関東大学アメリカンフットボール Aブロック シーズン展望

Last updated, 1998 Aug. 30 at 22:30 JST.



春総括へ  リーグ戦表へ 



法政大学・帝京大学・慶應義塾大学・中央大学・日本体育大学・立教大学・早稲田大学



 このブロックは法政大学の優位は動きそうにない。しかし、春の結果を見るとDiv.1
各校に対していずれも接戦で勝利しているのが、今年の特徴だ。昨春は圧勝続きだった
だけに、他校との差は縮まったと見ることも出来る。また、僅差を勝利する粘りと緻密
さが備わったとも解釈出来る。
 だが、接戦しているのは明らかなので、このあたりが関東4連覇のカギを握ることに
なるだろう。

 参考までに、西宮ボウル出場50人中、法政大学からはオフェンス3人(うちライン
2人)、ディフェンス8人である。ここ数年オフェンスがチームを引っ張ってきた。し
たがって、今年、逆のディフェンス主導で勝ち抜くことが可能だろうか。もし、出来た
ならば甲子園完全制覇も夢ではないのだが。

 他の上位3校、帝京大学慶應義塾大学中央大学の春は、黒星の山を築いた。  
 慶應義塾大学は、日本大学戦でのQB負傷が低迷の原因だろうか。帝京大学は、初戦
の専修大学戦を見た限りでは、ショットガンのコンビネーションに不安があった。その
中では、中央大学は黒星といえども上位校相手に接戦を演じている。近畿大学戦で始め
て見た中央大学はパスが散々だったがそれでも、一番形になりそうだ。抜け出し一番手
は中央大学か?

 さて、このブロックの下位校日本体育大学立教大学早稲田大学は要注目だ。
特に、一部復帰の早稲田大学と、昨年の不振から立ち直りたい日本体育大学は、上位と
交わる序盤戦から何かを起こしそうな可能性がある。

 シーズンインの段階でハイレベルにあるチームが最後まで生き残りそうだ。もしかし
たら、チャンピオン法政大学と言えども、うかうかしてられない???