掲示板ログ 2001年12月


[441] さすが管理人様 投稿者:ユミ 投稿日:2001/12/02(Sun) 10:43
多分、『砂の海』だと思います。冒頭に近いところに井上先生に関する記述があると思ったのは、私が解説から読んだせいかもしれません。
昨日、近くの新古書店で井上靖論の本を見つけたので、思わず立ち読みしてしまいました。発行が1975年位だったので全ての作品を網羅しているわけではありませんでしたが、作品論は興味深いものがありました。研究者の目はなかなか厳しくて、反論したくなるようなところもありましたが、結局長々と読んでしまいました。

[442] ただいま 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/02(Sun) 20:12
本当に、あら見やすいという感じになりました。また、遊びに来ますね。ユミさんのおっしゃっていた本は何かしら、と思いながら椎名さんの別の本をカバンに入れて、九州に行って来ました。帰ってきたらタイトルも分かっていて大喜びです。近々、新潮文庫を覗いてみますね。お二人の交流は、本当に知らないことでしたのでそれぞれの作品を読むことに対して、また視野が広がりすね。ありがとうございます。
三毛猫さま、ご無沙汰してます。最近、先生の詩も遅らばせながら読み始めましたので、詩のことも教えて下さい。
管理人さま、私も九州で「九州が舞台の話、って何かあったっけ」と考えていました。でも、浮かびません。ちょっと探してみます。


[443] 成功 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2001/12/04(Tue) 02:42
コメント欄は、見やすくなったようで、良かったです。
逆に、今までは狭くて見にくかったことと思います。
すみませんでした。
なんで、今まで直さなかったんだろう…。

どうやら『砂の海』のようですね。
お役に立てて、良かったです。
たまたま本屋に数冊しか置いてなかった椎名誠さんの文庫の一冊が、『砂の海』だったので、運が良かったのかな。


[444] おかげさまで・・・ 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/04(Tue) 23:10
「砂の海」というタイトルが分かったおかげで、私も読むことができました。ありがとうございます。全体的にいつもの椎名さんの文体よりも興奮がいっぱい詰まっている気がしました。
井上先生は「天」と仰ったんですね。「天かぁ。」と私も思わず想いを馳せてしまいました。

先生は椎名さんにレミーマルタンを差し上げたんですね。楼蘭の風に吹かれてレミーマルタンを飲むことを思いつくなんて・・・と先生の浪漫には脱帽です。格好よくって真似したくなりました。

[445] あら・・・ 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/05(Wed) 22:39
どなたも来ていらっしゃなくって寂しく帰ります。昨日のレミーマルタンに刺激されて、ちょっと今夜は触発されすぎました。

[446] 真似て 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2001/12/06(Thu) 08:05
yakkoさん、すみません。
管理人なのに、掲示板のチェックが毎日出来ないなんて、ダメですよね…。

楼蘭の風に吹かれてレミーマルタンですか。
僕も、楼蘭とはいきませんが、浜岡砂丘(遠州にある、元日本三大砂丘だそうです)の風に吹かれて、レミーマルタン
でも飲みますか。
って、これじゃ浪漫も無いも、ないですね…(笑)

*訂正: "浜岡"砂丘ではなく"中田島"砂丘でした。(2001.12.10)

[447] あるかもしれない。 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/08(Sat) 11:33
見る人が見たら、管理人様が浜岡砂丘の風に吹かれている所を見て、浪漫を感じるかもしれませんよ。、ってところで管理人様。浜松の近くなんですか?仕事やなんやかやで、たまにそっちには行きます。見かけたら声かけて下さい。

最近、雑誌等で金沢の特集をやっていて今日から行こうかと思ったのですが、先週の九州疲れでやっぱり休息することにしました。洪作さんの入ったお菓子屋さんて゜山ほど買い物したかったのに・・・でも「北の海」の世界にとっぷり入って金沢に行くには、一人旅がいいのかな。湯ケ島に行った時、私は相当怪しかったらしく、未だに語りぐさになってるんです。

[448] 箱根八里 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2001/12/10(Mon) 19:20
思わぬ所から、井上文学碑の写真が手に入りました。
両親が東海道ウォーキング(東海地区の人は駅でポスターなんんか見てるかも知れませんね)で箱根の旧街道の石畳を歩いていて、見付けたそうです。
実は、僕が8歳の時にも家族で箱根越えをしていて、その時にも見たはず(拓本も採ったらしいです)なんですが、すっかり忘れていました。
画像は、井上文学碑のページ(23番)にアップしておきました。

>yakkoさん
えーと、"浜岡"砂丘ではなく"中田島"砂丘でしたね。
うっかり間違えてしまいました…。
そう、僕の現在の住まいは浜松市ですよ。ちなみに、実家は、井上作品にもよく出てくる、琵琶湖の国です。
>見かけたら声かけて下さい。
それじゃ、もし浜松で『北の海』を持っている人を見掛けたら、声を掛けてみようかな(笑)。

[449] 見ました! 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/10(Mon) 23:56
東海道ウォーキングは、昔の仕事の調整先の人が今、せっせと歩いてます。でも、これは教えてくれませんでした。私の実家は東海道でいう知立の近くなので、ここを歩いた時は事前レクチャーをくどくどと言いましたけど。そうですか。管理人さんは琵琶の国ですか。先週、カラオケで琵琶湖周航の詩を歌っていたら、「母校の歌をありがとう」って握手されちゃいました。・・・最近湖の子さん来られませんよね。一度お話したかっのに。
でも、北斗ですか。井上先生って本当に星が似合いますよね。今日も寒かったせいか、星がきれいです。はあ、って白い息を吐きながら見る冬の星は大好き。箱根の北斗はどんなにさんざめているんでしょうね。余談ですが、私は未だ天の川も見たことありません。モンゴルで寝転がっていたら見えるのでしょうか。

管理人様、それでは今度浜松に行くときには「北の海」をかざして行きます。かざしながら、うなぎ食べているかも。


[450] 晦日ですねー、あー、年賀状! 投稿者:湖の子 投稿日:2001/12/12(Wed) 00:03
ばりばり蟹座様、三毛猫様、ご無沙汰しております。そして、私の名前をお呼び下さいましたyakko様、はじめまして!どうぞよろしくお願い申し上げます。
三毛猫様、前回の書き込みの時は少々手が混みまして、中途半端な発言となり、失礼いたしました。
ばりばり蟹座様は、そのばりばりに益々磨きがかられた事と存じます。ちなみに私はへとへと双子座のへとへとに磨きがかかりました。
インターネットは、時間と空間を超越するものと世間でよく言われますが、お顔も声も存じません皆様方と、こうしてばりばり蟹座様の掲示板をお借りしてお話できる事は、嬉しいと簡単に申しましては、何かたらぬようですが、やはりこの技術に対しても、皆様方に対しても、感謝せずにはいられません。そして、なによりもこちらでお知り合いの皆様方は、井上靖氏を深く愛されていらっしゃるという事に、至極の喜びを感じております。こちらのような素晴らしいページをお作りになられたばりばり蟹座様に三ツ星!
http://webclub.kcom.ne.jp/mc/sou-jin/

[451] お久しぶりです。 投稿者:伊豆 投稿日:2001/12/12(Wed) 01:51
お久しぶりです。そして、はじめまして、の皆さん、伊豆と申します。よろしくお願いします。

先日、角川クラシック文庫から出ている「化石」の新品をやっとGETしました。とてもうれしいです。
読み始めているのですが755ページあり、内容もとても重厚で
なかなか進みません(笑)。
そして、3日前の12月9日にケーブルテレビで幻と言われていた映画版「化石」が放送されていたのでビデオに録画しながら途中まで見ました。この映画はもとは1972年(昭和47年)の1月から3月までフジテレビの月9で放送されたテレビドラマをそのまま200分に編集して3年後の1975年(昭和50年)に劇場公開されたものでその年のキネマ旬報ベストテンの第4位にランクインした名作です。

自分の想像力が拙いので(笑)、映画(も途中ですが)はとても原作を読むヒントになりました。多才な井上先生のヨーロッパの風景描写が素晴らしく、特によく出てくるフランスやパリのガイドブックを買ってそれを片手に読もうかな?と考えていたぐらいだったので(笑)。灰色の冬のパリの映像がとても美しく主人公の一鬼太治平の心理と重なります。映画は思っていた以上に長期に渡る本格的なヨーロッパロケをしていてロダン美術館とかカテドラルとかパリ郊外の高速道路とか見応えたっぷりです。

原作と違って少し脚色されていて、映画では一鬼が対話する死の同伴者は喪服(和服の)を着た女性で、内容はあまり変わっていないと思うのですが言葉使いももちろん女性になっていて、マルセラン夫人を演じた岸恵子さん(「かあちゃん」「マリア」)が2役をされています。

