第44回 西日本社会人選手権 決勝



リーグ戦表 



5月23日(土) 西宮ST 15:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計
アサヒ飲料 62008
サンスター 070613
(現地観戦)
 アサヒ飲料のキックオフで試合開始。サンスターは自陣19ヤード付近の第1プレ
ーで、いきなりQB#3柴田がつまづき3ヤードロス。さらにミドルパスもアサヒ飲
料LB#31山田にインターセプトされ、エンドゾーンまで17ヤードという絶好ポ
ジションを献上した。
 この試合も、いつものサンスター自滅パターンで、アサヒ飲料の消極的勝利かと思
ったが、今日のサンスターは違った。それは後程ということで、まずはアサヒ飲料の
得点シーンから。

 このポジションでアサヒ飲料は、QB#1堀部からRB#34吉田を3回試みるも
FD更新なし、結局K#8田中のFGに終わった。
 そして、その次の次の自陣47ヤードからのシリーズ、QB#1堀部のパスの構え
からのQBスクランブルでサンスターのタックルミスが重なって25ヤードのロング
ゲイン。しかしここもFGに終わる。
 最後は、第2Q中盤、サンスターの8ヤードからのパントフォーメーション。Cの
スナップしたボールがエンドゾーンを越えてセーフティー。以上である。


 アサヒ飲料のオフェンス不調再びで散発ゲインに終わる。RB#34吉田、#40
丸山はショートゲインのみ、パスは失敗を重ねた。オフェンスラインが押し込まれて
いるのが原因なのだろう「余裕」が全くない。クイックリリースのパスや中央をスピ
ードで抜けるシーンもあったが、パスに正確性がないため連続しなかった。アサヒ飲
料のトータル獲得ヤードは、サンスターの半分にも達してないのでは?(正確な数値
はオフィシャルサイトで確認して下さい。)

 サンスターは、RB#20山崎、#35井場のランで最初の3シリーズ展開するが
さすがにアサヒ飲料ディフェンスは強くFD更新なしが続いた。
 だが、自陣18ヤードからの第4シリーズは、TE#85桜庭への10ヤードパス
をはさむ。これがフリーで見事に連続ヒット。これにつれてランも進み始めて、第2
Qに#20山崎のTDランで逆転となった。

 この後でアサヒ飲料にセーフティー2点を献上して再逆点される。さらに、第3Q
、終始敵陣にいながらFGを2回もはずし、その次のシリーズをファンブルロスト。
この時点で流れが変わるかと思ったが、この日のサンスターは攻守とも「切れる」こ
とがなかった。

 直後にLB#50石川がインターセプトすると、WR#80足立、#1森へ10ヤ
ードパスが連続ヒット。最後は左スミWR#7前田へ17ヤードのTDパスを決めて
再逆点した。アサヒ飲料のツーミニッツオフェンスもDLLBの健闘で浮き足立つと
ころなく逃げ切った。


 アサヒ飲料は、オフェンスに加えパスディフェンスにも課題がありそう。
 サンスターは、パントカバーが少々不安だったのは春だからだろう。第3Qを敵陣
で展開しながら追加点を挙げることが出来なかったのは残念だが、最後までアグレッ
シブな攻守を見ることが出来た。秋の活躍が期待できそうで楽しみである。