掲示板ログ 2002年6月


[691] お願いですが・・・ 投稿者:ふみぱぱ 投稿日:2002/06/10(Mon) 17:41
 掲示板がこのところ落ち着いていますね.
 先日『戦国無頼』と『戦国城砦群』を一気読みしてしまいました.話がこんがらがってしまいました.
 さて,お願いなのですが,『井上靖全集』には全作品が収録されているわけではないと思いますが,全集未収録(非収録?)の作品(特に長編)にはどういうものがあるか調べることはできないものでしょうか.
 全集には入っていないけど,文庫で出ている(出ていた)作品が分かれば,文庫を探す意義がありますよね.
 管理人様,お忙しいと思いますが,全集別巻と文庫のデータから調べることはできないでしょうか.
 厚かましいお願いですいません.

[692] 猟銃vs闘牛 投稿者: 投稿日:2002/06/10(Mon) 21:27
今晩は、ばりばり蟹座さん。

日曜日はエアコンがんがん動かして
「猟銃」再読しました。
もともと書簡体の小説は読んでる最中に
「こんな長い手紙ってホンマにあるの?」とか
「どんな分厚い封書やねん!」とか
実に詰まらない事を考えてしまって、苦手にしてました。
だから、初読の時は同時期の「闘牛」の方に軍配を上げましたが
今回、偏見を捨てて向かってみると、、、、、
いや〜、イイですねい(何を今さら!!)
たっぷりと作品の世界に浸ることができました。
一度気に入ると、薔子の手紙の中の
「おじさま 穣介おじさま」のリフレーンも心地良い(笑)

>ふみぱぱさん

全集第11巻の月報に未収録の長編がリストアップされてます。
驚くほどの数です。「全集」というからには、
文庫では入手しにくい、これらの作品をこそ入れるべきなのに。
三島由紀夫「全集」では、そのほとんどが網羅されているのに
この差はいったいなんなんでしょうね。
同じ出版社で吉行淳之介「全集」でも
以前がっかりさせられました。「娯楽的要素」の強い作品は
割愛されてました(##)




[693] 時間をくださ〜い! 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/06/10(Mon) 22:01
>ふみぱぱさん
なるほど、全集には収録されていないけど文庫には収録されている作品を見つける、というのは面白そうですね。

それで、「ちょっと調べてみよう!」と思ったのですが、文庫に収録されている作品は、小説やエッセイなど、全部で千以上ありそうということが分かってしまいました…!
文庫に収録されている作品の全てを把握していないというのもありますが、千に近い作品を調べるととなると、いつになるか分からないので、文庫に収録されている作品の収録状況というのは、少しずつ調べていって、いずれ(小説については、今月中には何とか…)まとめて公開するようにしたいと思うので、今はこれ↓でお許し頂けないでしょうか?

作品に付随する、全集には無いけれど文庫にはあると“思われる”(実際に全集の方は調べられないので…)ものを、紹介しておきますね。
・新潮文庫「遺跡の旅・シルクロード」・・・最初にカラー写真と本文中に白黒写真が何枚か収録されています。
・新潮文庫「星よまたたけ」・・・挿絵が何枚か収録されています。
・文春文庫「アレキサンダーの道」・・・平山郁夫さんの画が何枚か収録されています。
・文春文庫「私の西域紀行」・・・カラー写真が何枚か収録されています。
写真や画は、単行本にはもっと収録されていると思いますが、多分、全集には無いと思います。

あと、作品ではありませんが、幾つか対談があって、これは全集には収録されていないようです。
・中公文庫「わが文学の軌跡」・・・これは、篠田一士さんと辻邦生さんを聞き手とした井上靖との対談が収録されているのですが、この対談は全集には収録されていません。
・文春文庫「西域をゆく」・・・司馬遼太郎さんとの共著ですが、お二人の対談の部分は全集には収録されていません。
・徳間文庫「シナリオ敦煌」・・・これは映画化された『敦煌』のシナリオで井上靖が書いたものではありませんが、井上靖と佐藤純彌監督の対談は全集には収録されていません。この「シナリオ敦煌」は文庫本しか無いと思います。