また読み進んだら感想を書きたいなと思っています。

[452] 私もお久しぶりです。 投稿者:三毛猫 投稿日:2001/12/13(Thu) 13:02
よろしくどうぞ。
今日は雨が降っていますが、昨日までは夜もよく晴れて星がとてもきれいでした。犬の散歩に暗くなってから行っていますが、yakkoさんの星の書きこを読んでからは、星の瞬きがうんと増して、その傍に
井上翁のあの笑顔がかすんで見えたような、、、。
そうですよね・・モンゴルでひっくり返って見る星はどこの星より
きらめいて、さんざめいて、そして星につかまれてしまうかもしれない。
>湖の子さん、お久です。
双子座よ〜、私も。40?年間生きてきて思うに(笑)
常に二つの考えをもってしまい常にそれのどちらを選ぶべきか、と
へとへとになるまで考える事は、しょっちゅうのようです。
双子座の宿命かなと思うことも。
がんばろうね。ココはみんな暖かいしとてもいい気持ちですもの。

「化石」ってすごい長篇なんですね。びっくりです。
このように映像のお話を伺うと、この頃の井上靖という人は
この時代の娯楽にすばらしい貢献をされたのですね。
どんなに色々な人に夢をふりまいてくれたことでしょう。
すばらしい先生だ。


[453] うわーっ! 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/13(Thu) 21:48
お久しぶりです。三毛猫さん。一緒に星の輝きを感じてくださいましてありがとうございます。私も星を見ては井上先生を思いだしています。三毛猫さんは、そこで先生と同じように詩をよまれているのでしょうか。先日、空を見ながら詩のことを考えていたら以前三毛猫さんがカキコしていた詩についてのことを思い出してました。
湖の子さん、はじめまして。やっとお話できましたね。いろいろと井上先生の作品教えて下さい。先生の作品はたくさんあるので、自分の趣味だけで読んでいるとついつい、偏ってしまうんですよね。
 そう、本当に好きな物だけ何度も読んだりしているので、先生の代表作ともいえる幾つかの作品で、読んでいないものもあるんです。恥ずかしながら・・・
 伊豆さん、はじめまして。「化石」のことを教えて下さいましてありがとうございます。角川のクラシックの前は何度も通るんですが、全然見たことありませんでした。今「月の光」を読み返しているんですが、終わったら探してみます。お正月の楽しみに。
 でも、お正月が近づくと「しろばんば」と「夏草・・・」のお正月の下りをまた読みたくなるんですよね。なんででしょう。

[454] 天の川 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2001/12/14(Fri) 04:34
湖の子さん、伊豆さん、三毛猫さん、お久し振りです!
そして、yakkoさんは今日もありがとうございます!

この掲示板が賑わって、嬉しい限りです。
ページを開設した時は「別に要らんかな」とか思って作ってなかったんですが、こうして、皆さんが集まってくれる場所になって、今は、本当に作って良かったと思います。
けど、実は過去ログの更新を半年以上やってなかったりして…。
これぐらいは、今年中にはやりたいですね。

>yakkoさん
琵琶湖は、井上作品にはよく登場する舞台ですよね。
知ってる場所が出てきたりすると、なんか嬉しいですね。
機会があれば、「星と祭」に出てくる十一面観音像巡りとか、一度はやってみたいです。

>湖の子さん
☆☆☆だなんて、ありがとうございます!
けど、最近は名前ばかりで、本人は"ばりばり"に磨きがかかったどころか、"へろへろ"状態です…。
もう今年も後わずかだというのに、しゃきっとしなくちゃいけませんね!
まずは、僕も年賀状を何とかしなければです。

>伊豆さん
「化石」ゲット、やりましたね。
角川クラシックは、けっこう井上靖の作品も出版してくれているのかな。嬉しいですね。
昔はよく映像化されていた井上作品。今となっては、もう見ることも適わないと思っていたけど、ケーブルテレビで放送してくれたりするんですね。
ケーブルテレビには入っていないので、せめてBSで取り扱ってくれると嬉しいんですが。
もう井上作品がドラマ化されるなんてことは無いんでしょうね…。
今のテレビには合いそうも無いですが、僕は、そんなところが好きです。

>三毛猫さん
最近は、星の綺麗な季節になりましたよね。
ずっと見続けているには寒い季節ですけど。
昔は寒いのを我慢してでも星空を眺めていたのに、今は暖かい部屋から離れられない身体になってしまいました(笑)。
双子は二つの考えですか…。
蟹座はどなんでしょうか、とりあえず星座はパッとしていませんね(笑)。

そういえば、この数年間、天の川を見てないです。
どこか暗い場所にでも行って、久し振りに眺めたいですね。


[455] うわーっ、うわーっ 投稿者:三毛猫 投稿日:2001/12/14(Fri) 12:18
しろばんばでは、うわーっうわーっ、って言いながら子供たちが
集まってきたり、蜘蛛の子を散らすみたいに走り回るんですよね。
霜の降りた北風の中の凧揚げが眼に浮かぶようです。しろばんば
を開きたくなりますよ。わたしも。>yakkoさん。
聞き忘れてしまうので今日は先に。
「湯ヶ島での相当怪しいyakkoさん」とは??
お顔も分からないのですもの、教えておくれ!(笑)
井上靖のゆかりの地を訪ねるのは、やはり一人が一番だと思います
でなければ、ばりばり蟹座さんのこのページに集われる方々としかないでしょう。
琵琶湖の十一面観音めぐり、これもいいですよね。
「星と祭」には私もとても引きつけられましたもの。
>ばりばり蟹座さん、
かっこ悪く無いじゃん、え〜と蟹座蟹座と思い描いていたのは
ツンとしたさそり座でした。はぁ・・蟹座はそうか横広がりかな。
でもやっぱりばりばりには違い有りません!頼りにしてます!
箱根の写真も見せてもらいましたよ。とてもきれいに取れていますね。また行ってみたい所が増えました。
>>yakkoさん待ってるよ!


[456] えっと・・・箱根の山は天下の険・・ですか 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/14(Fri) 20:28
三毛猫さま。
箱根いいですねぇ。田舎育ちなので修学旅行で東京・箱根でした。箱根で鼻血出したので、大きくなってからは避けていたんですが、先日改めて行って、その良さを認識しました。今回は鼻血は出さなかったんですが、お腹が痛くなって同行者を困らせました。じゃ、箱根湯煙り旅情ですかね。
湯ケ島のことですが、どうやら私は「しろばんば、しろばんば」と湯ケ島で言い続けていたらしいです。同行者に言わせるとそう言いながら町を駆け抜けて行ったとか。井上先生の書かれていたところを肌に感じたくって、ここがきっと土蔵から見える前の道だ!とか局長さんの娘の家がここで・・とか想いながら歩いているところまでは覚えているのですが。先日上野の聖徳太子展で、太子の一生が絵巻物で描かれていて「あなたの一生の絵巻物には、しろばんばと言いながら走っている姿がみえる」と再び言われてしまいました。
それは、あくまでも他人の言うことてです。そこまでしろばんばの子供達と同化してません。・・・覚えていないけど。
 今日「月の光」を終えました。前に読んだ時とは明らかに読後感が違います。あの作品は年と共に受け取る想いが違うのでしょうね。実は私、こんなんですけど今週知人を二人亡くしました。やるせなくって友人といろいろ話し合ったりしてましたが、こんなとき読んだ「月の光」は人の人生を考えるには、余りに染み通り過ぎるものでした。
私ごとき若輩者が人生を語るわけにはいかないけど、死とか老いとか愛情とか考えることに、改めて覚悟させられました。
 今度のお正月は京都です。遊んでばかりなんですけど。念願のおけら参りと吉本初笑いに行くんです。みなさんにとってもいい年、いい人生の布石になるよう、お祈りしてきます。
 今日はいろいろ書いてしまいましたね。あっ、そうそう私も管理人さんと一緒の蟹座です。今年は12年に一度のハッピーイヤーだったらしいけど、なにかありましたか?

