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他の試合結果にもよるが、ここを勝利した方が入れ替え戦出場回避Div.1残留 濃厚となる重要な試合である。 大阪産業大学は、前節同志社大学から今期初白星を挙げた。試合を観ていない のだが、毎日放送アメリカンフットボールハイライトの印象ではディフェンスが もたらした勝利のようだ。今年残れば来年の躍進が楽しみなんだがなぁと皆が思 っていたそれが実現するか? 神戸大学は、なぜかここまでで1勝どまり。シーズン序盤からそこそこ健闘し ていたのだが、結果として残らなかった。こういうのが一番苦しいのだが最終戦 如何に? |
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近畿大学はQB高橋を擁して関西学生チャンピオンに辿り着くかと言われたシ ーズン前だった。だが、中盤戦まではパス成功率が低かったためか、今年も3強 に勝利できずの3敗を喫してのシーズン最終戦となった。前節の立命館大学戦で は近畿大学の本来の展開で緊迫した試合となったが、さて、ここは如何に。気を 緩めると、ここ数試合絶好調の関西大学に足許をすくわれるおそれもある。 関西大学は現時点で2勝した。近年にないことで、今年の充実ぶりが伺える。 RB古谷はケガをしたが、QB#13村雲−WR#5西尾のパス、RB#1見市 #2三重野のランには切れがある。1979年に3位になって以来、ここ数年低 迷が続いている関西大学。ここを勝利すると、実質4位の座を確保だが如何に。 4位と5位では来秋のリーグ戦での試合順に雲泥の差。上位ブロック進出とい う目標のある関西大学が意識の上では優位だ。さて勝利するのは近畿大学か関西 大学か。面白い試合になるかも。 |
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ここまでで京都大学が5勝1敗、同志社大学が1勝5敗の戦績、そして、少し 実力差があるか? 京都大学は確実に勝利して次の関西学院大学−立命館大学の朗報を待ちたい。 同志社大学は、ここの敗戦で入れ替え戦出場がほぼ確定するのだが・・・・ |
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関西学生Div.1最終戦は、リーグ優勝の行方を大きく左右する重要な試合とな った。前節までで6戦全勝の立命館大学が優勝を決めた。この試合、立命館大学 が負けなければ、あのQB東野が2年の時以来の4年ぶり立命館大学単独優勝と なる。 しかし、関西学院大学が勝利すると、この前の試合結果にもよるが、6勝1敗 で関立京3校優勝となる。そうなると、2年前と同じく3校による甲子園ボウル 出場校決定戦プレーオフがトーナメントで行われることになる。 その2年前も今年と同じようなシチュエーションだった。1敗の京都大学と全 勝の立命館大学との間で行われた最終戦は、立命館大学がディフェンス崩壊で大 差敗退。立命館大学単独優勝のチャンスを逃して史上初の3校によるプレーオフ へともつれ込んだ。今年は、対戦相手こそ関西学院大学だが、立命館大学単独優 勝なるか、プレーオフへ突入かという状況は2年前と同じだ。 関西学院大学はQB#4金崎、#19岡村併用によるラン&パスオフェンスを 展開してきた。爆発的な得点能力はないが着実に前進を重ねる。手詰まり感が漂 ったときにどのように打破するかが課題だが、それでも一気に崩壊してしまうこ とがないとういう安心感が伺える。RB#2花房、#24島野、WR#82畑、 #81塚崎、TE#96尾崎と、バックフィールド陣はアスリートが揃う。 ディフェンスは、DL#58石田が1年ながらも大活躍でQBサックの嵐だ。 ただ、LBが手薄なのかラインを抜けるとロングゲインの可能性もちらほら。 立命館大学は、リーグ戦序盤でオフェンスのもたつきが大きな課題となって現 れた。だが、ランニングアタック中心に変更したことで後半になってようやく安 定感が出た様子だ。 豊富なRB陣による縦横無尽な走りは、シーズンが深まる毎に威力を増してき た。さらに、WR#6高畠、TE#88武田へのパスを織り交ぜたオフェンスは 一旦調子に乗せると止まらなくなる恐れもある。 ただ、ディフェンスは今一歩よく判らない。京都大学オフェンスを完璧に止め たが、立命館大学ディフェンスの健闘というより京都大学の崩壊というほうが正 しいだろう。クイックパスの雨あられを止めることができなかった前節近畿大学 戦後半の乱れの方が気にかかる。 京都大学オプションオフェンスに対してはLBDBマークしっかりで、京都大 学に数の優位な状況を作らせなかった。しかし、パスケアしなかった結果とも思 えるだけに、ランパス均等の関西学院大学にディフェンスが機能するかどうかは はっきり行って、判らないと思う。 さて、この試合なのだが、どのような展開になるのだろうか。昨年は、戦前予 想では立命館大学が圧倒的優位だった。しかし、蓋を開けてみると関西学院大学 ディフェンスが#31樫野中心の立命館大学ランオフェンスを完封した。その焦 りからか、パスコントロールにも乱れが生じての関西学院大学勝利だった。キー はランを抑えること、これを完璧に実行完遂させた勝利である。 これを今年にあてはめるとどうなるか。立命館大学のキーはやはりラン。それ も多彩なRB陣の存在。これをシャットアウトするのは、今年はどうも難しそう だ。関西学院大学は前節京都大学戦で、オープンからのビッグゲインをいくつか 奪われた。ここから類推するにランでの喪失ヤードはある程度は覚悟せざるを得 ない。DL#58石田の突っ込みでマイナスゲインのシーンも予想できるが、全 てをキャッチできるわけではない。 ランゲインを許したところへ適度なミドルパスがヒットするようでは、今年の LBDB陣にとって非常に大きな負担になるだろう。ある程度は許すとして、D Lの段階でどこまでQBにプレッシャーを与えることができるか。 一方、関西学院大学オフェンスは、出来不出来のムラがあるが、ランパスマル チの攻撃パターンを有する。立命館大学ディフェンスが前節近畿大学の怒濤の追 い上げに四苦八苦、とくにショートからミドルのクイックパスへの対応が甘かっ た。したがって、パス中心のテンポよい組立ができるならば、ランを適度に絡め た前進が可能だろう。 どうも、この試合、乱打線になりそうな予感がする。3TDではたらずの4〜 5TDの攻防になるか。ボールの動く派手な試合になりそうだ。 ところで、立命館大学は、京都大学戦を圧勝、近畿大学戦は敗戦を覚悟しなが らも辛勝で最終戦を迎えた。一方の関西学院大学は、京都大学にほぼ完敗した後 の再整備・再成長しての登場である。つまり、表面上勝利続きの立命館大学に対 して、敗戦で後のない関西学院大学である。ここに、気の入れ方の差があるか? まぁ、これだけは、外部から見ているだけでは判らない。 |