Xリーグ WEST-DIVISION 第1節



09月07日 長居第二 17:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
サンスター 00140141-0-0
アサヒ飲料 000000-1-0
(SKY−A中継より)
 社会人WEST注目の開幕戦は、アサヒ飲料のディフェンスより、サンスター
の攻守両面の復活が強烈に印象に残った。最近のチーム状態等々から、4強の第
4位をサンスターと予想した人も多いのではないか。しかし、攻守ともレベルの
高いフットボールだったように思う。アサヒ飲料のディフェンスの頑丈さ以上に
サンスターの生まれ変わりが脅威だ。                   

 試合は、サンスターQB柴田アサヒ飲料QB堀部で開始。両チームともオフェ
ンスが進まない。それも、第1列目がなかなか突破できない。さらに、崩れたプ
レーは、逆にロングゲインを生むきっかけとなるのだが、DL、LBのマークが
きつく大きなマイナスゲインになってしまう。               

 サンスターは、QB#16田原に変更してプレーアクションパスで前進を試み
る。両チームとも、徐々にプレーが繋がってFDを重ねるが、決め手にかいた。
特に、アサヒ飲料は、何度も反則でチャンスを逃したのが痛かった。     

 後半、サンスターが、手詰まりの打開策として奇襲攻撃を仕掛けた。パントフ
ォーメーションからP#10永井が右に走り抜けてFDを獲得。このシリーズは
パントだが、次のアサヒ飲料のパスをDB#10がインターセプト。これで勢い
に乗り、プレーアクションからのSE#4田崎へTDパスが通った。さらにQB
#3柴田RB#9山下のパスで連続TD。一瞬の隙をついた連続得点であった。

 関西学生の有名選手を集めたサンスターとアサヒ飲料の戦いは、社会人フット
ボールの奥深さを知っているサンスターの貫禄勝ちというところだ。サンスター
オフェンスは、QB#16田原だと雰囲気が全く違う。昨春の西日本社会人選手
権で松下電工相手に展開したオフェンスゲームを今秋こそ期待する。     
 アサヒ飲料は、反則の多さが気になる。WESTはディフェンス優位で大量点
が期待できない。つまらない反則が貴重な得点期を逸し、さらに、勝利を献上す
るきっかけともなりかねない。この点が改善されない限り、先は長いかも。  


09月14日 西宮球技場 11:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
マイカル 20667391-0-0
イワタニ 000660-1-0
(朝日新聞09月15日朝刊より)
 マイカルも順調にスタートした。充実RB陣を考慮すれば得点が少ないが。 


09月14日 西宮球技場 14:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
松下電工 717280521-0-0
ブラックイーグルス 000000-1-0
(現地観戦)
 松下電工は、今年初出場のQB#10渋谷が先発した。春のオフェンスと比較
すると、QB渋谷はプレー幅が広く、良い意味で大胆自由奔放だ。おそらく、相
手ディフェンス側の立場から見ると、何をしてくるか判らないイヤなQBだ。こ
のあたりに春不振の理由があるのかも知れない。              

 前半はブラックイーグルスのDLに手を焼くが、徐々にOLがコントロールし
始める。第2Q中盤からRB#33粳田のオープンに、適度にパスを絡めてTD
とFGで差が付いてくる。                        

 粘り強く応戦していたブラックイーグルスだったが、第2Q最後の攻撃を不用
意に44秒だけ残してしまった。松下電工は、当然のようにパスオフェンスを展
開し、WR#83井ノ口への50ヤードTDパスで突き放した。       

 第3Qも4つのシリーズを、WR#85渡辺の20ヤードTDパス、35ヤー
ドTDパス、WR#81古本のサイドパスから独走80ヤードTDラン、RB#
36高本の右OTからの60ヤードTDランと、怒濤の攻撃を繰り返してオフェ
ンス不振を一気に解消した。ただ、第4Qは得点ゼロ。「大胆に行こう!!」 

 今日のプレスキック成功率は10本中8本成功(私のメモより)。今春までの
不振から脱却、成功率は上がったが、試合展開上重要だった前半のFGと第4Q
のFGを失敗してしまったのは残念だ。                  

 そして、最も気がかりだったのがDLの不振だ。最後までブラックイーグルス
のOLのパワーに押されていた。随所でQBサックもあったが、逆に随所で中央
突破を許していた。3列目がどうにか一発FDランを許さなかったが、ディフェ
ンスが看板のチームだけに根底から覆されそうで、今後の予断を許さない。  


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