と、ここまで書いて、風さんの新情報が!
この未収録作品のリストが分かれば、その作品については調べられると思いますが、全集の11巻を持っていないで未収録作品のリストが分かりません…。
よければ、教えてもらえないでしょうか? >風さん

それにしても、全集に全集の未収録作品を載せるとは…。

[694] 手紙 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/06/10(Mon) 22:14
>風さん
こんばんは!
僕は、初めて読んだ井上作品が『猟銃」』でしたが、うまくは説明でませんが、何となく気に入って、ハマっていくきっかけになりましたね。
「おじさま 穣介おじさま」にクラッときたわけでは無いですが(笑)

手紙と言えば、夏目漱石の『こころ』も、かなり長い手紙ですよね。
確か8年前の夏頃の新聞(夏休みの宿題が『こころ』の感想文だったので覚えています)で読んだのですが、実際に『こころ』の手紙を便箋に書いて枚数を発表した学生がいたとか。
何か相当な枚数だった気が…。

[695] 「全集」未収録長編 投稿者: 投稿日:2002/06/10(Mon) 23:49
「朱い門」
「霧の道」
「波濤」
「春の嵐」
「兵鼓」
「花と波濤」
「オリーブ地帯」
「春の海図」
「夢見る沼」
「白い風赤い雲」
「揺れる耳飾り」
「月光」
「河口」
「燭台」
「座席は一つあいている」
「魔の季節」
「白い炎」
「群舞」
「傾ける海」
「緑の仲間」
「風と雲と砦」
「若き怒濤」
「戦国城砦群」
「地図にない島」
「ある落日」
「盛装」
「紅花」
「花壇」
「異国の星」
「遠い海」    以上です。

、、、、これでほんとに「全集」なのでしょうか?(++)

[696] 恐縮です 投稿者:ふみぱぱ 投稿日:2002/06/11(Tue) 10:05
 全集未収録作品について管理人様には大変な作業を強いるところでした.短篇やエッセイについては,初めから難しいだろうと思っていました.長編だけでも分かればという気持ちでした.
 風さんのおかげで(ありがとうございます),未収録長編がこんなにたくさんあることが分かりました(全集買わなくて良かった).
 何かで読んだのですが,全集の収録作品決定にあたっては,次の方針があったということでした.1.価格を抑えるために全集全体の巻数を25巻程度にする(少しオーバーしたようですね),2.(そのために)入手しやすい作品を省く.
 しかしながら,一冊あたりの価格も充分高価なわけだし,価格を抑えるのであれば,他のやり方もあったはずです.また,当時入手しやすいと思われた作品がこんなに早く絶版・品切れになるとは思わなかったのでしょうね.
 いずれにしても,全集と言うからには全部集めてもらいたいものですね.これでは豪華版選集のような気がします(でも置き場所とお金があれば欲しい!).

[697] 恐れ入ります 投稿者:ふみぱぱ 投稿日:2002/06/11(Tue) 10:16
管理人様

> それで、「ちょっと調べてみよう!」と思ったのですが、文庫に収録されている作品は、小説やエッセイなど、全部で千以上ありそうということが分かってしまいました…!

こうなってくると「井上靖研究」をテーマにした研究者や学究(もしくは好事家)の仕事になってきます.実験や研究で忙しい(たぶん工学部の)院生の方にお願いできることではありません.

 風さんのおかげで未収録長編が分かったので,今後特に集める意義のある文庫が分かって助かりました.
 こういうことが気楽に聞けて(本当は気楽に聞いてはいけなかったりして),掲示板があるっていいことですね!

