関西学生アメリカンフットボール Div.1 第3節



9月25日(土) 宝が池球技場 11:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
京都大学 762122563-0-0
関西大学 000770-3-0
(現地観戦)
 
(スタッツ数値の説明) 京都大学 関西大学
TD 8 1
PAT (1点)回数-成功 7-6 1-1
(2点)回数-成功 1-1 0-0
FG 回数-成功 0-0 0-0
SF 0 0
FD 20 12
パス 試投-成功-インセプ 17-8-0 26-11-2
獲得ヤード 107 118
ラン 回数-獲得ヤード 36-277 29-101
攻撃 回数-獲得ヤード 53-384 55-219
反則 回数-喪失ヤード 7-50 7-21
ファンブル 回数-喪失回数 2-0 3-2
ボール所有時間 23:39 24:21
3rd-Down Conversions 5/10 5/12
4th-Down Conversions 0/0 0/2
(関西学生連盟Fネットサービスより)


 両校の力の差は点数ほどの開きはない。しかし、3強とそれ以外との間には歴然とした違いが存在することを改めて認識させられた試合内容だった。
 関西大学は前半を7−0で終わらせることもできたし、もしかしたら接戦のまま終盤を迎えて、あわよくば逆転なんてことも可能性としては充分にあった。そんな仮定の話をしても、というところだが、本当に惜しい試合を落とした。
 関西大学サイドで観戦していたのだが、いろいろなことが空回りしてしまっていて、心中を察すると、とても見ていられなかった。

 関西大学のレシーブで試合開始。この日はQB#12月野が最後までオフェンスを指揮した。最初のシリーズからパスで前進しFD更新するも直後のパスを京都大学#99奥村にインターセプトされてターンオーバー。

 京都大学のQBは#12竹下。FBには#30山本が配されてのギャングボーンオフェンス。そして、50ヤード地点から#30山本とHB#25関根の中央とオープンで先制のTDを奪った。
 しかし、前半のそれ以外にシリーズは、あまりテンポのいい攻めではなかった。FB#30山本がゲインするが交代違反やフォールスタートなど反則罰退のオンパレードとなって流れに乗れない。唯一のパスターゲットWR#82岸田とのタイミングも合わない。
 苦しんでいた京都大学オフェンスだったが、関西大学が立ち直らせるきっかけを与えてしまった。

 第2Q、京都大学がパントで攻撃権を放棄したのだが関西大学リターナーがボールをファンブル、京都大学がそれを抑えてエンドゾーンまで18ヤードの地点からのFDとなった。そして、FB山本の中央突破とQB竹下のキープでTDを獲得し前半を13−0で終えた。

 そして、第3Q。関西大学のキックオフで試合再開するのだが、そのキックがサイドラインを切ってしまい5ヤード下がっての蹴り直し。しかし、フォールスタートで再び5ヤード罰退。結局25ヤードからキックオフを行い、それを京都大学#25関根が約80ヤードのキックオフリターンTDを奪って、京都大学のペースへと導いた。

 その後は関西大学攻守ともマヒ状態に陥ってしまい、京都大学QB竹下キープや、WR#82岸田、TE#4脇田、WR#1灰井へと次々にTDパスを決めていった。
 ただ、京都大学オフェンスはフォールスタート、1秒不停止などスタート時の反則が多く、また、ディフェンスはショートからミドルへのパスディフェンスの穴は相変わらず残っていた。

 残り2分ぐらいからの関西大学オフェンスは、QB#12月野から、WR#81野口、WR#82池ノ上へ15ヤード程度のパスを繰り返して前進する。LBDBマークが無いのでのでほとんどフリー状態。最後はWR#9大前のジャンピングキャッチでTDを獲得した。さらに、オンサイドキックも成功して追加点のチャンスだったが、時間切れとなってしまった。


 関西大学がミスで自滅したというのは簡単だが、このつまらないミスがなくならない限り、3強相手に互角の戦いを挑めないだろう。関西大学含め他の大学も戦力的には充実して来たのだが、あと一歩、追い詰めるためのモノがない。今年もやはり3強の独走なのかと、改めて認識してしまった試合だった。



9月25日(土) 宝が池球技場 14:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
立命館大学 314010273-0-0
神戸大学 600061-2-0
(現地観戦)
 
(スタッツ数値の説明) 立命館大学 神戸大学
TD 3 1
PAT (1点)回数-成功 3-3 1-0
(2点)回数-成功 0-0 0-0
FG 回数-成功 2-2 0-0
SF 0 0
FD 15 17
パス 試投-成功-インセプ 14-5-2 5-1-1
獲得ヤード 70 9
ラン 回数-獲得ヤード 38-250 35-25
攻撃 回数-獲得ヤード 52-320 40-34
反則 回数-喪失ヤード 13-90 8-40
ファンブル 回数-喪失回数 1-0 3-1
ボール所有時間 24:10 23:50
3rd-Down Conversions 4/9 2/9
4th-Down Conversions 1/1 0/1
(関西学生連盟Fネットサービスより)





