Xリーグ EAST-DIVISION シーズン展望

Last updated, 1997 Aug. 17 at 19:59 JST.

春総括へ  リーグ戦へ

EAST:アサヒビール・オンワード・東京三菱銀行・富士通・レナウン・東海銀行

 このDIVISIONは、アサヒビールが一歩リード、オンワード・東京三菱銀行・レナウ
ンの2位争いに、富士通・東海銀行がどこまで食い込むかというところだ。     

 アサヒビールは、ディフェンスプロコーチを導入した。しかし、どちらかと言えば、
オフェンスにバリエーションが少ないことが問題なのではないか。今春の対京都大学戦
対リクルートパー戦(パールボール決勝)の2試合を見たが、確実にゲインの見込める
プレーがQBキープだけでは話にならない。それも、キープが得意なQBは二人も揃っ
てしまった。RB不足なのかラインが穴を空けられないのか。もう少し多彩なランプレ
ーがなければトーナメントは苦しい。パス狙いも、マークがきつく、最後はQBスクラ
ンブルでは早晩、絞り込まれる。                        

 オンワードは、オフェンスコーチが替った。「Touchdown」によればライン出身と
いうことだが、昨年までの須永中心のオフェンスは継承されるのだろうか。できればも
う少し須永中心のオフェンスを見たい。                     

 東京三菱銀行に限らず、銀行チームというのは、何故か信用がおけない。年毎の上下
が激しすぎるのは何なんだ?そんな中で比較的しっかりしていそうな東京三菱銀行と、
古くから専任コーチを置いていた東海銀行の長期戦略の継承に期待する。      

 レナウンの復活は、個人的にも心待ちしている。中島と勝山のQB2人体制も、そろ
そろ熟成の域に達するか。DIVISION内の顔触れからも、今年はチャンスなんだけどな。