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シラカバ(カバノキ科カバノキ属)
シラカバの幹には「への字」の黒い線が刻まれていますが何を意味しているかご存知ですか。
これはかつて枝が出ていた箇所を示しています。シラカバは紙状にはがれる白い樹皮をもっていますが、枝が出た所では樹皮にひずみができ黒い皺になります。枝が枯れ落ちた後もこの「への字」は消えることがないので、おなじみの白い樹皮に黒の紋様が現れるのです。近くで見ると汚らしいですが、高原のシラカバ林で遠くから眺めると、この紋様が実に美しいのです。