[457] しろばんばの中の一人の子供 投稿者:三毛猫 投稿日:2001/12/15(Sat) 19:58
yakkoさん、ご返信楽しく読ませていただきました。
>あなたの一生の絵巻物には、しろばんばと言いながら走っている姿がみえる」
う〜〜んこのお友達のお言葉素晴らしいです。
これがT・Vに出る人が使ったら流行語大賞に輝きそう!
その湯ヶ島でのyakkoさんのぶつぶつ言いながらの姿はお友達には
鬼気迫るものに感じられたのかも知れませんね。
読ませていただいて、私はしろばんばの中の一人の子供になっていたんだな・・と感じたのですが、どうやら正気だったのですね。
杉林に迷い込まなくて良かったです。
「月の光」私読んで無いのですが、井上氏の作品にはyakkoさんの
おっしゃるように人生とか私には特に死・魂というものをじっくりと
考える時を持たせてもらえます。決して軽々しく思ってはいけない
人の死というものを、どうかすると忙しさにかまけたりして、はっと
することもあるのです。・・たいへん愚かな自分に気づいたり・・。
井上氏のどれかを読んでそういうことを深く深く考える時をもてるのです。いいことだと思っています。
yakkoさん辛いお別れのお話、合掌させてくださいませ。
私も最近友人のお子様が亡くなられて大変悲しい会葬に行ってきました。心の痛みとはこんなにも辛いものかと思い知らされたものです。
でもそんな時氏の本を繰ると、上手くいえないのですが魂の存在を少しは感じられて痛みが和らぐのです。

本当に今年もわずか。あ〜ぁ私も年賀状まだなのです。
困った困った。





[458] はじめまして。 投稿者:とこ 投稿日:2001/12/15(Sat) 23:41
「都胡の間」というHPを作っている、とこです。書きこみははじめてです。どうぞよろしく。
私も「星と祭り」の世界に惹かれて、昨年ごろから湖北十一面観音巡りをしています。靖氏の惚れこんだ観音様たち、本当に素敵でした。蟹座さんは滋賀出身なのですから、いつかぜったいに足を伸ばしてくださいね!!

>蟹座さんへ
大学のアドレスから転送されるウィルスが毎日のように届いていて、書きたいことたくさんあるのですが、書けなくてごめんなさい。靖氏の現代小説「遠い海」読みました。
http://pinkred.jp/~to_ko11/

[459] ありがとうございます 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/15(Sat) 23:54
三毛猫さま、ありがとうございます。合掌していただいて。一人は、ま

[460] あっ・・・ 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/16(Sun) 00:27
すいません。勝手に投稿してしまいました。
一人はまだ、自分で死んでしまったことを自覚していないような気がする、と書こうと思ってました。
それで、私もまだまだ想いが消化されません。
確かに井上先生の作品で、いろいろ死とか考えさせられます。でも、同時に先生には生きていく上で「次はこれ。その次はあれをやってみよう」という、強い希望も教えられました。
ちょっと、今私もぺちゃんこですが、ダラダラしていないで頑張って生きて行こうと思っています。
今日、というか明日もですが久々に文楽に行って来ました。話の内容とは関係ないのですが、例の同行者に「井上先生が絶賛していたトルコのブルーモスクに行きたい」とせがんだところ、「危険地域指定がなくなればいつでも」ということでした。ですから、近々行くかも。本当、先生ったらステキなところにたくさん行って、それを紹介して下さるんだから・・・先生の作品を読むごとに行きたいところばかり増えてしまいます。勿論近江にも。
とこさん、はじめまして。とことことこちゃん。と言うと年齢がバレるかしら。
湖北十一面観音巡りは私もまだ行ったことはありません。岐阜に住んでいた時、ドライブでよく滋賀には行っていたことを思うと、勿体ないことをしていました。また、岐阜に転勤で戻されるときは、それを楽しみにしようかな。ということで、これからよろしくお願いします。

[461] いつ読もうかな。 投稿者:三毛猫 投稿日:2001/12/16(Sun) 18:12
ちょっと遠くの本屋さんで「化石」を買いました。
無いだろうな・・と思いつつ目をやると、「星と祭」といっしょに
並んでおりました。
>伊豆さん。
というわけで私も新品をゲット!です。もしかしたら伊豆さんが
私をその本屋さんへ運んでくれたのかな、などと思いながら帰ってきました。そして悩みはいつ読もうかです。忙しい年の瀬になってしまいましたものね・・目いっぱい浸りたいですものね。

>yakkoさん。
もちろんです。夢と希望と切なさもそれ以上に頂いております。
ところで「文楽」はいかがでしたか?なんていかにも知っていそうな
問い掛けですが、私まったく解りません(^^)
トルコのブルーモスクの美しさはよく言われますね。
実現する日が近いことをと思っております。


[462] とことことこちゃん 投稿者:とこ 投稿日:2001/12/16(Sun) 18:18
って、人形のことですよね?知り合いにもそう言われたんですけど、私実物は見たことがないんです。どんな人形なんだろー??
yakkoさんはじめまして、岐阜だなんて琵琶湖のすぐそばではありませんか。また岐阜へ戻られることがあれば良いですね。
私は何度も湖北を訪れているんですが、蟹座さんのHPを見るまで靖氏の文学碑の在り処を知らなかったんです。今度は観音様だけでなくて文学碑も探しにいかなくっちゃ。

[463] バースディプレゼント 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/16(Sun) 22:18
とことことこちゃ

[464] ごめんなさい 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/16(Sun) 22:34
最近調子悪くって、途中でいってしまうんです。
じゃ、もう一度いくね。とことことこちゃんの人形は私のバースディプレゼントでした。指を足のところに入れて、とことこ自分で動かすちょっとリカちゃんより小さいお人形なの。私も本名は、トコに近いので、妹代わりにかわいがっていました。本物の妹は仮面ライダーの変身ベルトをつけていたけど。近江は、次の岐阜勤務の楽しみにしています。
三毛猫さま。「化石」を手に入れたとか。うーん、負けていられないですね。って、勝負はしてませんけど。この間のお話では、かなり読み応えがある本の様ですね。読むの楽しみです。その前に探しにいかないと。今からお正月が楽しみです。そうそう、今日の文楽は子供対象だったので、演目も牛若丸とかで楽しかったですよ。途中、文楽教室も開かれたりして、分かりやすかったです。
来週過ぎれば、もうお正月間近ですね。井上先生宅の新年会の模様を読む度に、楽しそうで羨ましい私でした。

[465] 残念ながら 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/17(Mon) 21:05
化石ありませんでした。でも、このページずっと追っていると、一日ですごいアクセスがあるのね。参加している立場なのだけど、嬉しいです。

[466] 過去ログ 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2001/12/17(Mon) 22:30
最近は掲示板が賑やかで嬉しいですね♪
アクセス数も、そういえば昔は毎日数えていたけど、いつの間にか忘れてました…。
実は一日のアクセス数って知らないんですが、yakkoさんの書き込みを読むとけっこうあるようで、嬉しいです。

>とこさん
ここでは初めましてですね。書き込みしてくれて、嬉しいです!
最近はウイルスメールが流行ってるみたいですね。パソコンが感染しないように、気を付けて下さいね。
『遠い海』の感想なんかも、また聞かせて下さいね。

とことことこちゃん、というのは初耳です。ネットで調べてみたけど、見付かりませんでした。
親に聞いたら、知ってるかな?

今年も残り二週間にして、掲示板の過去ログを、先月分まで更新しました。
この掲示板は150件までしか残らないので、昔の記事は過去ログにまとめてあります。

書いていて改めて思ったけど、今年ももう二週間しか残っていないんですね。
早く年賀状を書かねば。

[467] 見張ってますので 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/18(Tue) 21:37
統計は出していないですが、結構気にしてアクセス数を見ています。みなさん、井上先生のこと気にしているんですね。
井上先生が好きになったきっかけって、結構国語の授業を挙げられている方が多いですが、何故学生時代に好きだという人に会わなかったんだろう。「しろばんば」三部作なんて、ネットを見ていると何度も読んだ人の話が、たくさん出てくるのに。それを考えると、ネットのありがたさが分かりますね。三毛猫さまも以前、おっしゃっていたけど。直接にはお互い知らないけど、こうして話し合えるのは嬉しいです。
年賀状、ちゃんとみなさんあれから書きました?私もこれからお芋に掘らないと。(嘘)ちなみに、私は「北の海」で洪作さんが消しゴムで印鑑作っていたことをバラされる下りが一番好きです。

[468] 肖像 投稿者:湖の子 投稿日:2001/12/19(Wed) 16:57
>yakko様
そういえば聞かなかったですね。私は高校生の時、柔道をしておりました。いやー、あの汗臭いボロ雑巾たちが小説の話をするというのは、それはそれで不純な香がします。やはり今考えてみても似合わないですね。

脈絡のない話で恐縮ですが、井上靖さん出演のNHKビデオ、シルクロード第三集、敦煌を借りました。
五十分と短いですが、莫高窟の主な石窟や、詩「交脚弥勒」「胡旋舞」「四月八日」の朗読、それらの詩の背景を映像で観られるなど、井上靖愛読者にとっては、ダビングの価値ありというものでありました。
世界最大の美術館に最愛の小説家が入るという、非常に魅力に溢れるものであります。
最近は、「グッバイ・マイ・ゴッドファーザー」、「父、井上靖の一期一会」を借りるなど、作品よりもその著者の人物像に興味が移っております。僅かながら同じ時間に生存しましたが、井上さんをテレビで観た事も、雑誌で見た事も、勿論、お声も記憶にありません。私にとっては、明治の文豪も井上さんも、変わりがないくらい距離が遠いものなのです。どこまで行っても交わらない鉄道の線路の様に。
http://webclub.kcom.ne.jp/mc/sou-jin/

