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この試合を、サンスターの自滅と表現するのは、サンスターに対して失礼な気 がする。攻守とも「必勝!!」を意識した気迫溢れるプレーを展開していた。な ぜ、サンスターの黒星なのだろう???アサヒ飲料が巧く立ち回った??そうで もない。不思議な試合だった。 長居に着いたのが第2Qが4分経過したところで、サンスター自陣10ヤード 付近から第4Dパント。ところが、アサヒ飲料がこれをファンブルし、再びサン スターの攻撃となる。 自陣43ヤード。QB#11浅井率いるオフェンスはRB#35井場、#20 山崎によるランを主体に、アサヒ飲料のウイークポイントへWR#85桜庭#4 田崎へのミドルパスもヒットし、そこそこ前進する。RB#35井場へのスクリ ーンや、第4Dギャンブル成功など、いい状態のオフェンスが続く。 しかし、QBサックによる後退10ヤードが効いて、4度目のFD更新ならず に第4Dパント。アサヒ飲料陣10ヤード付近でサイドラインを切ろうかという 絶妙のパントキックだった。サンスターカラーでリターナー#21横山の目の前 は埋まった、はず。止まったと思った。 しかし、なぜか、抜けた。そのまま90ヤードを走りきってリターンTD。ア サヒ飲料が先制点を挙げる。 それでも、サンスターは気落ちすることなく再び30ヤード付近からオフェン ス開始。#8久村,#20へのミドルパスと反則でFD。#4田崎へのパスと、 #20山崎中央突破でFD。しかし、再びQBサックで得点ならず第2Q終了。 わたしが到着してから、アサヒ飲料オフェンスのシーンはなかった・・・・・ 第3Q、アサヒ飲料最初のオフェンスで、アサヒ陣からのパスをサンスターが インターセプト。サンスターはランでFD更新後、ホルダー敵陣21ヤードから のFGをはずした。 ここから、膠着状態がしばらく続く。 そして、第4Q、サンスター自陣5ヤードからの攻撃。中央突破を試みたRB が少しでも前に進みたい執念から最後に背伸びした。しかしボールがこぼれる。 これを痛恨のファンブルロストの判定。 アサヒ飲料は敵陣11ヤードからというポジションに、最後はエンドゾーン左 スミへのTDパスで貴重な追加点を挙げて14点差とする。 サンスターはRB#35井場のロングゲイン2回でTDするも、次のシリーズ 自陣での第4Dギャンブル失敗でアサヒ飲料RB#27中村に駄目押しTDを許 した。 ところで、第2Qの4分過ぎからのメモ片手の観戦だが、メモによるとアサヒ 飲料のFD更新は1回のみ。日刊スポーツ新聞掲載のスタッツでは、FD6回と あるので、私の到着以前に5回更新があったのだろうか。メモにミスがあろうが なかろうが、それだけのFD更新で、勝利した・・・。ちなみに、サンスターの FD更新は全部で9回、その他のスタッツも両者同等である。 アサヒ飲料のオフェンス不調を言うのは止める。勝因はディフェンスが大きく 崩れないことに尽きる。ミドルパスには甘いし、ランでも時々抜かれる。しかし それが連続しないから良いのだろう。タイムコントロールディフェンス・・・・ どこかで聞いたような。WEST1位でFINAL6進出を決めた。初の東との 闘い、結果は如何に。 |
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松下電工#8小野のリターンで試合開始。自陣39ヤードでQB#1高橋から RB#39中央突破1ヤードのあと、#1から#33粳田へピッチ、これをWR #81古本へのロングパスというトリックプレーで一気に40ヤードを獲得。こ のパターン、昨秋のサンスター戦でも見た・・・ しかし、敵陣20ヤードまで到達もマイカル#90中村のQBサックによって 後退、FGトライもはずして無得点に終わる。 それでも、この日の松下電工オフェンスは、陽気だった。再びのオフェンスは 自陣21ヤードから。QBスクランブル中央突破10ヤード、WR#41芝原へ のパス10ヤード、RB#31樫野#36高本#25安藤とオールスター登場で 10ヤードぐらいをテンポよく小刻みに稼ぐ。そして、最後は#33粳田のオー プンラン6ヤードでTD。 さらに、次のオフェンスも#25安藤がスピードでタックルをかわして中央突 破50ヤード。残り3ヤードも#31樫野のオープンランで追加TDを挙げる。 前半残り3回のシリーズは、得点に結びつかなかったが、パスありランありス クランブルありと、QB高橋による攻撃パターンに完全に変わった。こんなにテ ンポよく進む松下電工オフェンスは今年始めて。この調子だったらどこまで点差 が広がるのだろうかと期待したが、後半はしりすぼみなのは、伝統か・・・・。 ただ、着実にステップアップしている。 一方マイカルのオフェンスシリーズは前半6回あったが、自力でのFD更新は 1回のみ。松下電工の反則による2回更新もあったが、QB#17辻、#14夏 目によるオフェンスは、完璧にシャットアウトされた。 後半はQB#14夏目からRB#22波武名、#34山口のラン、WR#80 へのパスで、自陣14ヤードから苦労しながらも、小刻みに進むようになった。 そして、敵陣32ヤードからエンドゾーンへのTDパスを投げる。だが、松下電 工DB陣のマークがきつく、パス失敗。その後、QBサックで後退し得点に至ら なかった。 ところで、松下電工の第3列は、強烈だ。そのスピードと執念で、本来ならT Dパスとなるだろう3本をパス失敗に追い込んだ。うち、2本はCB#21上田 がボールを掻き出した。#6野村はパスインターセプト1本、#3村田、#19 高橋も大活躍のパスカバーは完璧である。 松下電工は第3Q終盤にLB#55寺下のインターセプトから掴んだチャンス を得点に結びつけて、完勝した。マイカル戦は、やはり得意?? 松下電工は、フィールド内、ベンチともお祭りモードで溢れている。この上昇 気流に乗って、トーナメントを勝ち進むか?? マイカルの敗因は、何だろう。反則罰退が多い訳でもなく、後半は松下電工以 上にオフェンスは進んだし、ディフェンスも健闘した。苦手意識がある?? |