9月26日(日) 阪急西宮ST 13:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
近畿大学 000772-1-0
大阪産業大学 000000-3-0
(現地観戦)
 
(スタッツ数値の説明) 近畿大学 大阪産業大学
TD 1 0
PAT (1点)回数-成功 1-1 0-0
(2点)回数-成功 0-0 0-0
FG 回数-成功 2-0 1-0
SF 0 0
FD 14 9
パス 試投-成功-インセプ 27-10-3 23-11-2
獲得ヤード 115 75
ラン 回数-獲得ヤード 40-165 28-68
攻撃 回数-獲得ヤード 67-280 51-143
反則 回数-喪失ヤード 3-15 9-47
ファンブル 回数-喪失回数 1-1 1-1
ボール所有時間 24:56 23:04
3rd-Down Conversions 4/15 1/12
4th-Down Conversions 1/2 1/2


 近畿大学は前半だけで3回も相手エンドゾーン近くまで攻め込んだ。しかし、30ヤードFG失敗、エンドゾーンまで3ヤードからのFDで4回とも進まず、そして、20ヤードでパスインターセプトと、なかなか得点に結びつかない。
 後半も、20ヤードほどのFGを失敗した。そして第4Qにエンド前2ヤードからのFDをTDへとつなげてどうにか逃げ切った。

 近畿大学の攻め手が完全に相手ディフェンスに読まれてしまっているようだった。RB#32平手のドロー中央突破はほぼ止まってしまう。したがって、時々30ヤード程度のロングゲインがあっても、なかなかロングドライブのシリーズにならない。ディフェンスの読みが当たったり、あるいは、臨機応変に対応できてしまうような感じである。だから、エンドゾーンまで届かないのだろう。

 近畿大学は苦しい闘いが続く。とくにオフェンスは完全に手詰まり状態だが、打開策はあるか。3強との対決まで、まだ、時間はある。全部分解して、再構築されて登場してくるのを待ってます。その前の甲南大学戦は、なんとかきりぬけてほしい・・・・。



 大阪産業大学ディフェンスは、RB平手と対峙したDB#42長沼やDL#75木村、#56高瀬のラインパスカット、再三見られた#18高槻のパスたたき落としなど、シーズン第3節にしてかなり充実してきた。これからもレベルアップしていくだろうことを考えると、後半戦は楽しみである。

 大阪産業大学のQB#3天野率いるオフェンスは、最初はRB#40菅野の中央突破で5ヤードほどのゲインを繰り返した。そして第2Qには敵陣20ヤードまで侵攻する。そして、第4D残り1ヤードもギャンブル突破確実だったが、痛恨のエンクローチメント。仕方なくFGを試みるも、惜しくも逸れてしまい、絶好の先制機を逃してしまった。


 さて、大阪産業大学オフェンスは「ロンリーセンター」という面白いフォーメーションを見せてくれた。わたしも話には聞いたことがあるし、テレビ中継でだが、フォーメーションをセットしたところまでは見たことがある。しかし、スタート時の反則で後退?前進?すると普通のフォーメーションに戻ってしまっていた。したがって、実際のプレーを見るのは、初めてだった。

 ボールをスナップするセンター、その後ろにはQBと、ここまでは普通である。何が違うかと言うと、センターの両横にいるはずのラインの選手がいない。どこへ行ったかといえば、遠く離れたところへ行ったと言うべきか。
 ルールではスクリメージラインに沿って最低7人の選手が並ぶ必要がある。しかし、くっついて並ぶ必要はない・・・・・
 これ以上は、文章で説明しても判りにくくなるだけなので、現場で見てください。次の関西学院大学との試合で登場するかどうかはわかりませんが、後半戦ではきっとどこかで見せてくれるはずです。


 ディフェンスはラインバックスとも止めようと必死のプレー、オフェンスもなんとかして前進しようとする意気込みが感じられる。やはり、今年も大阪産業大学からは目を離すことは出来ない。



9月26日(日) 阪急西宮ST 16:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
関西学院大学 7077213-0-0
甲南大学 000000-3-0
(現地観戦)
 
(スタッツ数値の説明) 関西学院大学 甲南大学
TD 3 0
PAT (1点)回数-成功 3-3 0-0
(2点)回数-成功 0-0 0-0
FG 回数-成功 2-0 0-0
SF 0 0
FD 18 8
パス 試投-成功-インセプ 17-12-1 10-6-1
獲得ヤード 113 39
ラン 回数-獲得ヤード 38-227 36-56
攻撃 回数-獲得ヤード 55-340 46-95
反則 回数-喪失ヤード 5-40 5-28
ファンブル 回数-喪失回数 2-1 1-1
ボール所有時間 23:58 24:02
3rd-Down Conversions 5/10 2/11
4th-Down Conversions 1/1 1/1
(関西学生連盟Fネットサービスより)





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