[469] それは・・・ 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/19(Wed) 23:02
シルクロードの「敦煌」は、私が探していたものの一つです。先日、職場の図書館で本は読んだのですが。是非ビデオが観たいです。私も先生がシルクロードのテレビに出演していた頃、子供でしたのでシルクロードへの憧れはあっても、先生ご自身への注意はなかったのが残念でした。でも、そこから先生とシルクロードはいつも一緒だったかも。シルクロードの映像は、いつも先生が一緒のものと思ってました。そして、日本ペンクラブの会長はずっと井上先生だとばかり。


[470] まっこうくつ 投稿者:湖の子 投稿日:2001/12/20(Thu) 03:33
NHKビデオ、シルクロードシリーズはTSUTAYAのTVドラマコーナーで発見しました。それも一番端のそのまた下端に陳列されていました。怒涛の勢いで新作が発表される中で、これらのドキュメント作品がいつまでその場所をキープできるだろうかと思うと、焦燥の念に駆られると同時に、あー、図書館ってありがたいなー、って思います。ボロ雑巾だった頃は、無いに等しい存在でしたが、こういう経験をすると更にそのありがたさが骨身にしみて感じられます。
ビデオによると井上靖さんは、その収録した年とその前年の2回、莫高窟に行かれたとあります。井上さんが学生の時から憧れていた西域へ、晩年になられてから行く事ができたのは、勿論、私には想像し得ない深い感慨があったのでしょうね。yakko様の仰る通り、生涯、その思い出や感動は大切な宝物であったのでしょう。多量のシルクロードの詩作がそれを無言で証明してくれるでしょうね。
それにしても、砂漠の乾燥した気候で歯が乾いて、唇にくっつくのか、莫高窟を”まっこうくつ”と呼んでいらっしゃったのが、何故だか妙に心に残っています。でも、一生懸命お話されている姿に、それが笑えないのですね。

[471] ばっこうくつ? 投稿者:三毛猫 投稿日:2001/12/20(Thu) 20:13
湖の子さん、年賀状はいかが??^^)自分の心配をしよう・・

MHKの『敦煌』の本の方は借りて観たことがあります。
yakkoさんがご覧になったのと同じですよね、きっと。
もっとたくさんのカラー写真と井上氏の文章が
あればいいのにな、ちぇ、すねたくなるなぁ。。なんて思いながらも莫高窟、その中の絵画、それを修復している人たちのこと
ときおり写っている井上先生をとても興味深く観たものです。
永年のあこがれの地だということですよね。その最初のきっかけは何だったのでしょうかね。なにかで読んだような気もするのですが
記憶にないです。いつまでもこのように大きな夢をお持ちで、それを長い時間をかけて叶えていらっしゃったのでしょうね。
すごいパワーだと思います。魅力です。

莫高窟、ばっこうくつ、と読むんですよね。
砂漠の乾きは酷いといいますね。砂も口中に入ってしまいそれだけでも大変だとか。先生はその過酷さはなかなか文章にはしませんね。
そういうことを感じる時、井上氏のその地への愛着の深さを感じます。ビデオ観たいけど近くのレンタル店では無いだろうな。「おろしや国酔夢譚」も無かったです。

最挑戦で「本覺坊遺文」を読みました。茶の湯の世界、わびさび、
共にまったく理解できなかったけれど、井上氏の心の中を全部紙面にぶちまけたような、それを読ませてといいますか触れさせていただけたような・・そんな先生の息をも感じられるような文章でした。

[472] まっこう 投稿者:湖の子 投稿日:2001/12/21(Fri) 23:53
三毛猫様、ご無沙汰です。
年賀状は一応、終わったと思います。一応の部分は元旦にポストを開けてみないとわかりませんね。三毛猫様はいかがですか?

さて、井上靖さんが西域に関心を持たれたきっかけの事ですが、井上靖さんと司馬遼太郎さんの対談集、「西域をゆく」の本文11ページ目にその時の事が触れられてあります。それによると、井上さんは学生時代、「上代干てん(門がまえに真の旧字体)国の都城の位置に就いて」というちんぷんかんぷんな題目の文章と、「東西交渉史の研究」を読まれて西域というものに興味を持たれたそうです。
同書によると、井上さんは昭和30年代から、その筋の学者と交流をお持ちになっています。小説家に転身されてからですね。意欲的な創作活動の一面として、学生時代からの憧れをいつか、作品にしたいとお考えだったのかもしれませんね。日本人にとっては、ロマンに溢れる西域というものに、井上靖さんもまた、惹かれたのでしょうね。
ところで、もしよろしければ、ビデオをお送りいたしましょうか?メールでご連絡していただければ、お送りいたします。後は御覧になりたい方々でどんどんお回しいただいて結構です。この撤収間際の作品に有終の美を飾らせてあげたいものです。

「本覚坊遺文」はまだ読んでいません。お茶の世界といえば、禅の精神に繋がるものですよね。井上さんはかつて、新聞記者だった頃、上司の方と一緒に、お坊さんになる試験を受けたそうです。宗教を学んだ事がありませんから、よく分かりませんが、井上さんの作品には、そういった臭いのするものが多くあるような気がしますね。禁欲的といいましょうか。潔癖なイメージといいましょうか。それがいわゆる抹香臭い、でしょうかね。

[473] 本覚坊遺文 投稿者:ユミ 投稿日:2001/12/22(Sat) 11:15
わざわざ取り寄せてもらって手に入れたのに、冬休みは山ほど課題が出たので栞が途中で止まったままです。後期の作品には、ああいった一人語り的な形式のものが多いですね。どんどん読み進んでいっちゃうような面白さはなくても、井上先生に直に触れられる気がして、これはこれでまた面白いと思います。
でも、直にということを言えば、やっぱり詩が一番ですよね。文庫の全詩集を読んで詩のほうのファンにもなり、全詩集以降の詩集も手に入れたいと思ったのですが、これが、次々と絶版に近づいているようです。この前検索した限りでは、最後の詩集になるのでしょうか、「星欄干」しか出版社に在庫がないらしく、他のものは手に入りませんでした(これもまだ読めないでいるのですが)。こういったものは、古書店で探すしかないのでしょうか…

[474] 敦煌 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2001/12/23(Sun) 02:47
僕も、本があるのは知っていたのですが、NHKのシルクロード『敦煌』なんてあったんですね。

敦煌と言えば、小説『敦煌』が映画化されていますよね。
以前、そのビデオを借りてみたことがあるのですが、最後に井上靖のインタビューがあったような気がします。随分前の話なので、確かではありませんが…。

こちらは確かな情報です(笑)。
徳間文庫で『シナリオ敦煌』という、『敦煌』の映画のシナリオを本にしたものがあります。
映画からの画像や、衣装デザイン、小道具なども載っていて、なかなか楽しい一冊なのですが、特別対談として井上靖先生と映画監督の佐藤純彌氏の対談が載っています。
井上靖が敦煌に行った時のことなども話しているのですが、若い頃に敦煌に思いを馳せたことも書いてあって、興味深いです。
恐らく現在は絶版だと思いますが、BOOK OFFなんかで手に入る可能性は高いと思います。僕も、そうでした。おかげで、書き込みが入っていたりしますが…(笑)。

[475] 伝書鳩 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2001/12/23(Sun) 03:20
湖の子さんの「作品よりもその著者の人物像に興味が…」で思い出したのですが、みなさん、井上靖記念文化財団の機関紙『伝書鳩』ってご存じですか?
僕は、ここの掲示板に黒田佳子さんからの書き込み([245]
、過去ログ2001年2月)があって初めて知りました。
直接、井上靖の人物像に触れている訳ではありませんが、色んな方の寄稿から成っていて内容も様々ですが、載っていることは知らないことばかりで、大変勉強になります。
文学碑のページも、ここの記録を元にして作っていますし。
興味を持たれた方は、一度読んでみられてはどうでしょうか。

>ユミさん
課題で読みかけの小説が読めないのは辛いですよね。
僕は小説の方を優先させてしまい、人より長く学生生活を送っているので、真似しないでくださいね!(本当は勉強が出来なかっただけです…涙)

本当に最近は、詩集に限らず井上靖作品がどんどん絶版になっていますね。一年前は売っていたものが、今はもう手に入らなかったり。
たまに、地方の小さい本屋さんで、絶版になっている井上靖の文庫があったりするそうですが(僕は一回だけ見付けました)、僕は基本的には古書店(BOOK OFFとか含む)で探しています。
そいうば、この前YAHOO!オークションを使ってみようと思ったら、クレジットガードを持っていないので利用出来ませんでした…。
お互い、頑張って探していきましょうね!

