でも、なんとかO・K・  とてもステキでうれしかった。
--------------------
という、何とも気になるコメントなのですが、どんな工夫があるのでしょうか?
う〜ん、気になるなぁ。

あ、そういえばNHKで放送されている『その時歴史が動いた』ですが、来週は“大黒屋光太夫”だそうです。
『ロシア女帝が涙した帰国願い〜日露交渉の扉を開いた漂流民・大黒屋光太夫〜』というタイトルになっていますが、詳しくは
http://www.nhk.or.jp/sonotoki/
で。

桜の話題ばかり書いて申し訳ないのですが、まぁ、春ということで!
浜松に帰ってくる時、彦根の祖父母の家に寄ってきたのですが、そこで聞いた話です。
祖父母の家がある辺りからは彦根城が綺麗に見えるのですが、彦根城の桜が満開になると、白い桜の上に天守が現れるような格好になって、まるで雲の上にお城があるように見えるとか。
残念ながら、僕が見た時はまだ桜もそこまで咲いていなかったのですが、一度は見てみたい光景です。

[953] 影響されてます 投稿者:いず 投稿日:2003/04/10(Thu) 23:20
ばり蟹さんおかえりなさい。

まず、文学碑めぐりの報告おもしろかったです。
沼津・三島・伊豆方面は常々行ってみようと考えているのですが、行ったら自転車でめぐってみることにします(笑)
高月町は、恥ずかしながら今回初めて知って、大変興味を持ち、行ってみたいところが増えてわくわくしています。「出会いの森図書館」と8月の第一日曜要チェックですねぇ。桜の上にうかぶ彦根城、想像だけでもうっとりします。

「淀どの日記」「欅の木」もかきこみを拝見してから読みました。
「欅の木」はスモールパインさんの記事を読み、ムショウに読みたくなり全集のうちのを借りてきました。
中表紙が、十一面観世音菩薩立像を前に、ご夫婦で写っている写真でこれまた感激。
「欅の木」おもしろかったです。
何度も声に出して笑ってしまいました。エコや若い記者とのやり取りが好きです。
戦友との再会場面は涙が出ました。井上氏の作品の中でここまで胸に迫る感情を感じたのは初めてのような気がしました。というのも井上氏の自身の声なのかと思うととても胸が痛みました。

「四角な船」「星と祭り」も収録されているので読んでみます。

旧松江藩の軍資料屏風裏から発見!のお話もおもしろいですねぇ。
いろんな情報も知ることができて楽しんでます。

[954] 教えてください! 投稿者:なな 投稿日:2003/04/11(Fri) 05:37
はじめまして。ちょっとお聞きしたいことがあります。
最近、兄の持っていた井上靖の本を読んでいるのですが、『しろばんば』、『夏草冬(読めません。。ごめんなさい)』、『北の海』がとても好きです。『北の海』に続く本は出ていないのでしょうか?
教えてください!

[955] 続編は 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/04/11(Fri) 14:12
>いずさん
ただいまです!
文学碑巡りは楽しんでいただけたようで、何よりです。
三島・沼津は、自転車でゆっくり回るのが一番だと思いますよ。
いずさんは、僕のような間違いはせずに、ちゃんと通学路を通ってくださいね(笑)

『欅の木』には、井上靖独特の、あの楽しい会話のやりとりもあるのですね。
ますます気になる作品になってしまいましたよ。
また『四角な船』や『星と祭』の感想もお聞かせくださいね。

高月の観音祭りは僕も行きたいのですが、時期的に難しいかもしれません。
ここで皆さんとお会いできたりしたら、楽しいのになぁ。

>ななさん
はじめまして!
『しろばんば』から始まるシリーズですが『北の海』が最後になっています。。
亡くなる前に書こうとしていたそうですが、残念ながら叶わなかったようです。
自伝的小説といえば『あすなろ物語』に大学以降の話が載っていますが、洪作のお話ではないので、ちょっと違うかもしれません。
この三部作は僕も非常に好きなので、続きが読めないのは悲しいですよね。

過去の掲示板を探したところ、小説ではなくエッセイになりますが、新潮文庫の『幼き日のこと・青春放浪』では、よりノンフィクションな井上靖の青春時代が分かって、面白い!そうです。
一度こちらを呼んでみるのも、面白いかもしれませんね。

