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第3Q、アサヒ飲料は、フィールド中央からの後半第1シリーズで、QB#8 田中からピッチを受けたRB#34吉田が左オープンを一気にかけ上がり、その ままTDで先制する。 さらに、次の敵陣37ヤードからのシリーズもRB#27中村の中央突破で1 回FD更新する。だが攻撃が続かず、ホルダー31ヤードのK#3橋本によるF Gで、合計10点を獲得するに留まった。 アサヒ飲料オフェンスのロングドライブシーンは、第2Q中盤にあった。だが 最後はマイカル#36荒木のパスインターセプトに終わった。他にも#21市川 のナイスカットなど、マイカルの好調なディフェンスが随所に見られた。それが アサヒ飲料オフェンスの不調の原因なのだろうか。 マイカルディフェンスの頑張りに応えたいオフェンスは、QB#17辻による オプションとパスを絡めて侵攻を試みる。 特に、第3Q中盤自陣29ヤードからのロングドライブは面白かった。QB# 17辻−WR#7竹田へのミドルパス35ヤードが1回ヒットした。ここで、パ スディフェンスに不安のアサヒ飲料に足並みが乱れが見えて来た。 そして、QBキープと、#7竹田へのミドル2回で簡単にエンドゾーンまで7 ヤード位置に到達。 しかし、ここでオーソドックスなランプレーに固執したマイカルは第4Dギャ ンブルも失敗して得点為らず。 第4Q終盤に同様のチャンスが巡ってきた。50ヤードからのシリーズにWR #7竹田へのパスQBキープ、第4DギャンブルにWR#7竹田へのパスでエン ドゾーンまで10ヤード。しかし、再び得点為らず。 得点機をものに出来ないマイカルオフェンスへの苛立ちと、WR#7のパスと 決まっているシチュエーションで、簡単にパスを許すアサヒ飲料ディフェンス。 うーん、なんとも。 |
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サンスターは、自陣29ヤードからの最初のシリーズを、QB#3柴田と復活 RB#20山崎の右OG8ヤードで開始した。以後、#35井場、#38中池の 小刻みなゲインと、WR#8久村、#80足立へのパスヒットと、ほとんど無駄 のない力強いドライブを重ねる。 しかし、エンドゾーンまで5ヤードのFDを、井内盛栄堂執念のディフェンス が見事にシャットアウトしてFGに留めた。このディフェンスパワーが終始ゲー ムをコントロールしていった。 この得点機を最後に、サンスターオフェンスの勢いはパッタリと止まる。井内 盛栄堂のDL・LBの突っ込みが早く、サンスターに全く時間の余裕を与えず、 QBサックを繰り返した。さらに、サンスターOLを完全にコントロールして、 RB走路を確保できない状態が続く。 ただ、井内盛栄堂オフェンスにも決めのプレーがある訳ではなく、単調なパント の応酬が続く。 その中、第2Q終盤、井内盛栄堂の敵陣44ヤードからの攻撃で、RB#1丹野 へのミドルパス15ヤード、QB#8杉谷25ヤードとビッグゲインが連発した。 エンドゾーンまで1ヤード。これを着実にTDとして前半を終了した。 サンスターリターンで開始した後半、いきなり#35井場のリターンTDで逆点 する。しかし、井内盛栄堂ディフェンスは、益々絶好調でサンスターオフェンスを 完全に支配した。 試合は膠着状態が続く中、サンスターのパスを井内盛栄堂DB#2吉田がインタ ーセプトして第4Qへ突入する。井内盛栄堂は久々に敵陣40ヤードと絶好のフィ ールドポジションを確保した。 ここで、再びのQB#3杉谷スクランブルビッグゲイン37ヤードが飛び出して エンドゾーンまで3ヤードに到達する。タイムアウト後、RB#35山本への遅い タイミングパスでTDで再逆点、さらに2ポイントコンバージョンも右WR#82 高増へのパスが成功、4点差とした。 ここでやっとサンスターも本領発揮、中央突破のための大きな穴が開き始める。 ここを#35井場、#20山崎がスピードで20ヤードずつ前進、反則もあって久 々にエンドゾーンまで10ヤードに達した。 それでも、井内盛栄堂の壁は再び厚くなり、第4Dギャンブル。エンドゾーンへ 投げたパスにWRとDBが交錯してフラッグが飛んだ。残り時間2分少々。 反則成立の場合、サンスターはエンドゾーンまで1ヤードからのFDで再逆点の チャンスが生まれる。反則でなければ、サンスター勝利に黄色信号。審判団の長い 協議の末、フラッグは取り消しとなった。 再びサンスターに攻撃のチャンスが巡ってきたのは終了20秒前。タイムアウト は残っていない。#1へのミドルパスでFD更新も残り時間2秒から時計が回る。 スパイク空しくタイムアップとなった。 サンスターオフェンスを上回った井内盛栄堂ディフェンスの気迫の勝利である。 サンスター攻守に春の勢いが感じられない。春の他のチームのレベルが低かっただ けなのか?これで、井内盛栄堂に秋2連敗。天敵になりそうだ。次も天敵マイカル である。生き残りをかけた一戦になる。 井内盛栄堂のアグレッシブなディフェンスは、見てて楽しい。だが、オフェンス のバリエーションが少ないように感じる。次は松下電工である。 |
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イワタニのリターンで試合開始。だがリターナー#38??が15ヤード付近 からするすると抜けてくる。松下電工のプレッシャーもなく、そのままエンドゾ ーンまで達してしまった。 松下電工にとっては、前節のアサヒ飲料戦完敗からの復活成るかという重要な 試合で、開始直後のキックオフリターンTD、イヤなスタートとなった。 それでもこの日の松下電工オフェンスは、ある程度テンポ良く進む。QB#1 高橋から、RB#31樫野、#36高本、#25安藤によるランニングアタック で自陣から敵陣へ。1回目の侵攻はQBサックからパントとなった。 松下電工の2回目。#8小野のリターンでフィールド中央からのシリーズを、 再びランニングアタックするが敵陣20ヤード付近でファンブルロスト。結末は 悪いが、少なくともドライブしたという実績は残った。 そして、第3、第5シリーズはTDドライブとなった。このころから、WR# 22下川、#8小野、#41芝原へのパスも加わって、ランパスオフェンスはQ B高橋の本領発揮というところか。さらに、松下電工OLもイワタニDLをしっ かりキャッチしてRBの走路を見事に作り出していた。 第3Q、イワタニのキックオフを、今度は松下電工#8小野が85ヤードビッ グリターン。エンドゾーン前4ヤードを簡単に押し込んで松下電工21−6イワ タニと、得点差を拡げた。 しかし、これ以降は膠着状態が続く。松下電工オフェンスにイワタニディフェ ンスがアジャストしたのか、ブリッツが増えQBサック後退が続く。 さらに、松下電工に第4Dパントでのミススナップ(??)が2回連続発生。 それをイワタニがTDとFGに結び付けて7点差となって緊張感が出る。だが、 イワタニの2回のオフェンスシリーズをディフェンスの頑張りで逃げ切った。 松下電工はアサヒ飲料戦時よりは形になってきた。まま着実に前進ということ で、次は井内盛栄堂である。 イワタニはQB#9大橋をメインに、#11松本との併用で臨んだ。だが、R B#34近藤、#21横山のラン主体とバリエーションが少ないか。ディフェン スは後半にアジャストして追い込んだだけに惜しい。次はアサヒ飲料戦である。 |