GILLIAN HILLS |
PROFILE |
英国人(母親はポーランド系) ロジェ・ヴァディム(Roger Vadim)によって見出され彼の映画『危険な関係1960』(Les liaisons dangereuses 1960)でのCecile de Volanges役になうよう提案されたが、諸般の事情により結局この役はJeanne Valerieがすることになる。 その後英国にて『狂っちゃいねえぜ』(Beat Girl)の主役の座をつかみ、そのコケティッシュでかつ挑発的な野性味でメキメキと兎角を表す。 パリに戻りエディ・バークレー(Eddie Barclay)のオーディションを通過、1960年10月、16歳の時、最初のEP(Ma premiere cigarette)をリリース。 同時期にアンリ・サルヴァドール(Henri Salvador)、Jean Yanneとのコラボレート、またエディ・コンスタンティーヌ(Eddie Constantine)とのデュエットもののEPもリリースしている。 1962年1月、エディ・ミッチェル(Eddie Mitchell)率いるレ・ショーセット・ノワール(Les Chaussettes noires)とのコラボレートにて"C'est bien mieux comme ca"をリリース、それによりシャルル・アズナヴール(Charles Aznavour)とGeorges Garvarentyが当時のスター総出演の映画『パリジェンヌ』(Les parisiennes)の構想を練ることになる。 また自ら作詞作曲をこなしレコードをリリース、雑誌の表紙を飾るなど活躍したが、1965年1月"Rien n'est change"がフランスでの最後のレコードリリースとなる。 (しかし英国にて"Look at them/Tomorrow is another day"という曲を吹き込んだらしい) その後彼女は活動の場を音楽からテレビ映画や劇場用映画へと移す。 主な出演作(劇場用映画)は1964年『Les pirates de l'Amazone』、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の『欲望』(Blow-up)(なんとジェーン・バーキンとのツーショットもあり!)、『The inadmissible evidence』、『Three』、『La faute de l'abbe mouret』、『Nana 70』、1971年『時計じかけのオレンジ』(A clockwork orange)、1972年『Demons of the mind』、『Il mio nome e scoppone e faccio sempre cappotto』など。 芸能界を退いてからはロンドンやニューヨークにて本のカバー用の絵画やイラスト作成の仕事に就いた。 参考資料:『Twistin' the Rock vol.9 (Vue integrale) / Gillian Hills』 |
DISCS |
A面がHenri SalvadorとJean Yanne、B面がHenri SalvadorとGillian Hillsの共演で、バックをLe Ramirez Cha Cha
Bandというバンドがつとめているという構成になっている。 |
Specialisation(Specialization)とAimons-nous(Let's make love)は映画『恋をしましょう』にてマリリン・モンローが歌った曲のカヴァー。 |
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タイトル曲はアンソニー・アスキス監督の映画『求むハズ』1960年(The millionairess、フランス語タイトルles dessous de la millionnaire)にてソフィア・ローレンのために作られた歌らしい。 |
タイトル曲はThe shirellesのカヴァー。 |
全曲彼女が作詞作曲。 |
こちらも全曲彼女が作詞作曲。 |
Tut, tut,
tut, tut (Busy signal)はフレンチポップのオムニバスCD 『Pop a Paris』vol.5
収録でThe lollipopsのカヴァー、 |
監督:ジャック・ポワトルノー、ミシェル・ボワロン、クロード・バルマ、マルク・アレグレ |
こちらで"C'est bien mieux comme ca"を歌っているのはDany Saval(ジャケット写真も彼女) |
プロフィールで触れたので一応掲載しておきます。 |