このブロックは法政大学の優位は動きそうにない。しかし、春の結果を見るとDiv.1 各校に対していずれも接戦で勝利しているのが、今年の特徴だ。昨春は圧勝続きだった だけに、他校との差は縮まったと見ることも出来る。また、僅差を勝利する粘りと緻密 さが備わったとも解釈出来る。 だが、接戦しているのは明らかなので、このあたりが関東4連覇のカギを握ることに なるだろう。 参考までに、西宮ボウル出場50人中、法政大学からはオフェンス3人(うちライン 2人)、ディフェンス8人である。ここ数年オフェンスがチームを引っ張ってきた。し たがって、今年、逆のディフェンス主導で勝ち抜くことが可能だろうか。もし、出来た ならば甲子園完全制覇も夢ではないのだが。 他の上位3校、帝京大学・慶應義塾大学・中央大学の春は、黒星の山を築いた。 慶應義塾大学は、日本大学戦でのQB負傷が低迷の原因だろうか。帝京大学は、初戦 の専修大学戦を見た限りでは、ショットガンのコンビネーションに不安があった。その 中では、中央大学は黒星といえども上位校相手に接戦を演じている。近畿大学戦で始め て見た中央大学はパスが散々だったがそれでも、一番形になりそうだ。抜け出し一番手 は中央大学か? さて、このブロックの下位校日本体育大学・立教大学・早稲田大学は要注目だ。 特に、一部復帰の早稲田大学と、昨年の不振から立ち直りたい日本体育大学は、上位と 交わる序盤戦から何かを起こしそうな可能性がある。 シーズンインの段階でハイレベルにあるチームが最後まで生き残りそうだ。もしかし たら、チャンピオン法政大学と言えども、うかうかしてられない??? |