[476] 年の瀬ですね 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/23(Sun) 16:39
今年はクリスマス気分も余りなく、いきなり年末モードでさすがの私も大忙しです。
湖の子さま、私もシルクロードが観たくて観たくてTSUTAYAに駆け込んだのですが、近所のところにはありませんでした。せめて、古い番組がNHKで観ることができたらいいのですけどね。頑張ってこれからも探してみます。
三毛猫さま、いつもあなたの読後感想でマネして読みたくさせられています。「化石」もまだ見つかっていないのですが、「本覚坊遺文」も同じく探し始めました。映画化された時、すぐに見に行けばよかった。これは、ビデオ化されているのかしら。
ユミさん、ご無沙汰してます。課題の方、大変そうですね。読みたいのに読めないのも辛いですよね。あまり途中で置いておくと、読み進めていくうちに培ったものも、トーンダウンしてしまいますよね。頑張って下さい。
管理人さま、いつも貴重な情報ありがとうございます。私もまだまだ勉強不足ですので、いろいろと読んでみたいと思っています。でも、確かに井上先生の本で、いつも書棚で売ってあった筈の本がいつの間にか消えていたりしていますよね。近所のBOOK OFFはTSUTAYAと一緒で余りありませんので、今度本腰入れて古本屋さん巡りに行こうと思っています。



[477] きぃーよーしー、まーつもーとー 投稿者:湖の子 投稿日:2001/12/23(Sun) 18:40
いやー、寂しい寂しいクリスマス。私は仏教徒であるとは、孤独な者の言ですね。
それに加えて、贅沢は敵だ、と言う者はこの季節、不幸の極みを体験する。実は私もそれに一般です。
しかしながら、お経も唱えられないし、ブランド品に目が移る時もある。
そんな私がクリスマスを迎えて、改めて仏教徒である事に気付く。
ああ仏様、私のもとにもサンタさんを・・・(笑)

ばりばり蟹座様、機関紙「伝書鳩」の事は存じませんでした。いつか拝読してみたいですね。それにしても、ご遺族の方からの書き込みがあるとは、ばりばり蟹座様のご苦労の賜物ですね。誠に頭の下がる思いが致します。
yakko様、私のビデオの方は皆さんでお回しいただいて結構です。元のビデオが古いためか、画質があまり良くありませんでしたので、コピーしたものは更に悪くなっております。私の近所のTSUTAYAは、かなり邦画が多くなっています。田舎で年寄りが多いからでしょうか(笑)。
ユミ様、はじめまして。それほど多く絶版になっているとは存じませんでした。現在、出版界大不況ですものね。上場企業が1社しかない小さな業界ですし・・。しかし、自分の愛する作品達が次々とお蔵入りさせられるのは哀しいものです。せめて電子書籍など、何か新しい形ででも、世間の目に触れるところにあって欲しいものです。



[478] そうですね 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/23(Sun) 20:58
この時代、出版物で手に入らないのも何か変な気がするのもインターネットで脳が慣れているせいでしょうか。何もかもすぐ読める気がしていたのも邪心ですね。
もう少ししたら、ゆっくり先生の本が読めます。先生の本は、不勉強な私にとって、泉のようです。いくら勉強しても追いつかず、コンコンと湧きいでています。でも、私の好きなものばかりなので、嬉しいかも。でも、湖の子さまの持っているビデオって「シルクロード」て゜はないんですよね。
ところで、お正月京都に行くのですが、その前に近江に行きたいんです。いろいろ廻るにはやはり車がないとダメなんでしょうか。


[479] イブ 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2001/12/24(Mon) 04:01
遂に24日になってしまいましたね。
普段は家と近所のスーパーを結ぶ道ぐらいしか歩かないので、この前待ちに出掛けて、すっかりクリスマスモードになっている街を見て、驚いたものです。
まぁ、後数十時間で、すっかり年越しモードになるんでしょうけど(笑)。

yakkoさん、近江に行かれるんですね。
いいですよ、琵琶湖の国は♪(地元もとびいき?)
ちょっと『星と祭』についているお寺マップを見たのですが、やっぱり電車だけでは辛そうです。
実際に行ったことがないので分かりませんが、石碑がある寺なんかは、歩いていけなくもない距離でしょうか。
旧街道を歩くぐらいなら、電車だけでも十分なんですが…。
いろいろ廻るとなると、やっぱり車があった方が便利かも知れません。
お役に立てず、申し訳ありません。
野良犬少年!?さんのサイトにある、『散歩』みたいなページが作れると、いいんですけどね。

[480] メリークリスマス 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/24(Mon) 10:58
管理人さま、どうもありがとうございます。なかなかお正月に近江の方へ行く機会もありませんので、ちょっと本腰入れてコースの計画をしようかと考えています。でも、車がないと大変なんですね。ちょっと検討してみます。

今日はクリスマスイヴ。これから街に出かけて、大きな本屋さんで井上先生の本を探して来ます。まだ「化石」が見つからないんです。今日ダメなら近所で注文して来ます。

ところで、井上先生のお嬢様の書かれた本のタイトルをご存じの方、教えて下さい。

[481] おろしやこく 投稿者:黒砂真墨 投稿日:2001/12/25(Tue) 00:06
メリークリスマス。
時々のぞきに来るけど書き込むことはあんまりない、くろすなと申します。ちなみにクリスマスはケーキ食べるだけです。
あと、数時間後、12月25日午前1時42分より、映画「おろしや国酔夢たん」が放送されます。出演緒方拳、西田敏行ほか。西田氏は「敦煌」にも武将の役で出てましたねー。ナイスクリスマスプレゼントABCテレビ!
こんなぎりぎりな時間に書き込んでても誰も見てない可能盛大ですが、興味ある方は深夜のテレビチェックして見てください。


[482] 無題 投稿者:三毛猫 投稿日:2001/12/25(Tue) 11:40
湖の子さん、こんにちは。
年も押し迫ったといいますのに先週末からいろいろと有りました。
それでも昨夜は一人暮らしを始めた娘もいっしょにゆっくり出来ました。(かわいそうな彼女、イブだというのに父母弟とケーキを頬張っている。意地も張らずにいる所がけなげでして(^^)おかしです。

ビデオ、お気持ちありがとうございます。ですがこちらでもう少し当たってみましょう。「有終の美・・」同じ気持ちを持ちますが、この選択するもののあまりに多い時代、そして価値観の幅の広さとその自由さを我が物にできる私達。そのようなことを思いますと埋もれてしまう名作、また一時にせよ光輝くほどの天才の出現も(井上靖をいうわけではありませんが)残念なことだけれども、有終の美も飾れない運命を持っているのかもしれないと思います。
でも味わった人の心にはきつく焼き付いて消えない、貴重な光のように思います。
都邑とその位置とお聞きして、そうその位置を確かめるべき旅の話をよんんだことがありました。「学生時代のノート」と共におとずれ
何十年かぶりに開いたノートをその位置で干てん国の風を当ててやった・・というようなこと。

ばりばり蟹座さん、いつもいろいろ教えてくださりありがとう。
小説も読んで無いものばかりなのに、紹介してくださったものも読みたいと気ばかり急いてしまいますね。それなのに、
こんな事は言っていられないんですが、私は本屋さんに偶然有れば買いますし、あとは古本店などで見つけております。ともに有ったときの嬉しさはすごいです。
そんなわけで「化石」ゲットは今年の最高打でした>yakkoさん。
最高といえば、こちらのページとの再会とみなさまとお話できたことも何よりのいいことでした

>ユミさん。
「本覚坊遺文」読まれたんですね。お若い方と思っておりますので
すごいな、と素直に思います。
同じような口語体のもので「後白河院」というのがありましたね。
何人かの口を借りて後白河院のことが書かれてありますが、あれは
早期の作だと思いますよ。
圧倒的な「雅」さに驚かされたことを憶えています。
「孔子」も同じ書き方でしたね。弟子が語ります。
これは途中で止まってしまっていて、トーンダウンしてしまった>yakkoさん(笑)。

