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波乱が予想される今年の関西学生Div.1だが、開幕戦はウイークデイのナイトゲームとなった。今年こそ上位進出が狙える近畿大学と、同じく上位進出の可能性が出てきた関西大学との星の潰し合いでスタートを切る。 近畿大学は昨年のオフェンスメンバーの多くを失いながらも、春の立命館大学戦で昨年以上の絶好調ぶりを披露した。ディフェンスも重量感あるラインをはじめ、こちらは昨年のメンバーが多く残っており、攻守ともに2年連続上位進出の可能性をアピールした。オフェンスを指揮するQBはおそらく#16綾部なのだろうが、もしかしたら「ウルトラC」があるかも。 一方の関西大学は、春序盤は絶好調だったが、最後の関関戦を大差敗退で春シーズンを終えた。これが実力だったのか、それとも隠したのか意味不明のところが多いのだが。いよいよ、そのベールを脱ぐ。 オフェンスはQB3人体制だが、誰が登場してもシステム的には大きく変わらないだろう。OLがライン戦に勝利すれば、ランパスマルチで、心地よく前進するシーンが展開されるはず。しかし、問題はライン戦で勝利しなかったとき、だろう。 関西大学のディフェンスと近畿大学のオフェンスを比較すると、近畿大学のほうが若干優勢かも。ずばり、焦点は、関西大学OLと近畿大学DLの闘いにある。関西大学が主導権を握るような展開に持ち込めれば面白いのだが。 さて、この試合は金曜日夕刻開催である。一応は観戦予定だが、万が一の時は御容赦!! |
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関西学院大学、神戸大学ともにどのような姿で登場してくるのか、とても楽しみな試合である。 関西学院大学は、一皮むけたQB#3有馬がどのようなプレーを見せてくれるか。それを支えるOLの壁は、やはり、頑丈か。 一方の神戸大学は、形の見えにくかった春からどのような変貌を遂げたのか。 春の勢いとその後の成長過程を類推すれば、関西学院大学優位は否定できないところだ。それを覆すような展開になるかどうかは、すべて神戸大学にかかっている。神戸大学オフェンスの得意とするオプションで撹乱するか、それともディフェンスがQB有馬に襲いかかるのか。攻守どちらで崩しにかかのかは興味をそそる。 |
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この試合も京都大学の優位は否定できないところだ。一回り小さくなってきたとは言え、やはり要所には学生界を代表する選手が構えている。さらにオフェンスバックスも経験を重ねてきた。まずここはギャングボーンで幸先の良いスタートを切れるだろう。 一方の大阪産業大学だが、春の結果は芳しくなかったが、夏を越して如何に成長してきたのかは注目である。ここの苦戦は免れないかもしれないが、それでも何かしらの形を見たい。 |
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昨年の関西を制した立命館大学の登場である。春を調整シーズンとしてゆっくりとチームを作っていくという方針になって2年目だが、攻守の陣容を眺めると未調整でもそこそこ戦えるのではないかと勘違いするぐらいアスリートが揃う。 特に攻守ともの大型ラインが盤石の体制の礎を築く。オフェンスはRB#36川田のドローがスコーンと抜けていくだろうし、DL4人衆は相手ラインを粉々にしてしまうだろう。2連覇のためには、あっさりと初戦突破といきたいところだ。 もし課題を挙げるとすれば、時々立ち上がりの悪さが伺えるだけに、どこまでベストコンディションで臨めるかだろう。 Div.1復帰の甲南大学だが、実力的には中堅どころのものをもっている。しかし、いきなりトップとの対決は、スピード・パワーの違いを感じてしまうと苦しいか。焦点は、もちろんライン戦にある。粉々にされるか、それとも五分で渡り合えるか。 春好調だった甲南大学である。なにか「とっておき」はないだろうか? |