このブロックは日本大学と専修大学で決まりそうだ。 日本大学は、春を勢いよくスタートした。しかし、試合結果を見ると、時が経つに連 れて下降線を辿っているところが気にかかる。他校が徐々にペースアップしたために相 対差が縮まったと解釈するべきで、決して日本大学のレベルが下がったとは思わない。 だが、上昇カーブが緩やかだなあと感じる。周囲のプレッシャーが徐々にきつくなった のでしょうか。 QB#木之下、TE#25八百板、SB#22高橋、HB#21五嶋、CB#14佐 野、そして主将DE#77勝島と、4年はビッグネームばかり。信頼して任せれば「甲 子園は当然の事」となるのだが。 専修大学は今年もランニングアタックが健在だ。エースRB#1小林、#35宮下、 #32澤田のスピード、ブロック、デイライトともにすばらいい。そして、OLが見事 DLをコントロールして走路を作り出す。QBは、春活躍の1年#9佐藤がどれだけ成 長しただろう。そこへ、#10原田の復活があれば非常に楽しみだ。 ディフェンスもスピードあるバックスが頼もしい。専修大学黄金時代到来か?? そこへ割り込む可能性があるのが東海大学と筑波大学だ。 だが、東海大学は春の不調が目立つ。昨春は白星を重ねた勢いでそのまま秋2位の座 を確保したが、隔年現象が激しいチームなので今年は如何に。 筑波大学は、ここ数年で一部中堅の地位を確保した。ここから如何に上位へ進出する かだ。夏を経てどれだけ成長したか、下位相手にどのような成績を収めて、上位校へ挑 戦するか。じっくり見てみたいチームである。 東京大学と明治大学の復活、一部初登場関東学院大学の健闘を期待する。だが上位 との差は少し大きそう。 さて、今年の関東大学選手権は、オフェンス主導の日本大学と専修大学、ディフェ ンス主導の法政大学とプラス1校の戦いと予想する。この3校を比較すると、やはりオ フェンスパワーが上回りそうだ。 潜在能力の高い日本大学とバランスがいい専修大学、どちらが関東覇者となるか。 |