| ||||||||||||||||||||||||
小雨の宝が池球技場は、京都大学のレシーブで試合開始した。 京都大学は、第1シリーズ、自陣からオプションで展開する。豊富なRB陣が 中央・オープンと縦横無尽に走り回ってFD更新を重ねた。RB#28宮崎、Q B#12竹下キープに、最後はRB#35堀口が右スミへ走り込んで先制TD。 所要時間8分少々の見事なロングドライブは、スピードで近畿大学ディフェンス 陣を圧倒した。 近畿大学最初のシリーズは、QB#17高橋によるランオフェンス。だがRB #44工藤、#32平手の中央突破は、厚い壁の前にゲインゼロ。第3DはQB サックとなり、簡単にパントに追い込まれた。 そして、第1Q終盤からの京都大学第2シリーズは、敵陣46ヤードから。こ こも、ギャング体系からの中央突破が#30山本8ヤード、#32秋原20ヤー ドと一発で抜ける。 それでも、エンドゾーンまで15ヤードからのFDシリーズで近畿大学ディフ ェンスは奮起した。捨て身のタックルを連発し第4DFGトライへと追い込む。 だが、近畿大学に痛恨の反則で京都大学にFDを献上、そのまま追加点を挙げら れてしまった。 このシリーズは反則から失点したが、ディフェンスもそろそろ対応出来てきた かと思わせるシーンだった。 近畿大学の次のオフェンスはパス主体へ。いきなり、右WR#2三国へのクイ ック9ヤードが成功。FD更新後も、再びホットライン#2三国への9ヤード、 RB#35兼本右OTとテンポがよくなった。 だが、FD再度更新後はQBロールアウトに京都大学DLLBの突っ込みが早 くパントになってしまった。 それでも、このオフェンスシリーズで近畿大学はなんらかの感触を掴んだこと だろう。 得点差は2TDだが、近畿大学はパスオフェンスとランディフェンスに、ある 程度の活路を見い出しての後半突入ではなかったか。少なくともわたしには、可 能性は見えたのだが・・・・。 第3Q、近畿大学レシーブで再開した。自陣21ヤードからのシリーズ、この 第1プレーが、この試合のキーポイントだったかも知れない。 スナップを受けたQB#17高橋がドロップバック。ホットラインのWR#2 三國は、右サイドライン際をスピードで駆け上がり、LBDBを置き去り。そこ へ、高橋からのパスがドンピシャで飛んできた。キャッチすれば、おそらく、そ のまま独走TDだっただろう。 しかし、そこへ跳び込んできたのが、京都大学FS#20河合。ジャストタイ ミングのインターセプトターンオーバーとなった。 前半の近畿大学のオフェンスは、雨中の戦いで重要なランが全くゲインしなか った。だが、右サイドのクイックパスだけはヒットした。いつ、そこを狙うかと 思っていたのだが、第3Q第1プレーで実行した。 京都大学ディフェンスは、読んでいたのだろうか、それとも、個人能力による 結果なのだろうか。 近畿大学が第1Dで、中央突破などのランを挟んでいたら、結果は変わってい たのか。体が暖まった第2Dなら・・・。 これぐらいのことは、大勢に影響ないかも知れない・・・・ 京都大学はインターセプトで掴んだ敵陣30ヤード位置に、近畿大学ディフェ ンス粘りも続かず、RB#40山田のオプション右オープン30ヤードで追加点 を挙げた。 近畿大学オフェンスは、第4Q終盤まで大きくロールアウトしてのQBサック を繰り返した。インターセプト後、パスを投げるのをためらうのか、タイミング を逸しているように感じた。第4Q中盤にキックオフリターンでのビッグゲイン からチャンスがあったがランが出ずギャンブル失敗で大勢は決した。 近畿大学のランを京都大学が止めたことが勝敗を分けた。その点で第3Qパス インターセプトは、近畿大学の勢いを削ぐに充分だったようだ。近畿大学は1敗 だが、まだまだ可能性は残る。おそらく、今年のリーグ戦の中では、最も苦手と するタイプが、強力ラインの京都大学だろう。次節での復活、待ちます。 |
| ||||||||||||||||||||||||
わたしにとって、今秋、始めてみる立命館大学の試合である。オフェンス不調 の声が大きく、確かに下位校相手にも突き放すような圧勝ではなかった。見所は リーグ戦としての立命館大学−神戸大学と、立命館大学のアメリカンフットボー ルとの二つあった。 ところで、前節までの2試合での立命館大学のプレーの組立方がよくわからな いのだが、この日見た限りでは、特にオフェンス不調!!と、大きく言うほどで もないのでは??というのが正直な感想である。QB#12大矢のパスは、成功 率は低いかも知れない。だが、スクランブルはパス不調を補うに充分なのでは? 今日の宝が池球技場、第1試合は土砂降りの雨だった。この試合の開始直前か ら雨は止んだが、立命館大学の準備してきたオフェンスプレーはラン主体であっ たのだろう。 立命館大学レシーブからの自陣30ヤードシリーズは、RB#36川田、RB #39菊池の縦横ランで敵陣30ヤード付近まで到達した。最後は第4Dギャン ブルで、相手オフサイドを誘発しようとしたラインとの呼吸が合わずの失敗に終 わるが、立ち上がりからのロングドライブに、なかなかやるなぁと感じた。 立命館大学の第3、4シリーズも、RBとQBキープによるFD更新を重ねて 着実に前進する。得点に結びつけたのは第4シリーズだけだが、そんなもんだろ う。 第3Qの2回目のオフェンスからQB#17川嵜へとチェンジして再びのラン 主体のオフェンスを展開して追加点を挙げた。なお、第4Qの14点は、パント リターンTDと試合終了間際の神戸大学自陣ギャンブル失敗からのTDである。 立命館大学オフェンスを、どう見るか。少なくとも夏の平成ボウルよりは着実 に上達している。 OLのブロックはしっかり、ランオフェンスとなればゲインは見込める。一方 で、ここで通したい時のパス失敗があるのは確かだ。だが、逆に、この全てを完 璧に全うできる人がいるだろうか。今のQB#12大矢で充分だと思う。 神戸大学は、京都大学戦同様に、担架で担ぎ出されるケガ人が続出した。中に は重傷のケガ人もいるのだろう。だが、この光景が全てを現しているようだ。 この日も、前半は攻守とも勢いがあった。だが、徐々に攻守ラインがおされ始 める。そして、オフェンスバックスに余裕がなくなりQBサックを繰り返す。デ ィフェンスは、徐々にタックルミスが増え始めて、第4QのリターンTDとなっ た。パワー不足が連敗の原因なのだろうか。 |
| ||||||||||||||||||||||||
同志社大学は、WR#80川西の大活躍によっての大量得点で初白星・・・・ 一つの手、ではある。 |
| ||||||||||||||||||||||||
土砂降りの雨の中で行われた。西宮STのフィールドは完全に水が浮き、最悪 のコンディションである。関西学院大学は、QB#19岡村の先発でランオフェ ンスを展開、というよりパスには不向きな天候である。 詳細は別途機会に譲るとして、自力にまさる関西学院大学の貫祿勝ちと言った ところだ。大阪産業大学としては天候によってパスを封じ込められたのが痛い? |