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川崎も雨・・・当然か・・ 川崎球場に到着したのは、リクルートがフィールド中央でファンブルロストし た、第1Q終盤だった。 ファンブルから攻撃権を掴んだ鹿島は、QB#3川上率いるオフェンスでRB #39堀口#20児玉で小刻みにゲインを稼いでエンドゾーンへ到達、14−3 と得点差を広げた。 リクルートはQB#19松本によるドライブだが、パスコントロールの正確性 に欠けるのは天候のためか、鹿島のラッシュが激しいからか。第2Qのオフェン スシリーズは、パント1回、パスインターセプト2回と、惨たんたる結果に終わ った。 鹿島オフェンスもパスインターセプト2回(うち、1回はリクルート反則によ り記録上はなし)と同様の一進一退の攻守が展開された。それでも、TE#32 板井へのパス2回で追加点を挙げる。前半の得点差は、結局、要所での確実性で 鹿島がリードしていたということかもしれない。 後半のQBは、リクルート#12新生、鹿島#8鈴木に変わった。両チームと も2名のQBを擁し同様の力量で頼もしい限りだ。 リクルート後半の第1シリーズは、敵陣38ヤードから。エンドゾーンへTD パスを投げ入れてインターフェアーを誘発、最後は左隅へのTDパスで追い上げ ムードが高まる。 鹿島オフェンスがパス失敗でドライブできずの不調状態の中、リクルートは自 陣18ヤードから再び侵攻開始。鹿島のインターフェアー、パーソナルファウル に、プレーアクションからSB#24高岡へのロングパスを絡めて敵陣奥深く。 最後はFGを成功させて第3Q終了時点で13−21の8点差。勢いはリクルー トにあった。 次の鹿島のシリーズも簡単に第4Dパントシチュエーション。しかし、ロング スナップのボールが低すぎてパンターは蹴ることができずにボールデッド、リク ルートは敵陣24ヤードからという絶好のポジションを獲得した。 追い上げムードのリクルートは、RB#34中村5ヤードも後が続くかず、F Gも失敗してしまった。タイムアウトを使ってでも、じっくり攻めたいところだ った。 そして、鹿島の反撃。ピンチの後はチャンス有りで、自陣20ヤードからのシ リーズが始めてテンポよく進んで敵陣35ヤード。 攻守セットしてプレー開始しようかという時に、鹿島WRが11人目のプレー ヤーとしてフィールドへ登場。右サイドにセットしそのまま中央へモーション。 右サイドのリクルートディフェンスも中央へ寄ってできた大きなスペースをRB #4池場が独走の35ヤードTDラン。13−28と、点差が広がった。 この後、リクルートは自陣20ヤードからの第4Dパントシチュエーションか らP#47寺田の意表を突く80ヤードランで再び追撃態勢に入るも、残り2分 25秒からの、シリーズで微妙な判定の末のファンブルターンオーバーで万事休 すとなった。 雨中の熱戦は、社会人の頂上対決にふさわしい見応えのある試合展開だったよ うに思う。特に鹿島のディフェンスは、ラインはランを尽くシャットアウト、パ スはインターセプトされるで、攻め込む場所がない。 鹿島は、FINAL6出場を決めた。リクルートも最終節に出場確定させるこ とだろう。果たして、WESTのチームが対抗できるのだろうか???レベルが 高すぎる・・・。この両チーム、東京スーパーボウルでの再戦も充分ありえる、 それだけ、高度なフットボールをしている。 |