[698] ありがとうございました! 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/06/11(Tue) 10:44
風さん、ありがとうございました!
凄い量ですね、確かにこれで全集というのも…という気がしますが。
ここに揚げられている作品は、全て文庫になっているようですね。
逆に、文庫に未収録の作品が全集に収録されているというのは意味があるかも知れませんね。

後から別巻の月報で分かったのですが、未発表の作品と談話類は除き、74本ある長篇のうち43本に搾って収録したそうです。
ふみぱぱさんも書かれていますが、単行本になっていたりして入手しやすい作品を省いたようですね。
一度どこかで発表されたきりで著書や全集類に漏れている作品を優先したようです。

ちなみに、未発表作品と談話を除いた既発表作品を全部入れていた場合、40巻以上になっていたそうです。
せっかく全集を出すのだから、もう少し頑張って、全部収録して欲しかったですね。
それでも、ぼくもやっぱり欲しいですが、問題は置き場所とお金ですねぇ。

[699] 掲示板 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/06/11(Tue) 11:06
ふみぱぱさん、この掲示板がお役に立ったようで良かったです。
なんでも、気楽に質問して下さいね。
助けられてばかりですが、僕も出来る範囲で応えられるように頑張っていきたいと思います。

さすがに、千以上は辛いかも。
時間が無い時も多いですが(あ、ちなみに工学部で合ってます)、頑張って充実させていきたいと思います!


[700] お久しぶりです。 投稿者:伊豆 投稿日:2002/06/11(Tue) 16:08
ばりばり蟹座さん、皆さんお久しぶりです。そして、はじめまして、の皆さんよろしくお願いします。

今年、山本富士子さんが女優生活50周年を迎えた記念に写真集「いのち燃やして」を出版されました。
山本富士子さんは井上先生の原作の映画化で「猟銃」(彩子役)・「氷壁」(八代美那子役)・「憂愁平野」(納所亜紀役)の3本で井上文学の象徴的な美しきヒロインを演じられました。

その写真集の中には井上先生と山本富士子さんの貴重な2ショット写真も収められています。
そして、映画「憂愁平野」(東宝創立30周年記念映画に指定されました)の多分宣伝用スチール写真(本編にはないシーン)だと思うのですが日比谷公園での危うく亜紀(山本富士子)&賢行(森繁久彌。ミスキャスト)&美沙子(新珠三千代)が鉢合わせしそうになる3人の3ショットの写真も収められています。
撮影の合間のオフショットではなく、3人とも表情はちゃんと「憂愁平野」の世界を演じています。
僕は山本さんと新珠さん(「あした来る人」の山名杏子も)はイメージがぴったりだと思います。
だからイメージが膨らんで原作をとても楽しく読むことができました。

今、大きな書店の映画コーナーには必ず置いてあると思います。
見かけたら是非手にとってみてください。

[701] 映画 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/06/11(Tue) 22:57
伊豆さん、お久し振りです!
いつも伊豆さんには、映画関係の情報でお世話になっていますね。

山本富士子さんがヒロインを演じられた映画は、どれも見たことがないのですが、この写真集を見れば、その様子が窺えそうですね。
イメージが膨らんで原作をいっそう楽しめるとのことで、どのような写真が載っているのか興味が湧きます。

今度、本屋さんに行った時は、探してみますね。



[702] 無題 投稿者:ころすけ 投稿日:2002/06/13(Thu) 05:39
こちらの、ページで調べてみて、改めて映画化されている作品の多さに驚きました。伊豆さん(はじめまして)、のあげられた3作品も含めて、登場人物が誰に演じられているかも気になるところです。何かお勧めの映画があったらお願いします。(こちらも多くが廃盤となっているんでしょうか。)

[703] 映画化 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/06/14(Fri) 02:57
>ころすけさん
僕は映画化された作品は『敦煌』と『おろしや国酔夢譚』しか見ていないのですが、実はかなりの数の作品が映画になっているようですね。
見てみたい作品は幾つもあるのですが、ビデオレンタル店に行っても、さっぱり見付かりません…。
今は、NHKのBS2あたりで放送しくれるのを待っているしか無さそうです。