>黒砂真墨さん
深夜は夢のなかでごさいました。昨夜はメリ、メリー、クリスマスイブのせいかいい夢だったですよ。また教えてくださいな。


[483] う、ケーキが・・。 投稿者:湖の子 投稿日:2001/12/25(Tue) 18:48
三毛猫様、例のテープに巡り会われる事をお祈り申し上げます。それでは、お役に立てますかどうか分かりませんが、タイトルを記しておきますね。「NHKビデオ 第一部 絲綢(しちゅう)之路 シルクロード 第三集 敦煌」です。三毛猫様の仰る、「価値観の幅の広さとその自由さ」によって、多くの方がこのテープに出会わないかもしれません。しかし、ここにお集まりの皆様は井上靖さんの作品やその中に織り込まれている精神にすでに出会っていらっしゃいますね。そう考えますと、皆様がこのテープに巡り会われるのは時間の問題であるかもしれませんね。
井上靖さんは、非常にメモを多くとられる方でいらっしゃったと、読んだ事があります。どんなに鮮明な記憶よりも、1ページのメモから受ける印象を重用していらっしゃったのでしょうね。その「学生時代のノート」によって、学生時代に想い描いた于てん国の都が、その風が撫でたところから次々とよみがえってきたのでしょうね。それを一枚の絵に写生すると、きっと面白いものになるでしょうね。

yakko様、井上靖さんの御子息、井上卓也さんがお書きになられたものが「グッバイ、マイ・ゴッドファーザー」で御息女の黒田佳子さんがお書きになられたものが「父、井上靖の一期一会」です。私は幸運にもどちらも図書館で借りる事が出来ました。Amazon.comは在庫切れであったと思います。ビデオ共々、見つかりますといいですね。

黒砂真墨様、はじめまして。私もちゃっかり、「おろしや国酔夢譚」タイマーで録画しました。実は、原作も、映画も観た事がありません。
今、熱が38.5度ありますので、食欲がありません。ケーキは我慢して、代わりにその時間をおろしや国観賞に充てようと思います。うう、ケーキが・・、シャンパンが・・。


[484] みなさまへ 投稿者:ユミ 投稿日:2001/12/26(Wed) 16:02
管理人様。おかげさまで、課題は順調に進んでおります。春休みには、ゆっくり神田や早稲田に本を探しに行こうと思っています。何かと縛りの多い学生生活ですが、2ヶ月も休みが与えられるのは今だけですしね。

yakko様。お久しぶりです。ちょくちょく覗いてはいるんですが、心に余裕が足りないので、ついそのままページを閉じてしまいがちです。yakkoさんは図書館にお勤めだと知って、羨ましく思いました。人と本をつなぐ窓口の役目ですよね。頑張ってください。

湖の子様。私も、バイトとは言え出版界の末端に身を置く者として、今の状況を淋しく思います。我が書店の店長も、「ブランド物のバッグにはいくらでもお金を使うのに、千幾らの本を買うのは嫌だという人ばかりだ」と嘆いています。もっと本の面白さを、沢山の人、特に子供に知ってもらいたいですね。 熱は下がりましたか? お大事になさってください。

三毛猫様。こんにちは。お話しするのは初めてでしたでしょうか。私は来年ようやくはたちになる子供ですので、井上先生の本を読んでもどこまで身に出来ているか分かりませんが、この先もファンであることは確実ですので、じっくり読んでいきたいと思っております。「孔子」は今年の秋頃読みました。最後の長編ということもあり、考えさせられるところの多い作品でした。先日電車で「孔子」を読んでいる人を見つけ、「おおーっ」と興奮してしまいました。

[485] 準備は着々と 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/26(Wed) 23:25
ユミさん、こんにちは。お久しぶりです。実は、声援いただいたんですが、図書館勤務ではないんです。以前、うちの図書館という書き込みをしたんですが、そのせいで図書館勤務だと思われたのでしょうか。図書館は、職場にありまして職員の厚生設備なのです。それが古いのなんの、って。おかげで井上先生の古い本が新書であるんですよ。私は普通の一般事務です。たまに予算時期なんかは何十人分もごはん作ったりもしてますけど。でも、応援ありがと。
湖の子さま、お嬢様だけでなく、ご子息のタイトルまて教えて下さってありがとうございます。購入は難しいようですね。近所の図書館にもありませんでしたので、区全域で捜索してみます。今度、湖の子さまの近江に行って参ります。思いっきり先生の世界に浸って来ます。
黒砂さま、はじめまして。残念ながらその時間は夢の中でした。でも、私も以前映画を観て、原作をむさぼる様に読みました。面白かった。私の中では西田さんは思いっきりハマり役です。また、何か情報があったら教えて下さい。

かねてよりの計画通り、観音様を求めて近江に旅立つことになりました。鞄には勿論「星と祭」を詰めて。近くの文学館にも是非お邪魔したいと思っています。どんな気持ちで私は観音さまと向き合うのか、今から楽しみです。本当、どんな気持ちになるのでしょうね。

三毛猫さま、大きな娘さんがいらっしゃるのですね。いろいろ本の話などもするのですか。机の上にそっと「しろばんば」を置いておかれたらいかがですか。先生が訳された「更級日記」でもいいかもしれませんね。

[486] 観音様 投稿者:湖の子 投稿日:2001/12/27(Thu) 02:37
yakko様、あっしはもぐりなもので、「星と祭り」を読んだ事がありやせん。しかし、「父、井上靖の一期一会」で渡岸寺の国宝11面観音像について触れられてあり、ネットで検索した事があります。そこには観音についてこう書かれてありました。「観音とは人間の悩みや苦しみを救う事を己に課し、そうする事によって悟りを開こうとする修行中の仏様」
これを読んだ時にパッと、その前日ニュースで見たアフガン難民の飢餓で瀕死にある幼児の画像が頭に差し込んできました。ああ、あの幼児に今必要なのは、新しい政府でも一時的な食料でもなく、あの観音像なのだ、と思いました。あの幼児がこの先、生存するのに充分な食料を得て、更に人生を謳歌するのに充分な教育を得る事がどんなに困難な事でしょうか。人はどうする事も出来ない、なるがままである困難に直面した時、それの解決されない事を脳裏に認めながらも、何かにすがらずにはいられないのではないでしょうか。観音様のあの右手に遂には触れる事を許されないのを知りながら、すがらずにはいられないのではないでしょうか。その私には体験し得ない彼らの絶望に思い至った時、それをどうする事も出来ない私もまた、観音様にすがろうとする一人でありましょう。人々の涙をその肌で吸い、今に伝わる観音像よ。私の一滴もその手に加えてはくれまいか。近江のご旅行は素晴らしいものになるといいですね。
ユミさま、おかげさまで熱の方はだいぶ下がりました。熱の事は書くべきではありませんでしたね、反省しております。最近では書店で子供達に呼んで聞かせる活動をされてるところがおありのようですね。大人は仕事で疲れているので、活字よりもリズムよく耳に入るテレビに向かいますし、学生は漫画が中心。しかし、これは私小説主流の日本の文学では仕方のない事なのでしょうね。ハリーポッターが日本で初版なら、きっとあのように大ヒットしなかったのでしょうね。こんな流れは20世紀までとなって欲しいです。

[487] 無題 投稿者:三毛猫 投稿日:2001/12/27(Thu) 09:28
>ユミさん。
はたちのお嬢さん、いいですね。お勉強を大切になさりながら
井上靖に限らず良い作家さんに出会っていかれることを希望いたします。硬いお話にしたくないけれど、今年読んだものの中で川端康成がその才能をかって応援した、若いけれど命に限りのある作家に「とにかくいいもの本物を読みなさい。そこいらにあるものを読んではいけません・・」このような言葉をおくりました。(実話です)このいいものを、というのに私はガンと一撃されたのです。
いいもの、文章・内容・感動の種類・・私なりに考えてみたんです。
贅沢ではなくても、いいもの・本物にふれることってとても大切だな、読むという心の糧には特にそうなのかもしれない、と。
もちろんエッセンスも必要、ビタミンも必要ですが(^^)。
この年齢になって、気ずいたことでした。
こらからもファン、とおっしゃるのがとても嬉しい。

>yakkoさん。
寒いのもなんのその!元気ですね!ご報告お待ってます。
観音様のご慈悲を頂いてきてください。
娘は「しろばんば」ちょっぴりだけかじったようです。
ダメですわ。

琵琶湖の湖面で羽を翻しうつろな目をした水鳥は・・おおよ〜〜く
見たら湖の子さんでしたか。どうやら元気に飛べるようになったみたいですね。飛んでいって、アフガンの子供達の絶望と涙をかき集め十一面観音さまに吸い取ってもらってください。


[488] 失礼しました 投稿者:ユミ 投稿日:2001/12/27(Thu) 22:26
すっかり早とちりをしてしまい、失礼しました。書き込みを見ていると、yakkoさんはよく旅行されるんですね〜。小さな国だから、いろんなところに行っていろんなものを見てみたいなぁと、私も思います。帰っていらしたら、またお話しを聞かせてくださいね。

[489] 帰省 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2001/12/28(Fri) 15:41
冬休みということで、滋賀県の実家に帰ってきました。
やっぱり、実家はいいですね。