[956] 高月町 投稿者:ヘディン 投稿日:2003/04/11(Fri) 22:20
蟹座さん、御無沙汰しています。高月町に行ってこられましたか。うーん、羨ましい。私も春になったら行こうと心に決めていましたが、先を越されてしまいましたね。私の住む京都からではJRで新快速に乗って、米原まで。そこから乗り継いで高月町へという事になりますが、これが案外時間がかかります。
自宅から京都駅までも徒歩、市バスで約1時間。合計すると東京から来るのとあまり変らない時間がかかってしまいます。(自動車で行くと勿論そんなに時間はかかりませんが、それでは趣がないし、その土地の匂いも嗅げないので…。)そんな事で、計画は入念にと思っています。近江を舞台にした作品『四角な船』や『星と祭』そして『比良のシャクナゲ』、どれも美しくて大好きです。ゆっくり読んで、作品の雰囲気を味わってから訪れたいと思っています。

[957] 無題 投稿者:ころすけ 投稿日:2003/04/12(Sat) 02:44
おひさしぶりです。
花見の話が出てましたが、憂愁平野もおすすめですよ。

[958] Re:[955] 続編は 投稿者:なな 投稿日:2003/04/13(Sun) 02:03
お答えありがとうございました。続編がないのは残念です。
『あすなろ物語』は読みましたが、やっぱり浩作とはちょっと違う感じですよね。エッセイの方、探して読んでみますね。
ちなみに今は『蒼き狼』を読んでいます。

[959] 桜も散ってしまいましたね 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/04/14(Mon) 23:09
>ヘディンさん
お久し振りです♪
高月は良いところでしたよ、といっても今回は文学碑だけ見て帰ってきたのですが、のんびり出来そうなところでした。

京都駅まで1時間は遠いですよね。
京都から米原といえば琵琶湖線ですが、名前の割に琵琶湖が見える区間は、ほんの僅かなんですよね。
琵琶湖を眺めながらの電車なら、高月なんてすぐに着いてしまうのに。

近江を舞台にした作品の地を訪れる旅、いいなぁ。
計画実行の際は、ぜひお話を聞かせて下さいね。
あ、関係ないですが長浜で売っている『菊水のつぶあめ』は美味しいですよ、オススメです。

>ころすけさん
お久し振りです!
『憂愁平野』にも桜が出てくるのですね。
最近、桜好きの僕としては読んでみたいです。

う〜ん、読みたい作品がどんどん増えていくのに、全然読めない…。

>ななさん
『北の海』の続編が無いのは本当に残念ですよね。
本当は続編があるはずだっただけに、寂しいです。
『幼き日のこと・青春放浪』は絶版にはなっていないので、入手しやすいと思いますよ。
『蒼き狼』も面白いですよね。
僕はトオリル・カンが一番目に、ジャムカが二番目に好きでした。

[960] 春の雨もなかなか趣があります 投稿者:スモールパイン 投稿日:2003/04/15(Tue) 22:43
 先週の土曜日に鎌倉に行ってまいりました。あいにくの雨空でしたが、それがかえって新緑の木々の青さを際立たせておりました。一口に緑といってもさまざまな緑色があることに気づかされました。若葉などは雨滴でまさに光っておりました。立ち寄った寺の一つの境内には欅がありました。枝が毛細血管のように外に向かって伸びており、作品の中の欅老人の言ったように「みごとな枝ぶり」でした。やはり作品を読んだ後は感慨深いといいますか、どこか見方が変わってきたように思われます。いずさんのおしゃったとおり私も影響されてしまったようです。おそらく木立を見ると「ケヤキはどこかいな」となるかもしれません。


[961] 欅の木 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/04/18(Fri) 01:13
昨日の『その時歴史が動いた』は、帰ってきたら終わってました…。
といっても、来週の木曜日の深夜に再放送があるので安心です。
NHKは、こういうところがいいでね。

>スモールパインさん
雨の雫に映える緑というのは良いものですね。
また、鎌倉というのが、そんな風景の似合いそうな場所ですもんね。
『欅の木』は、皆さんに印象深い作品だったようで、これも読まなければ。
と思ったら、実は持ってないんですよ…。
これは探さなくては。
僕も、欅の木を見て作品と重ねたいじゃないですか(笑)


[962] もう、また♪ 投稿者:三毛猫 投稿日:2003/04/18(Fri) 23:19
>帰ってきたら終わってました…。
さすがばり蟹さん、またのがしちゃいましたか(^^)
えへん、私は今回は観ましたよ!
再放送もNHKのさすがなところですね、そしていい番組を作るという点でもさすがだな、と思いましたね。この番組は時折りは観ていましたが、「光太夫」のはやってくれて嬉しかったです。
ですが、45分では足りなかったですね。

吉村昭の『大黒屋光太夫』を読みましたが、『おろしや〜』とは捉え方がちがっていて、二つの光太夫物語を読み比べるのも面白いものでした。


[963] 観たような聞いたような 投稿者:湖の子 投稿日:2003/04/19(Sat) 00:37
 ばりばり蟹座さま、残念でした!そして三毛猫さま、偉い!9時15分からの放送っていうのは、結構微妙な時間ですよね。プロジェクトXも然り。むしろ再放送の方が視聴率が高かったりして。
 職場は一日中、NHKが点けられてあるので、仕事をしながら観たような、聞いたような・・、感じで再放送に期待しております。ってお前もかっ!

