関東大学アメリカンフットボール Bブロック シーズン展望

Last updated, 1998 Aug. 30 at 22:30 JST.



春総括へ  リーグ戦表へ 



日本大学・東海大学・専修大学・筑波大学・東京大学・明治大学・関東学院大学



 このブロックは日本大学専修大学で決まりそうだ。

 日本大学は、春を勢いよくスタートした。しかし、試合結果を見ると、時が経つに連
れて下降線を辿っているところが気にかかる。他校が徐々にペースアップしたために相
対差が縮まったと解釈するべきで、決して日本大学のレベルが下がったとは思わない。
だが、上昇カーブが緩やかだなあと感じる。周囲のプレッシャーが徐々にきつくなった
のでしょうか。
 QB#木之下、TE#25八百板、SB#22高橋、HB#21五嶋、CB#14佐
野、そして主将DE#77勝島と、4年はビッグネームばかり。信頼して任せれば「甲
子園は当然の事」となるのだが。

 専修大学は今年もランニングアタックが健在だ。エースRB#1小林、#35宮下、
#32澤田のスピード、ブロック、デイライトともにすばらいい。そして、OLが見事
DLをコントロールして走路を作り出す。QBは、春活躍の1年#9佐藤がどれだけ成
長しただろう。そこへ、#10原田の復活があれば非常に楽しみだ。
 ディフェンスもスピードあるバックスが頼もしい。専修大学黄金時代到来か??

 そこへ割り込む可能性があるのが東海大学筑波大学だ。
 だが、東海大学は春の不調が目立つ。昨春は白星を重ねた勢いでそのまま秋2位の座
を確保したが、隔年現象が激しいチームなので今年は如何に。
 筑波大学は、ここ数年で一部中堅の地位を確保した。ここから如何に上位へ進出する
かだ。夏を経てどれだけ成長したか、下位相手にどのような成績を収めて、上位校へ挑
戦するか。じっくり見てみたいチームである。
 東京大学明治大学の復活、一部初登場関東学院大学の健闘を期待する。だが上位
との差は少し大きそう。


 さて、今年の関東大学選手権は、オフェンス主導の日本大学専修大学、ディフェ
ンス主導の法政大学とプラス1校の戦いと予想する。この3校を比較すると、やはりオ
フェンスパワーが上回りそうだ。
 潜在能力の高い日本大学とバランスがいい専修大学、どちらが関東覇者となるか。