>黒砂さん
お久しぶりです、お元気でしたか?
『おろしや国酔夢譚』、やっていたんですね。
そいうえば、『おろしや国酔夢譚』は、僕が唯一映画館で見た井上靖の作品です。なんか、映像に圧倒された覚えがあります。
ん〜、見損ねてしまいました。

>yakkoさん
近江に来られるのですね。
滋賀県に帰ったら、『星と祭』に出てこられる観音様を調べてみようとか思っていたのに、見事に浜松に置いてきてしまいました…。
十一面観音像と冬の琵琶湖を楽しんできてくださいね。

活字離れ。
僕も昔は、進んで活字本を買おうなんて思ってなかったし、やはり漫画しか読まなかったので、あまり人のことは言えませんね。もし井上靖を読んでいなければ、今でも漫画ばかり読んでいたような気がします。
それが今では、こんなサイトを作っているのだから、井上靖作品との出会いは、僕の人生に大きな影響を与えたようです。
何がきっかけになるかは分かりませんが、今は読書と縁が無くても、僕のように活字の面白さに気付く人が増えるといいですね。

[490] すっかり年末ですね 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/28(Fri) 19:32
元旦からお店が開くようになって、余りお正月が昔程、別の空間っぽくなくなりましたけど、年の瀬だけは変わらず独特の感がありますね。エッセイとかを読むと井上先生のお宅のお正月は賑やかだったようですね。
湖の子さま、観音様のお話ありがとうございました。観音様は何でも救ってくださるんですね。確かに慈悲深い顔をしていらっしゃいますものね。観音様を彫られた方は無数にいらっしゃると思うけど、何を想って彫られたのでしょうか。
活字離れの話もしみじみと読ませていただきました。本は確かにきっかけかもしれませんね。私も一時期漫画ばかり読んでいた頃がありましたけど、何の気なしに読んだ小説が余りに面白くて、以来いろんな本を読むようになりましたので。勿論、今でも漫画も好きです。何故か活字離れの話を読んでから、更級日記の冒頭文を暗唱してみたりしています。(無理矢理暗唱させられて、まだ覚えているもので)少なくなったかもしれないけど、あんな女の子、まだ日本にはいると信じています。そして観音様にお願いしてたりしてね。
ユミさん、お正月はゆっくりできそうですか。書店も子供が冬休みに入って、大忙しだと思いますが頑張ってね。立仕事だから結構辛いですよね。私も足がよくムクんだものです。あっ、旅はいいですよ。でも私の旅はほとんどうっかり八兵衛みたいなものですけどね。でも、今度みたいにテーマが決まっている旅が一番心に残るし、出発前からワクワク度も高いです。ユミさんも井上先生に負けないくらい、行って来てください。
三毛猫さま。はい、とっても元気です。毎日ケーキを食べて、友人たちとごはんを食べているうちに、体格までも健康そのものです。飛び跳ねてみたら、余りにも身体が重くってショックが隠せません。川端先生のお言葉、身に染みました。というか、冷水を浴びせられた感じです。来年、無鉄砲に読むのはやめて、少しテーマを決めたりして読んでみたいと思います。どうしても突然読みたくなるものも出て来るのでしょうが。
管理人さま、もう近江なんですね。私ももうすぐ行きますが、毎日ガイドブックを読んだり、インターネットしたりで大忙しです。時間も一泊二日なのであまりないため、結局渡岸寺と、開いていたら井上先生の記念室。時間があれば石道寺と長命寺に行きたいと思っています。本当は糸切り餅が大好物なので、お多賀さんにも行きたいのですが。

渡岸寺の観音様や石道寺の観音様、長命寺の観音様のお写真を未だ拝見していませんので、ちょっと興奮しています。以前、奈良で働いている時には(転勤族なもので)和辻先生の「古寺巡礼」を片手に回ったものでした。そのときの気分と同じくらいの盛り上がりかも。ちなみに私は法華寺の観音様が好きなのですが。
井上先生は、新聞記者時代に美術の担当をされていただけあって、仏教美術にしても、内外の美術や建造物等に対してもディテールの細かい表現をよくされますよね。その表現につられて、本物をつい見たくなってしまいます。「流砂」を読んだとき、じっとしていられなかったですもの。



[491] 抹茶one 投稿者:湖の子 投稿日:2001/12/29(Sat) 02:45
あと3回太陽が昇ると初日の出ですね。太陽もそれに向けて神々しさを充電中でしょうが、元旦は全国的に天気が崩れるようですね。初詣の時には、雨が降らないことを祈るばかりです。初詣といえば夜店がつきものですが、私は学生の時、サーカスのテントの前にだしていたたこ焼きと焼きそばの夜店のアルバイトをした事があります。その焼そばのキャベツを店から少し離れた所で切っていた時の事です。私がもの凄く雑に切っていましたら、私の横を通った小さな女の子が、「お母さん、あれ何してるの?」と母に訪ねたのが聞こえ、それに続いてその子供の母親が、「あれはね、象さんのごはんを作ってるのよ」と答えているのが聞こえました。そのサーカスには、夜店がその1軒しかなかった為、あの母子がその象さんのご飯?を食べている可能性がないとはいいきれませんね。無理やりこじつけて、結局それが言いたかったのね、という書き込みでした。
三毛猫様、私はだめですよ。アフガンを飛び越えて、アルメニアの美女のところへ行ってしまいそうですから。そしてふられて、また一つ「遠い海」が増えるのでしょうね。
ばりばり蟹座様、実家っていいですよね。なにせ飯が上手い!私など栄養補給に帰るようなものです。ああ、幾つになっても親には迷惑のかけ通し・・。今年の反省という事で。そういえば、井上靖さんの何かの詩の中に、ふるさとを父母国と書いていらっしゃいましたね。人である以上は、ふるさととは、父母の国なのでしょうね。
yakko様、そうですよね。面白い本に出会ったからこそ、本好きなのですよね。生まれつき本好きなんて人はいないのかもしれませんね。更級日記の女の子は当時流行の源氏物語に出会って心を躍らせたのでしょうね。まだそんな女の子がいるのでしょうか。それが女の子に見えるおじさんだったら怖いですね。
今日、1ヶ月前に島根で焼いた抹茶碗が届きました。真面目に造ったつもりなのですが、これがなかなか変てこなのです。しかし、そのいびつなところに愛着が出来そうですね。近江といえば信楽焼ですね。観音像もやきものも羨ましい限りです。ご旅行の道中お気を付けて行ってらっしゃいませ。ご感想をお待ちしております。



[492] もうすぐ500ですね 投稿者:yakko 投稿日:2001/12/29(Sat) 20:21
記念すべき500には足跡は残せないとは思いますが、隆盛ですね。来年もいろいろな井上先生のお話が、ここで賑やかに出来ることを楽しみにしています。

湖の子さま、サーカスでの夜店の話、大変興味深く読ませていただきました。なにかとても詩的で、その情景が脳裏に浮かびましたよ。夜店と、サーカス。湖の子さま、ちょっと詩に書いてみてください。
信楽焼と言えば、今日近所で思わず椀を買ってしまいました。いいですね、ほっこりしてて。あと、九谷の小皿と有田のお猪口も衝動買いしてしまいました。うーん、総額五千円以内だから、ささやかな衝動買い、許して。それで東京最後の今夜、炊いた野菜を肴にちょっぴりお猪口にお酒を注いで飲んでます。勿論、例によってケーキも冷蔵庫で待ってます。

というわけで、明日からいよいよ近江に行って来ます。中継が出来ないのが残念ですが。三毛猫さま、ご慈悲いただいて来ますよ。
 行く前に「星と祭」を読み返しています。ちょっと心の中にぽっと月が昇っているかも。明日到着するまでに読み終えないと。

では、管理人さま。来年も頑張って管理してください。みなさま、来年もよろしくお願いします。

                 一人大晦日モードのyakkoより


[493] 無題 投稿者:三毛猫 投稿日:2001/12/30(Sun) 08:05
ほっこり、ぽってり、どっしり、信楽の焼き物は私も好きです。
ロクロなるもので一つ二つこしらえたことも有りましたが、ロクロに
かまわれてしまいました(笑)
信楽の花瓶を高校の恩師に頂いたとき、「旦那が言うこと聞かなかったら、これでやってしまえ」なんておっしゃってくれましたが、
とんでもない勿体ない、大きなお花を時おり入れています。
出番が少なくて可哀想なようです。
ぐっと庶民的な笠間焼きの陶芸市も見応えがありますよ。
ざらついた笠間焼きで出来た猫の置物で好きなのがある。
ドカンとした大皿の温みも大好きです。
湖の子さん、しっくり馴染んでますか?抹茶椀、私だったらそれで
コーヒー頂きます。「おまえなんでこんな格好に仕上がったんだ?」
なんて一人つぶやく湖の子さんがみえました。

