関西学生アメリカンフットボール Div.1 第3節



9月25日(土) 宝が池球技場 11:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
京都大学





関西大学





 


 京都大学QB#8横山が前節試合途中に負傷退場した。バックアップとして登場してきた竹下の調子があまり良くないようだが、少なくともあれから一週間経過している。どちらが、どのような形で登場してくるのだろうか。

 関西大学は前節の大敗から立ち直っているだろうか。厳しい試合が続く。前節はLB#41吉田(近畿大学戦の負傷の影響か??)が登場せずに、若いメンバー主体の第2、3列を関西学院大学のRBW陣が切り裂いた形になった。ここはどのようなメンバー構成で臨むのだろうか。京都大学のRB#25関根がスピードでLBを振り切ったり、WR#82岸田がDBマークを簡単にはずしてパス成功などというシーンばかり思い浮かんでしまう。
 関西大学の勢い、とくにオフェンスが復活すれば楽しみな試合になるのだが。




9月25日(土) 宝が池球技場 14:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
立命館大学





神戸大学





 


 王者立命館大学に、緻密なプランで逆転勝利して勢いにのる神戸大学が挑む。普通に考えるならば立命館大学の優位は堅い。しかし、挑戦者神戸大学が如何なる戦術で臨むか、立命館大学のパワーを如何にかわすか、挑戦者魂を楽しむという点で面白い組み合わせである。

 このように書くと、神戸大学に全く勝利の可能性がないように見えるかも知れないが、そんなことはない。神戸大学のオフェンスは、RB#40朴木が完全に復活したことで、QB#18上岡、UB#2仁科によるオプションを完成させた。さらに、パスターゲットも複数名いて、理想的なオプションオフェンスとなっている。この布陣でオプションディフェンスが苦手な立命館大学に一泡ふかせることは出来ないだろうか。


 立命館大学は、シーズン前の段階で神戸大学をどのような位置づけで見ていただろうか。楽勝の相手とは思っていなかっただろうが、突然、イヤな相手になったことだけは確かである。
 オプションではOLとDLの闘いの重要度が若干低くなり、LB・DBのスピード判断力が重要になってくる。主将&LB#99小西、DB#2古庄などがどのように対応するか。昨年までの立命館大学ディフェンスは鉄壁なときもあるが、瞬間的に全く機能しなくなってロングドライブを許すことが度々あった。今年のディフェンスチームは如何に。

 立命館大学オフェンスはQB#17川嵜がRB#36川田のドローで仕掛けてくる、さらに昨年よりはパス精度も向上してきて相手にとっては厄介なオフェンスとなってきた。前節神戸大学勝利の牽引者であるDL#89谷川、LB#51佐々木らとの闘いも焦点のひとつである。

 神戸大学がオフェンスで試合の流れを掴むようになれば、アップセットを引き起こすことも充分にありうる。こうなると、神戸大学応援団はお祭り騒ぎ必至。もし、どちらを応援するでもない方は神戸大学側での観戦をお勧めします。



9月26日(日) 阪急西宮ST 13:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
近畿大学





大阪産業大学





 


 この試合は、近畿大学にとっては一つの試金石になるかも知れない。大阪産業大学も何をしてくるか気の抜けないチームだが、攻守とも近畿大学が若干リードしているだろう。このような力関係でも、やはり、均衡した試合展開になってしまうのか、それとも、完勝するのか。相手に合わせた試合展開が出来るというのも、本当は重要なことだが、違った展開を見てみたい。

 前節の近畿大学は、神戸大学戦で終了間際の逆転負けを喫した。試合を完全に支配されてしまい最悪の展開だったが、はたして一週間でどこまで回復しただろうか。近畿大学オフェンスはRB#32平手に続くTBが登場してきた。とくに#39大坪のスピードは目を見張るものがあり、リーグ戦後半に向けてますます活躍していくことだろう。

 大阪産業大学は成長してきているのがよくわかる。RB#32平手のランを止めることが最重要課題だが、平手だけマークしていればどうにかなるという気がしないでもない。もっとも、判っていても抜けられるというのものあるが、近畿大学が合わせてくれると面白い試合展開になるかも。



9月26日(日) 阪急西宮ST 16:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
関西学院大学





甲南大学





 


 春の練習試合では、甲南大学が関西学院大学から初勝利をもぎ取ったのだが、所詮春のことであり何の参考にもならない。
 ここも、関西学院大学QB#3有馬の華麗なオフェンスが炸裂するのだろう。RBもWRもタレント揃いでボールキャリアを誰にするかだけでも迷ってしまうぐらいだろう。

 甲南大学にとっては3強対決の第3ラウンドである。立命館大学戦、京都大学戦を観戦した限りでは、甲南大学ディフェンスがこの多彩な攻撃に対応できるだけのものは残念ながら感じられなかったのだが。




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