ここは豪雪地帯。春になり根雪がやっと解けて地面が表れました。すると地面に迷路のようなおもしろい模様が描かれていました。何の模様なのでしょうか。
これは、ヒミズがトンネルを掘った跡であると思われます。ヒミズはモグラの仲間で、モグラよりも小さく、地面の浅いところにトンネルを掘って虫や実を食べて生きています。冬の間も地面や雪の中にトンネルを掘って元気にしている様子がこの写真からもわかります。雪のない時期には活動しないような開けた所でも、雪の積もっている間は安心してトンネルを掘り進むので、雪解け後にトンネル痕が人の目に触れることになります。厚く積もった雪の下でも元気に生きている動物がいると思うと楽しくなりますね。