もう試されたかも知れませんが、掲示板の過去ログのページにある過去ログ検索で、“映画”をキーワードにして検索すると、幾つか映画に関する書き込みがありますよ。
ほとんどは、伊豆さんの書き込みですね、さすがです。

[704] 小説vs映画 投稿者: 投稿日:2002/06/16(Sun) 10:50
先日の「未収録作品」の中に
「こんどは俺の番だ」が抜けていました。
素手でビルをよじ登る和製スパイダーマンな(笑)主人公に
一癖二癖ある人物が絡み合ってお話が展開する
明朗な青春小説で、個人的に「お気に入り」に入れてます。

>映画化
「日本映画データベース」を拝見すると
随分井上作品は映画化されているのですね!
DVD化はなかなか期待できそうもないので
スカパーの日本映画専門チャンネルとかに頑張って欲しいです。

見逃してしまったけど(不覚!)
以前そのチャンネルで「黒い潮」が放映されましたね。
山村聡が主人公を演じていたようですが
「予告編」を見た限りでは
原作の「速水」が持っていた「ニヒリズム」を追求するよりも
「社会派」的な色合いが強い映画のように思えました。

伊豆さんが仰るように
小説の登場人物のイメージと役者がぴったりだと
一粒で二度美味しく嬉しくなります(笑)
逆にハズれた時の落胆も大きいけど、、、
私は古い日本映画を観るときは
背景となる今は無き50〜60年代の「街並み」や「風俗」も
わりと注意してみています。
井上靖の「現代」小説を読む際に、これらの失われた風景は
頭に入れておくと役に立ちそうですね(^^)


[705] 当時の風景 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/06/18(Tue) 01:24
>風さん
『こんどは俺の番だ』も入っていなかったのですね。
文庫本の紹介文を打ちながら「素手でビルの壁面をよじ登る……。」という文章があって、気になっていた作品です。
次は、これを読んでみようかな?

当時の「街並み」や「風俗」に注目するというのは、言われてみれば、大事ですね。
作品の中に地名が出てきても、今自分が知っている風景とは、だいぶ変わっているでしょうし。
井上作品を読むのに、大事な資料かも知れませんね。

[706] 私の番はいつ? 投稿者:yakko 投稿日:2002/06/23(Sun) 15:08
読んでみたいですね「こんどは俺の番だ」
どうも、久しぶりです。春過ぎたら私の仕事はない筈なんですけど、駆けずりまわってました。今年も夏には浜松に行く予定が、行けずに大阪出張です。・・・でも、管理人さま、浜松は熱く燃えたみたいですね。

でも、久々にこちらに遊びに来ましたらいろいろな情報をゲットして、私も熱く胸を焦がしてます。読みたい話が山の様。この苦しい6月。井上先生の「思うどち・・・」の碑文の写真を見ながら何度心和ませたことか。って、一人テンション高くてすいません。でも、みなさんのいろいろな話を読みながら、読みたい作品がたくさん出て来ました。でも「風と雲と砦」はなかなか手に入りませんね。古い全集には入っているのかしら?

[707] 風と雲と砦 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/06/25(Tue) 22:08
>yakkoさん
忙しく日本中(?)を駆け回っていますね〜。
浜松も、五月は祭り、六月はサッカーにと、なかなかに熱い街です。

『風と雲と砦』の文庫は、見付からないですね…。
古い全集と言うことで、『井上靖ノート』の情報によると、以下のような収録状況になっているようです。

・三笠書房『井上靖長編小説選集 第5巻』
・河出書房『大衆文学代表作品全集8 井上靖集』
・新潮社『井上靖小説全集14 淀どの日記 風と雲と砦』

図書館に行けばどれかはありそうですね。
ちなみに、風さんも書かれていましたが、新潮社の井上靖全集には収録されていません。

[708] 石川近代文学館に行きました 投稿者:ふみぱぱ 投稿日:2002/06/26(Wed) 18:00
 6月24・25日出張で金沢に行きました.
金沢は思っていたよりも大都会で驚きました.
駅前は大規模な開発工事中で,将来はますます立派になるようです.