 いずさま、旧松江藩の話、お役に立てて嬉しく思います。また続きが分かりましたら、こちらで報告しますね。ところで、今日、島根県仁多町にある櫻井家の住宅が国指定重要文化財に指定されました。最近、建造物の指定は難しくなっているとのこと。
 櫻井家は江戸時代前期から、たたら製鉄で知られる鉄山業を営み、当時、株仲間の代表者である鉄師頭取を松江藩から拝命。鉄山経営の力を背景にした壮麗な住居です。奥出雲に詳しい方によれば、これまで県指定にされていましたが、屋根の修繕費だけでも3千万円を超えるため、今回、国指定にされたとしています。文化財を残していくっていうのは大変なことなんですね。




[964] お久しぶりです 投稿者:yakko 投稿日:2003/04/20(Sun) 20:11
 春は、なんだか忙しくて、おまけに都内で転勤してしまい、ついついご無沙汰してしまいました。その間、ここでは欅ブームが起きていたようですね。相変わらずの盛況ぶり、井上先生好きとしては嬉しいものです。私も木を見ると欅かどうか確かめてしまう、「欅の木」ファンです。なかなか来れなくなってしまいましたが、またよろしくお願いします。

[965] 再放送 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/04/21(Mon) 00:01
>三毛猫さん
お、さすがは三毛猫さん!
井上靖に関しては抜かりないですね。
僕も実は『その時歴史が動いた』は再放送があるのを知っていたので、安心していたというのもありますが(^_^;

吉村昭の『大黒屋光太夫』も本屋さんでポスターを見て、「ほうほう、このような小説もあるのか」程度には思っていたのですが、すでに読んでいらっしゃるとは、さすがは三毛猫さん!
読み比べというのも楽しそうですよね。
井上靖の小説を読み切ったら、読んでみようかな?
って、いつになることやら…。

>湖の子さん
僕も『その時歴史が動いた』や『プロジェクトX』は再放送を見ることが多いです。
ただ、たまに特番で再放送がなかったりするので、油断出来ないんですよね。
何度か、痛い目にあった記憶が…。

島根県には高校時代の部活の先輩がご夫婦で住んでおりまして、何度か遊びにいったこともあり、ちょっと身近に感じていたりするんですよ。
しかも、仁多町にお住まいなので、今回の湖の子さんの書き込みを見て、「お!」っと注目してしまいました。
何だかちょっと、仁多町の文化財に詳しくなってしまいましたよ(笑)

>yakkoさん
そうなんですよ、ちょっとした欅ブームなんですが、yakkoさんも『欅の木』ファンなのですね。
あ、あれ?僕だけ読んでないぞ!
こうなったら全集でも読もうかなぁ。

転勤ですか、何から非常にお忙しいようですが、くれぐれもお身体にはお気を付けを。
郁子姉さんな……もとい、素敵なyakkoさんの書き込みを待ってますね!
あ、無理はなさらずに!

[966] 長くてすみません 投稿者:いず 投稿日:2003/04/23(Wed) 23:55
先週、「JR東日本5間乗り放題1万円」という切符を使って北東北に貧乏旅行で行ってきました。
青森(だっけな?)には井上さんの直筆色紙のある温泉旅館があるとTVでみましたが、どこだか忘れてしまいました。古い趣のある旅館なのでいつか行ってみたいです。どこだか探さなければ。
「海峡」の下北半島がうっすら見えました。

白神山地や盛岡城(ちなみに盛岡城址でテント張って寝ました)で欅の木を見上げました。
札がかかっているのから始めて、だんだん見分けがつくようになってくると、作中にあったように、若いのから年寄りのまで、大きさなどさまざまなタイプがあり、「まだまだがんばれ!」とつい思ってしまいます。
今までなんにも感じなかったのに、いちいち感心します。
りっぱなものに会うと「やっと会えた」気がしないでもないです。
わざわざ会いに行くまでにはなりませんが、これからも欅を探すことでしょう。
友達には「なんでそんなに欅を探すの?」と不思議がられましたが(笑)
おおぉ!スモールパインさんも鎌倉で欅をご覧になりましたか。
こんなにも簡単に見方が変わってしまうとはおもしろいですよね〜。
yakkoさんも!!読んでから欅を確かめてしまいますか!
木とは愛すべきものなんだなぁと遅ればせながら思いました。

