Xリーグ WEST-DIVISION 第3節



10月2日 長居球技場 18:45
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
サンスター 0707141-2-0
マイカル 70143242-1-0
(現地観戦)
 私事の都合で、後半からの観戦となった。

 後半はサンスターリターンで再開。QB#3柴田のオフェンスが展開される。
#20山崎ドローや、モーションした山崎へのパスでFD更新。だがサンスター
のプレー種は、外から見た限りでは#20#35井場のドロー系中央突破のみ。
さらに、マイカルDLは5−2と4−3を半々に用いて、サンスターOLを見事
にコントロールした。結局、第3Qのサンスターオフェンスシリーズ3回をFD
更新1回に抑えた。

 マイカルは、自陣11ヤードからのシリーズも第4Dに追い込まれた。だが、
スナップを受けたP#5山本が左サイドを約40ヤードを走りぬけるギャンブル
が成功した。

 そして、自陣45ヤードからの第1プレーはQB#17辻がドロップバック。
深追いしたサンスターDLが作った空間をスクランブルして35ヤードのビッグ
ゲイン。マイカルOLはダブルカバーなどで、サンスターDLを見事にコントロ
ールし、#22波武名のドロー、QBオプションキープが面白いように抜ける。
LBがかろうじて追いつくが、背後からではロングゲインも仕方ない。

 次のシリーズも、QBキープ55ヤードで荒稼ぎすると、クリッピング罰退後
のエンドゾーンまで25ヤードの距離を、#17辻−#22波武名−#7竹田の
フリーフリッカーでTDを奪った。


 第4Qになって、サンスターはQB#11浅井−WR#4田崎への42ヤード
パスヒットで敵陣26ヤードへ。再度のFD更新をするも、マイカルディフェン
スはTDパスカットなどで健闘する。
 さらに、サンスターはプレーが決まらずなのかディレイ直前のタイムアウトが
2回。作戦会議を行ったにもかかわらず第4D2ヤードと追い込まれた。

 ギャンブルでドロップバックしたQBからTEへの起死回生パスと、マイカル
のオフサイドの反則を絡めて1TDを返したが、所要時間5分とタイムアウト2
回は決して効率の良いシリーズではなかった。

 この時点で7点差。残り5分でマイカルのオフェンスシリーズ。ここを止めれ
ばサンスターにも可能性は残った。
 だが、マイカルRB#31山本の左OT65ヤードのビッグゲイン。エンドゾ
ーンまで12ヤードに到達して3点を追加した。残り時間3分。
 マイカルも時間を残しすぎの感はある。TDパス失敗とサイドラインアウトは
どうも。


 結局、攻守ともにラインが圧倒したマイカルが勝利し、WESTサバイバルを
生き延びた。マイカルのラインてこんなに整備されていたの?というのが実感。
次の松下電工戦、再び今日のライン戦ができるなら面白い。
 サンスターは第3節終了して1勝2敗。負けが先行するのはいつ以来だろう。



10月3日 西宮球技場 11:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
イワタニ 700070-3-0
アサヒ飲料 7727233-0-0
(西日本社会人テレホンサービス 06-372-9490より)
(日刊スポーツ新聞10月4日より)


10月3日 西宮球技場 14:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
松下電工 71407282-1-0
井内盛栄堂 000001-2-0
(現地観戦)
 第2Q、井内盛栄堂は自陣で真横へ浮かしたピッチ。これを松下電工DLがカ
ットしてイーブンボールに。松下電工が抑えてターンオーバーとなった。

 このチャンスに松下電工は、QB#1高橋−WR#22下川へのTDパスで簡
単に追加点を挙げた。さらに、敵陣40ヤードからの次のシリーズ、WR#81
古本への30ヤード、#8への10ヤードTDと、まま、テンポよく進む。
 松下電工オフェンスは、第1戦のアサヒ飲料戦に比べると安定している。豊富
なRB陣、レシーバー陣とあってはまとまれば脅威なのは当然だ。徐々にその片
鱗が伺えるようになってきたのはたのもしい。

 井内盛栄堂はQBに#14西田を配した。#8杉谷は第1Qでケガ退場なのか
氷で治療中だった。
 2TD差後のオフェンスシリーズは自陣28ヤードから。RB#1丹野のドロ
ーとRB#35山本のスクリーンは面白いように決まり、とうとうエンドゾーン
まで22ヤード。しかし、井内盛栄堂はタイムアウト後に5ヤード罰退(レディ
ーフォープレーコール前のプレー開始)と少々気負いすぎ。松下電工#23秋山
がサイドパスをインターセプトしてチャンスを逸した。


 第3Qは松下電工レシーブで試合再開。自陣25ヤードからのシリーズは、R
B#31樫野、WR#41芝原、RB#85渡辺による約6分50ヤードのロン
グドライブ。結果は得点ならずだったが、まま、こんなこともあろう。若干の手
詰まり感もあるが、徐々にQB高橋のオフェンスになってきたようだ。

 松下電工のタイムコントロールのおかげで、井内盛栄堂の後半第2シリーズは
第4Qに入ってから。再び中央突破とスクリーンで前進するが、最後は松下電工
LB#43脇坂のQBサックで大きく後退させてパントに追い込んだ。


 第4Q、再びのロングドライブで追加点を挙げた松下電工が完封勝ちで2勝目
を挙げた。オフェンスは徐々に整備されてきたのがわかる。だが、2位以内に入
るため、あるいは、FINAL6を勝ち抜くには、少々物足りない。
 ディフェンスは、スクリーンはともかく、なんでドローを通すのだろう。OL
のパワーとRBのダイナミックだけで5ヤードはチョイ困るかも。

 勝ち残りをかけた次のマイカル戦は正念場である。




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