 25日の午前中時間ができたので,石川近代文学館に行ってきました.
旧制四高の校舎を利用した施設ということで,なかなか雰囲気のある建物でした.
井上靖だけの展示室があり,この作家の存在の大きさをあらためて感じました.
出張の合間の短い時間でしたが,有意義な訪問でした.


[709] 金沢 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2002/06/27(Thu) 00:10
>ふみぱぱさん
有意義な時間を過ごされたようで、金沢出張は幸いでしたね♪
金沢は何度か行ったことがありますが、意外と(失礼!)都会なんですよね。
さすがは加賀百万石でしょうか。

実は僕が金沢に行った時は、まだ井上靖に興味を持つ前でした。
金沢大学に通っていた友達に街を案内されて、「ここが旧制四校の建物で」と紹介されたときも「そうなんだ」程度の認識だったりして…。
今なら『北の海』の舞台として、行きたいところがいろいろあるぐらいなのに、ん〜、悔やまれます。

[710] 無題 投稿者:アーリー 投稿日:2002/06/28(Fri) 21:56
こんばんは! ご無沙汰してました。確か「風と雲と砦」というのは、角川文庫になっているのを、読みましたよ! 今、本屋ではなかなか見っけることは、難しくなっていますね。 トホホ。 高校、中学で読んだ本が役に立つとは! 今、塩野七生の「ローマ人の物語」を読んでおります。


[711] 無題 投稿者:ころすけ 投稿日:2002/06/29(Sat) 02:45
アーリーさんお久しぶりです。確かに「風と雲と砦」は古本屋にたびたびチェックしにいくしかなさそうです。時代背景や主人公が一下級武士であったりするところは戦国無頼なんかに似ているけど、、読んでない方のためにやめときます。ぜひ見つけてください。
僕は今井伏鱒二さんの釣りの本を読んでますが、こちらにも井上作品に登場する川なんか出てきてなかなか楽しいです。この人の文章も井上先生と違った意味でいいと思います。

[712] 風と雲と砦 投稿者:yakko 投稿日:2002/06/29(Sat) 19:27
管理人さま、貴重な情報ありがとうございました。おかげさまで探すめぼしがつきまして、見つけました。新潮社の全集で。って、沼津で見つけて来ました。まだ読んでいないのですが、勤務先の図書館で借りて来ます。本当にありがとうございました。
 アーリーさんは、文庫で読まれたのですね。私は探しても全然見つからなかったんですが・・・

 ところで、ふみパパさんが金沢に行かれたみたいですけど、私はふみパパさんの本拠地、沼津に行って来ました。勿論、行く先は沼津の中央図書館。すいません、税金払っていないのに耽読させて頂きました。絶対、ここしか手に取れない本を中心に読んで来ましたが、充実してますね。井上先生だけでなく、その他、本が充実していること、図書館が立派なことに驚きました。
 舞台調査、とか言って沼津市民文化センターや妙覚寺も回って来ましたよ。ころすけさんから教えていただいた三島から旧道を通ってのバスにも乗りました。でも、神社が分かりませんでした。ショック・・・文学碑もたくさん写真に納めて来ました。デジカメなら管理人さまに送ってあげられたのに、まだまだアナログですいません。でも、これでイメージも固まりましたし、また三部作がおもしろく読めそう。ふみパパさんにお寿司をゴチになれなかったのは残念でした。(結構、行きつけの駅前のお寿司屋さんで食べて来ました。おいしかったー)ところで沼津の本屋さんは井上先生の本が揃ってますね。「化石」がすんなりと手に入りましたよ。

