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いもむしが枝から糸でぶら下がっている時

  毛虫やいも虫が口から糸をはいて枝からぶら下がっているところを見かけることがあります。アリや小鳥に襲われて緊急避難的にぶら下がったのかもしれません。種によっては移動の手段としてぶら下がるものもいます。このまま落ちたのでは、食樹から離れてしまってエサにありつけなくなってしまいます。この後この幼虫はどうするのでしょうか。写真のように胸〜頭をよじりながら、口を上手に使って胸脚に糸を巻き取っているのが観察できます。口と胸脚で”糸玉”を作りながら糸をたぐり寄せ登っていくのです。無事に枝に戻れた後、巻き取った糸はどうするのでしょうか。食べてしまうのか、「ぽいっ」と捨ててしまうのか。。。今度、よく観察しておきます。