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(宝が池に到着したのが、第4Q中盤。暴風雨対策などで、試合を観てません。) |
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ひそかに期待していたのだが、こんな試合展開になるとは・・・。なんなんだ、一体???と、山ほどの「?マーク」が頭の中を埋め尽くした試合だった。 このHPを見て「面白そうな試合らしいから、行ってみよう!」と思って台風のなか京都北山まで行かれた方には、大変申し訳けないことをしてしまいました。わたしの予想・観察力なんてこんないいかげんなものだ、ということです。 甲南大学のリターンで試合開始。QB#11仲田率いるオフェンスはオプション主体だが、第1シリーズは簡単にパントとなる。 続く京都大学は、QB#8横山が先発して、ほぼ50ヤード地点から。最初からフォールスタート反則罰退と、たちまち暗い雰囲気になったのだが、次のプレーで吹き飛んだ。右HB#25関根がピッチを受けると、立ち止まっているLBDBを尻目に独走の50ヤードTDラン。 さらに、次の甲南大学オフェンスの自陣奥深くでの左フレアパスを、主将&DB#20河合がインターセプト、そのままエンドゾーンへ駆け込んでのTD。開始2分33秒で、14点差となった。 その後も、QB#8横山率いるギャングは、#25関根、#28畑、#40山田、#22秋本のFBHB陣と、今秋のデビュー戦(?)となるWR#82岸田が華麗に舞って、第1・2Qの5シリーズを、4TD、1FG失敗と完璧なオフェンスを披露した。 後半の京都大学はQB#12竹下が登場する。前節の不調を引きずったかのように、先発した横山と比較すると若干精彩を欠く。後半途中でQB横山が負傷退場しただけに、次節の関西大学戦では竹下の復活劇がないと、苦しいかも・・・。 京都大学のディフェンスは、ランケアはしっかりで、LB#29山下,#51村西,#99奥村が中央・オープンとも完璧に止めていた。しかし、パスディフェンスにはかなり不安が残る。フリーで隙間に入ってくるレシーバーが見えているにもかかわらず、対応できない状態である。 第2Q、甲南大学に奪われた失点は、まさに、インへのパスによるものだった。右WR#87松下のインへのタイミングパス40ヤードを皮切りに、#80中村15ヤード、#3五島への20ヤードと、ほぼ同じパスコースでエンドゾーンまで4ヤードに到達されて、TDを奪われた。 この日のパスディフェンスでは、少しでもパスが得意なチームなら簡単にかき回せそうな印象だった。 甲南大学オフェンスは、全節と同様にオプションが全く進まずだった。しかし、第2Q中盤に、パスでFD奪取を繰り返して得点する。パスディフェンスの穴を見つけたかと思ったのだが、それでも第3Qはオプションへ逆戻りして、ゲインできず時計だけ進むランに固執した。第3Q終盤に、再びパス中心に展開したが、時すでに遅し。 ディフェンスは、LBDBが相手の出を待つ。見事にスピードでかわされた。 ・・・・・ (了) |
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神戸大学ディフェンスの粘りが、オフェンスの勢いを引き出して逆転勝利へとつなげた。一方の近畿大学は、前節と同様に勝ったのか負けたのかわからないような展開で、今回は黒星ゲットとなった。 近畿大学のレシーブで試合開始。RB#32平手の右OG2ヤードで挨拶すると、フィールド中央からWR#8矢守へのポストパターンパスが炸裂し、一気にエンドゾーン前1ヤードへ。最後は#32平手が中央を突っ込んで先制TDとなった。しかし、PATのキックが前節に引き続き失敗となる。 神戸大学はQB#18上岡率いるオプションオフェンス。最初のプレーは前節で活躍するシーンのなかったエースRB#40朴木へのピッチプレー。左オープン5ヤードとまずまずのスタートを切るが、最後は近畿大学LB#49東の突っ込みが強烈でパントとなった。 近畿大学のオフェンスは、前節と同様にRB#32平手中心に組み立てようよするが、対応の早い神戸大学ディフェンスに苦しみはじめる。第3シリーズは#8矢守、#81松永へのパスで前進を試みてエンドゾーンまで10ヤードに迫りながらも、神戸大学ディフェンスの粘りにあってFGに終わる。 その次のシリーズは#32平手に続くFB陣が登場して、RB#39大坪、#29橋本の1年コンビが交互に登場してキャリアとなった。 一方で、神戸大学オフェンスが前半終了まぎわに、自陣からのロングドライブを行った。それまでのシリーズでもQB#18上岡のオプションキープが5〜15ヤード程度をゲインしていた。このプレーをメインにWR#80伊藤へのパスを絡めてエンドゾーンまで30ヤード地点へ。 残り時間13秒、エンドゾーンまで30ヤード地点、第2DのFGは失敗に終わった。