Xリーグ CENTRAL-DIVISION 第4節



10月17日(土) 川崎球場 11:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
富士通 01077241-2-1
三和銀行 000000-4-0
(朝日新聞10月18日朝刊より)


10月17日(土) 川崎球場 13:40
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
オンワード 10703202-1-1
レナウン 000001-3-0
(朝日新聞10月18日朝刊より)


10月17日(土) 川崎球場 16:20
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
鹿島 71407284-0-0
リクルート 30107203-1-0
(現地観戦)
 川崎も雨・・・当然か・・

 川崎球場に到着したのは、リクルートがフィールド中央でファンブルロストし
た、第1Q終盤だった。
 ファンブルから攻撃権を掴んだ鹿島は、QB#3川上率いるオフェンスでRB
#39堀口#20児玉で小刻みにゲインを稼いでエンドゾーンへ到達、14−3
と得点差を広げた。

 リクルートはQB#19松本によるドライブだが、パスコントロールの正確性
に欠けるのは天候のためか、鹿島のラッシュが激しいからか。第2Qのオフェン
スシリーズは、パント1回、パスインターセプト2回と、惨たんたる結果に終わ
った。

 鹿島オフェンスもパスインターセプト2回(うち、1回はリクルート反則によ
り記録上はなし)と同様の一進一退の攻守が展開された。それでも、TE#32
板井へのパス2回で追加点を挙げる。前半の得点差は、結局、要所での確実性で
鹿島がリードしていたということかもしれない。

 後半のQBは、リクルート#12新生、鹿島#8鈴木に変わった。両チームと
も2名のQBを擁し同様の力量で頼もしい限りだ。

 リクルート後半の第1シリーズは、敵陣38ヤードから。エンドゾーンへTD
パスを投げ入れてインターフェアーを誘発、最後は左隅へのTDパスで追い上げ
ムードが高まる。

 鹿島オフェンスがパス失敗でドライブできずの不調状態の中、リクルートは自
陣18ヤードから再び侵攻開始。鹿島のインターフェアー、パーソナルファウル
に、プレーアクションからSB#24高岡へのロングパスを絡めて敵陣奥深く。
最後はFGを成功させて第3Q終了時点で13−21の8点差。勢いはリクルー
トにあった。

 次の鹿島のシリーズも簡単に第4Dパントシチュエーション。しかし、ロング
スナップのボールが低すぎてパンターは蹴ることができずにボールデッド、リク
ルートは敵陣24ヤードからという絶好のポジションを獲得した。

 追い上げムードのリクルートは、RB#34中村5ヤードも後が続くかず、F
Gも失敗してしまった。タイムアウトを使ってでも、じっくり攻めたいところだ
った。

 そして、鹿島の反撃。ピンチの後はチャンス有りで、自陣20ヤードからのシ
リーズが始めてテンポよく進んで敵陣35ヤード。
 攻守セットしてプレー開始しようかという時に、鹿島WRが11人目のプレー
ヤーとしてフィールドへ登場。右サイドにセットしそのまま中央へモーション。
右サイドのリクルートディフェンスも中央へ寄ってできた大きなスペースをRB
#4池場が独走の35ヤードTDラン。13−28と、点差が広がった。

 この後、リクルートは自陣20ヤードからの第4Dパントシチュエーションか
らP#47寺田の意表を突く80ヤードランで再び追撃態勢に入るも、残り2分
25秒からの、シリーズで微妙な判定の末のファンブルターンオーバーで万事休
すとなった。


 雨中の熱戦は、社会人の頂上対決にふさわしい見応えのある試合展開だったよ
うに思う。特に鹿島のディフェンスは、ラインはランを尽くシャットアウト、パ
スはインターセプトされるで、攻め込む場所がない。
 鹿島は、FINAL6出場を決めた。リクルートも最終節に出場確定させるこ
とだろう。果たして、WESTのチームが対抗できるのだろうか???レベルが
高すぎる・・・。この両チーム、東京スーパーボウルでの再戦も充分ありえる、
それだけ、高度なフットボールをしている。



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