 ころすけさん、御成橋の天ぷら屋さんとうなぎ屋さんの並んでいるところって・・・?天ぷらの加藤?いまひとつ分からなかったのでお邪魔しなかったのですが。

 御成橋のライトアップを見ながら、彼らが走り回っていた頃と比べたら本当に未来にいるんだなあ、としみじみ思ってしまいました。そして遙か時代が越えても、愛しく沼津時代を振り返り作品を書かれていた先生にも想いを馳せて来ました。

 週明け「風と雲と砦」探しに行って来ます♪

[713] みなさん、はじめまして! 投稿者:snafkin 投稿日:2002/06/29(Sat) 20:37
井上靖ファンの皆さま、こんにちは。
私は、静岡県にある井上靖文学館友の会の会員です。今日は長泉町・クレマチスの丘にある文学館で開かれた読書会に行ってきました。読書会は月1回開かれるもので、今回のテーマは短編の「鬼の話」でした。出席者は計8名。和やかな雰囲気のなかでそれぞれの読後の感想を語り合いました。

この読書会はなんと30年も前から続いているそうで、会員のなかには井上先生とお付き合いの深かった方が多く、先生の人となりをうかがい知ることができるのも楽しみのひとつです。お近くの方は気楽な気持で一度いらっしゃってみてください。

  *次回の読書会: 7月27日(土)午後1時から
   前述の井上靖文学館で
           テーマは、短編の「壷」です。


[714] こんばんは 投稿者:伊豆 投稿日:2002/06/29(Sat) 23:33
あさって7月1日「徹子の部屋」に山本富士子さんが出演されます。
是非良かったら見てください。

>風さん
はじめまして。
僕も昔の日本映画(現代劇)が好きです。
その当時の映画は小説を読むのに風景のヒントになりますよね。
「あした来る人」では杏子のブティックとか羽田空港とかロケもたくさんされているので原作のイメージも広がります。

[715] 無題 投稿者:ころすけ 投稿日:2002/06/30(Sun) 03:23
洪作ツアーについて
yakkoさん、例の神社は、「国立病院入り口」というバス停で下車してそのまま まっすぐ歩く(バスはここで右折してしまいます)と黄瀬川という川の手前にあります。見終わったらそのまま橋を渡ってまっすぐ歩いて行けばまた旧道沼津駅行きのバスの通る国道に合流します。
天麩羅やとうなぎ屋は、東急ホテル前のローソンの2−3件隣にあって(魚ぶん と浜作)どちらもお勧めです。また御成橋よりもう一つ河口側のえいたい橋の袂にもいろいろな天丼だけ出す店があってこちらもお勧めです。また、ローソンの横の小道に入ったところにある「桃屋」のサンド(かつ、メンチ、ハムなど)も沼津っ子なら知っている(はず)のお店です。かなりローカルな話になりましたが、皆さんも洪作ツアー、または何かで沼津に来られた際に是非よって見てください。

[716] 映画『猟銃』を観たい! 投稿者: 投稿日:2002/06/30(Sun) 23:19
川本三郎『続・映画の昭和雑貨店』(小学館)
古い邦画をダシに当時の風俗を纏めた面白いエッセイ集です。
映画化された井上作品では
『あした来る人』が多く引用されてるようです。
観たことありませんが映画『猟銃』の秘密の逢瀬の場所は
原作の伊豆ではなく愛知県の蒲郡(現在のプリンス?)ホテル。
で、そのホテルを背景に彩子役の山本富士子さんが
日傘を差して立っている写真があったのですが、、、
なんたる清楚ぞや!!おそらくばりばり蟹座さんも
一目御覧になるなり、クラッとくるに違いありません(笑)

>伊豆さん
山本富士子さんは、市川雷蔵と共演した時代劇でしか
スクリーン上でお会いした事がなかったのですが
上記の本で認識を新たにしました(^^;
伊豆さんの仰るように、井上作品のヒロインまさに適役
もうこのお方をおいて誰も居ないような気さえします。
それから同書で、著者は『あした来る人』の新珠三千代さんを
「いじらしいまでの恋する女ぶりを見せ」てると評してました。