しかし、ドライブできたという実績を残したことが近畿大学へのプレッシャーとなり、神戸大学の後半の躍進のきっかけとなったのだろう。 後半になると、近畿大学攻守がますます浮き足だってくる。オフェンスは平手へのスクリーン気味のパスが審判と交錯する不運や、平手のランに慣れてきたLB#51佐々木他に完璧に抑え込まれた。唯一RB#39大坪のスピードで前進するのだが、ホールディングの反則とで一進一退が続く。後半の近畿大学第3シリーズは敵陣27ヤード位置ホルダーのFGを試みるが、惜しくも失敗、これが最後のオフェンスシリーズとなった。 神戸大学オフェンスは、オプションが冴えてきて、QB上岡キープと#40朴木のオープンランで縦横無尽の展開を始めた。特に朴木のランは相手DBをタイミングとハンドオフでかわして度々ロングゲインするようになった。昨年の走りが復活し、さらに姿勢が低くなってきて安心してみていられる。 神戸大学はフィールド中央でDB#20葛本のパスインターセプトで攻撃権を奪取すると、UB#2仁科ブラスト28ヤードでエンドゾーン前7ヤードに到達した。そして、第4D残り2ヤードで神戸大学がタイムアウトでギャンブルプレーに挑んだ。QB上岡が右へ小さくロールしてドロップバック、この途端に近畿大学LBDBがパス警戒で後退したスキを突いてエンドゾーンへ飛び込んだ。最初からこのプレーだったのだろうか、それとも、咄嗟の判断だったのだろうか。わたしは「お見事!!」と声を出してしまった。 次のシリーズでオフェンスがダブル(トリプル?)リバースをファンブルロストとしても、攻守ともに切れなかった。流れは完全に神戸大学にあった。 そして、最後のオフェンスシリーズは、残り時間6分34秒、自陣20ヤードから。このシリーズでオプションが完成した。QB上岡キープ、UB#2仁科、TB#40朴木、WR#19細川、#8小林によるランパスオプションのしたい放題で展開し、マイナスゲインはなかった。さらに、QB上岡の冷静な判断力は脱帽モンである。審判のホイッスルを誤って解釈してしまったような空白時間を冷静にタイムアウトで切り抜け、時計とにらめっこしながらランプレーを繰り返した。 そして、残り15秒ホルダー24ヤードからのK#9田中が登場する。前半の最後にFG失敗していて緊張しているかと思ったが、わたしの心配も杞憂に終わり、FGが成功して勝利をもぎ取った。 試合の流れを神戸大学ディフェンスが執念で引き寄せて、オフェンスへ手渡したとい試合内容だった。最後のFG直前に、一瞬だけベンチとの連携が悪くて勢いが削がれそうになったが、K田中はそれに動じずに十分に役目を果たした。 近畿大学は前節と同じような試合展開であり、神戸大学と比較すると気迫がなかったということになるのだが。 |
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まさか、ここまで差がつくとは予想もしていなかった。得点上は春の関関戦60−7と変わらない。ただ、関西大学は最初のファンブルロストで勢いを失ってしまったか。コイントスのセレモニー前はベンチで円陣を組んで意気揚々、2試合連続で面白い試合を見ることが出来るかと期待していたのだが。 関西大学のレシーブで試合開始。自陣34ヤード付近からの第1DでQB#10古澤が左サイドへのクイックパスを投じた。レシーバーはキャッチ後に関西学院大学の激しいタックルにあって思わずファンブル。これを関西学院大学が抑えていきなりのターンオーバーとなった。 そして、登場した関西学院大学オフェンスはQB#3有馬が得意のランパスマルチで展開し、RB#33井岡、#30生島、#2三井のドロー系とWR#8堀口へのクイックパスで合計6プレーでTD先行した。その後もオフェンスの勢いはとどまるところを知らず、TDとFGを山のように積み重ね、最後にはオンサイドキックを試みる余裕も見せた。 関西大学は、勢いを取り戻す術がなかったのか、攻守ともにまったく精彩を欠いたまま時間が経過していってしまった。 タイムアウトのコールについて。今までは、フィールド内の誰かが判断して審判にタイムアウトを要求していたのだが、最近の試合を観ていると、ベンチからタイムアウトを要請することが多くなってきた。3回しかないタイムアウトの権利をいつ行使するのかもベンチ・スタッフの管理項目となってきたのだろう。 しかし、今年の夏の平成ボウルで立命館大学の選手がサイドラインから飛び出してタイムアウトを請求したにもかかわらず、タイムアウト行使できなかったという「事故」があった。 この試合でも関西学院大学はベンチサイドから選手が飛び出てタイムアウトをコールしていたのだが、最初はラインジャッジに伝えてから正式にタイムアウトが認められるまでに5秒ほど時間が経過してしまっている。しかしその後は、ほぼ直ちに時計が止まるようになってきた。あの「事故」は、春だから許されたようなものである。同じような不手際は、もう見たくないですね。 |