ばり蟹さん>読む前から欅をみておいてもいいかも。
文庫本で出てるようですが私は見たことがないので、全集の方がてっとり早い気がします。

湖の子さま>さっそく関連ページをみてきました。建造物が国指定になるのが難しい中の指定、すごいですね。古い家を維持するのって大変らしいですね。国指定になって今後も広く、長く伝えられることでしょう。っていつか私が行きます!今後も情報教えてくださいね。
ばり蟹さんゆかりの地?でもあったとは。

もうすぐ「四角な船」を終わり「星と祭」に行きます。「比良のシャクナゲ」も読みたい・・。そして行ってみたい。
途中で「地図にない島」も読みました。井上さんの恋愛小説も好きです。

[967] 歓迎! 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2003/04/25(Fri) 01:40
>いずさん
いえいえ、長いの大歓迎ですよ!
もちろん、短くても大歓迎です(笑)

JR東日本で、そんな素敵な企画をやっていたとは。
北東北の旅、いいなぁ。
旅先で作品の舞台を見付けたりすると、嬉しいですよね。
それにしても、城址でテント泊まりとはたくましい!

『欅の木』は時間が出来たら全集で読んでみますね。
これからは欅の気があれば意識して見るようにしてみます。
そして、小説を読んだ時に「なるほど!」とか思えたら楽しいですよね。

島根はここ数年は遊びにいってないので、また行ってみたいですね。
鬼の舌震いとかは、なかなか楽しいですし。

そうそう、今回の『その時歴史が動いた』は、ちゃんとビデオ録画しています。
最初の部分をちょっとだけ見ましたが、映画『おろしや国酔夢譚』の映像も使われていましたね。
さぁ、楽しみだ!

[968] 羨ましい旅ですね 投稿者:yakko 投稿日:2003/04/27(Sun) 15:46
いずさん、そんな楽しい旅をしていたのですか。羨ましい限りです。私はさすがにテントでは泊まれませんが、欅を見ながらきっと力をもらってきたのでしょうね。書き込みにも、グンと力を感じましたよ。ところで、先生の色紙がある旅館ってどこでしょう。文豪といえば「宿」と「料理屋」って感じもありますが、先生に限っては余り出て来ませんね。それこそ先生って感じもしますが。「宿」というより、敦煌やシルクロード、伊豆など土地に先生を感じてしまいますし、「料理屋」よりもゼリービーンズやカレーを見ると先生を思い出してしまいます。不思議。あ、私も先生の恋愛小説好きですよ。

先日、山岳部の人と「氷壁」について語りました。文学論では全くなくて、ナイロンザイルは切れるか切れないかということについてです。そろそろ上高地も山開きですね。今年こそは行ってみたいものです。

さて、ゴールデンウィークが思いっきり休めるかどうかはともかく、みなさんゆっくり先生の本を読みましょうね。

[969] 酔って候 投稿者:湖の子 投稿日:2003/04/28(Mon) 02:08
いず様、テント泊まりですか!たまには面白いですよね。それにしてもお元気!以前、鳥取のどこかの河原でした時は、周りで足音がしたり、話し声がしたりと、奇妙な体験をしましたが、それ自体は楽しいですよね。
松江には欅ロードなるものがあります。なんの目的で整備したのかはまだ調べていませんが、みなさんのお話の後で知ったこともあり、興味しんしんです。また、報告を。

ばりばり蟹座様、仁多町に先輩が!あそこは現代となっては、秘境となりつつありますね。しかし、よいところ。身近に感じていただけたとは、なんだか嬉しいですね。仁多町ネタは余り入ってきませんが、随時報告いたします。櫻井家はついこの間、県教委の確認、了承を得て(これまで県指定だったので)、正式に国指定文化財にしていされました。江津市という県西部の町には白鳳期のものと見られる仏像があったのですが、盗難にあったようです。見つかれば、県指定くらいにはなったと思うのですが、うーむ残念。
ところで、「傾ける海」「春の海図」「オリーブ地帯」「火の燃える海」「愛」「楼門」の六冊を入手。また、報告を。

yakkoさま、都内に転勤ですか。春は歓送迎会のシーズンですね。
私も登山家の方とナイロンザイルが切れるか切れないか、について話した事があります。その方が仰るには「一定の条件を満たせば切れる」という事でした。当たり前のことだったのかもしれませんね。世の中に万能なものはないのでしょうね。この間、見学した原発も然り。
ゴールデンウィークとれるといいですね。とれないと逆に五月病になりそう。私は3日間とれそうです。がんばり次第で。と仕事中、現実逃避しながら書いてる自分が怪しい。

みなさま、よいゴールデンウィークを!

[970] 無題 投稿者:ころすけ 投稿日:2003/04/28(Mon) 03:52
湖の子さん、「傾ける海」入手しましたか。これあんまり名前が出てこないけれど個人的に結構好きな作品です。特に読後感の爽やかさはこの作品の特徴だと思います。