>伊豆さん、
「化石」読まれてますか。
わたしはしばらく眺めていようと思ったのに読んじゃいました。
伊豆さんがテレビでご覧になったことが思い出されて、岸けいこさん
こんな感じかな・・飛んでいく風景は・・などと行ったこともない
のに、すっかり自分の中で景色まで出来上がってしまうほどでした。
1950年代頃のヨーロッパと日本を行ったり来たりの極個人的なストーリーの中で、時おり見せる時代小説っぽい感覚にくすりとしました。
歴史物を思い出すな・・と。
ドラマ化されるには、もってこいのお話だったと思いましたよ。
相変わらず感じる「ユーモアのセンスの良さ」好きです。

yakkoさん、お気をつけて行ってらっしゃいませ。
みなさま来年もどうぞよろしくお願いいたします。


[494] サーカスで壺乗り 投稿者:湖の子 投稿日:2001/12/30(Sun) 20:52
yakko様、皆様にお見せするような詩は、私には無理ですよ(笑)。
サーカスの詩といえば、中原中也さんの「サーカス」がありましたね。ゆあーんゆよーん、の。でも、あれは日中戦争突入前という社会背景を詠ったものですから、この場合、ふさわしくないかもしれませんね。「汚れっちまった悲しみに」、かっこいいですね。いつかこんな文章が書きたいものです。それにしても、詩ってなんなんでしょうね。井上靖さんは、「詩を逃げないように閉じ込めてある箱」とおっしゃいましたね。しかしながら、単に言葉だけでは、読者はその箱を容易に開ける事が出来ませんね。文章や言葉で意志の疎通をはかっても、やはり微妙なズレが生じます。何がそれを補完するのでしょう。それは音やリズムではないかと思いますね。言葉によって心を似せ、音やリズムによって伝心させる。その時に人は、以心伝心を悟るのではないのでしょうか。テレビの効果音の様に。そう考えますと、自分の気持ちを正確に表しながら、読者にも理解の出来るものを書くのは、まさに至難の作業ですね。天才の仕事と言われるのがよく納得できますね。
三毛猫様、信楽も笠間も焼き締めのほっこりとした土の風合いが、温かくていいですね。ご主人を殴るのに勿体ないとは面白いですね。ああ、私もそうなるのでしょうか。ところで窯変なんて、普通に考えたら欠陥品なんですが、それが魅力ある品物を選ぶ上で重要な点になっていますよね。そういえば何かの本で、よく出来た能面は、右と左の眉や目が微妙に違う、と読んだ事があります。実際の目や眉も左右で形がちがいますね。それが全体から観た時に、不自然でなければ、リアルな美しいものになるのでしょうね。私の茶碗も少し傾いてしまったり、貫入にむらがあったりしますが、全体的にはなかなか私の好みだったりします。少し平たくて、夏向きのようにも思えますが。島根で焼きましたが、土は信楽産で、透明釉のみの為、全体にクリーム色に見えます。口縁に鉄釉で縁取りがしてあり、一見、鯨皮唐津のようであります。これから貫入にお茶が染み込んで、だんだん良くなっていくのでしょうね。

[495] また来ました 投稿者:三毛猫 投稿日:2001/12/30(Sun) 21:55
今年はもう書きこはおしまい、なんて思っていたのに来てしまいました。ご自分で作られた焼き物への愛着の気持ちわかります。
いとおしいですよね。
撫でて撫でて包み込むように運ぶのはどうしてでしょうね。
掌で感じるものを逃がさないように包み込むのかもしれません。
鉄のうわぐすりは黒っぽく出るんでしたっけ?
口元にすぐに馴染んでしまう事でしょう。
貫入への染み込みがいい具合に出ますように。
そういえば、私の恩師は、タバコの灰を気長に溜め込んでそれを
うわぐすりにしていましたが、どんな色に出るのかもう憶えていないのです。詩にしても焼き物でも、創ることそれを他へ感動として伝えることはおっしゃるように、まさしく至難の業なのだと思います。
でも自分でのこれは良いっておもったものが、ある時突然色あせてしまう瞬間て有りません?
私はそういうことに一辺で懲りてしまう意気地なしです。

[496] 煙草の灰の埋葬ですね 投稿者:湖の子 投稿日:2001/12/30(Sun) 23:26
私は24歳とまだまだ人生の経験値がそう高いとは言えませんが、やっぱり突然色褪せてみえてしまう事がありますね。
学生の時は友人達とロックバンドを組んでいた事がありますが、今は音楽にも楽器にもあまり興味がありませんし、鼻歌を鳴らす事も少なくなりました。今になって考えてみると、私は純粋に音楽が好きだったのではなく、単に友達と騒いでいるのが楽しかっただけなのかもしれません。それで卒業と同時に解散して、またそれと同時に音楽への興味が薄れていったのでしょうね。やきものにしても、今回のものは単に私が作ったという思い入れだけで愛着があるのかもしれません。何か外的な要因で惹かれているものは、私の場合、余り長続きしないように思います。もし、魂が求めている、というようなものがあれば、きっと一生のものとなるのでしょうね。
鉄釉は、調合にもよると思いますが、焼成時間を短くし、急冷すると織部黒のように黒くなり、長く焼成すると茶色く発色します。私のものは茶色です。あと、煙草の灰は、これも調合によって変わると思いますが、白色から鼠色あたりに発色すると思います。黒っぽくなるかもしれません。無彩色であることは間違いないと思います。もとが灰なんだからあたりまえだろ、って言われそうですね。

[497] 陶器 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2001/12/31(Mon) 03:14
遂に、大晦日になってしまいましたね。
今年もあっという間でしたね、年末はこの掲示板もみなさんのおかげで賑わって、楽しい一年でした。

湖の子さんは24歳だったんですね。
なんだか、落ち着いた感じがしたので、勝手にもっと年上の方だと思っていたのに、僕と同い年だったとは、驚きました。

何か良いと思っていたものがあって。
他のものが現れて、徐々に薄れていくことはありましたが、僕はまだ、ある時突然色褪せる瞬間というのは経験していません。
まだ人生経験が浅いからなのか、それとも、そこまで何かを良いと思ったり、情熱を傾けたものが無いからなのか。
なんだか、ちょっと怖い気もします。

陶芸と言えば、父の趣味が陶芸で、最近では実家に帰ってくる度に、家の中の陶器が増えています。
今ちょっと見渡しただけでも、陶芸だらけです。
そんな父もを持ちつつも、僕自身は陶芸の知識は全くないので、どういうものなのかは分からないし、説明も出来ません。
もっとも、最近このページを作っていることを父に知られたので、下手のことは書けないというのもありますが…(笑)
それでも、何か既製品の良くできた陶器よりより、愛着はありますね。

yakkoさんは今頃、近江ですね。
結局、yakkoさんと思われる方は発見できませんでしたが(笑)、観音様との出会いはいかがだったでしょうか。
また、お話を聞かせて頂くのが楽しみです。

[498] 大晦日なのに。。。 投稿者:どら 投稿日:2001/12/31(Mon) 08:40
ついに大晦日まで仕事するハメになってしまいました。
お久しぶりです、どらです。
こういう生活を送っていると、井上靖のことも、音楽のことも、もちろん陶芸のことも、全く考えなくなってしまいますね。
蟹座さんも、今の貴重な時間をどうか大切に。

では、また来年お会いしましょう。
来年はもっと頻繁に登場していこうと考えております。
どうぞよろしくお願いします。

ちなみに自分、25歳です。

[499] 今年の汚れ、今年のうっちっに! 投稿者:湖の子 投稿日:2001/12/31(Mon) 16:04
ふう、ようやく大掃除が終わりました。
といっても、A型には見えん、と言われる性格ですから、部屋は丸いものだと思っておりますが。
どら様、職場で年を越されない事をお祈りします(笑)。どん兵衛をすするのは悲しいものがありますね。ずずず・・っと。
ばりばり蟹座様、ばりばり24歳ですよ!でも最近は勢いがなくなりました。身体も痩せましたし。横腹のあたりが痛いのが原因かもしれませんね。今年は胃カメラを飲んだりと、さんざんな年でしたが、こうして皆様とお会いできまして大変ありがたく思っております。
本年はどうもお世話になりました。来年も変わらずお付き合いくださいませ。よいお年を!

[500] そば 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2001/12/31(Mon) 19:53
年越し蕎麦を食べました。
今年も、あとわずかですね。

どらさん、お久しぶりです!
この時間はもう、事後とも終えて、家でくつろがれているでしょうか?
僕はまだ学生生活が続くので、その間にこのページを、どんどん充実させていきたいですね。
なんだか、去年も似たようなことを言っていましたが、来年こそは…。

僕は、今年は厄年でしたが、特に災いも無く過ぎそうです。
湖の子さん、来年は良い年になるといいですね!