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サンスターは、先発QB#3柴田を中心にRB#9山下、31中村、35井場等を中心 にテンポよく攻めて敵陣で展開する。しかし、パスインターセプトや、センターとボール ホルダーとのミスによるFG失敗で得点することができないまま第1Qが終了。これと同 時にモメンタムもマイカルに移った。 マイカルは、RB#34山口の絶妙なカットバックでたちまちフィールド中央へ。そこ からは、パスでサンスターディフェンスを混乱させる。そして、敵陣30ヤード付近の第 4ダウン残り1ヤードのギャンブル。ここで、RB#22波武名の中央突破と見せかけて QB#14夏目のオープンラン。残り5ヤードからピンポイントパスでTDを挙げた。 さらに、サンスターのパントを好リターン、RB#32佐藤の25ヤードランでFGレ ンジに入ると、約40ヤードのFGをK#70浜崎が決める。意気消沈したサンスター自 陣での不用意なパスをマイカルにインターセプト。やらずもがなのFG3点を献上した。 この合計13点は、第2Q後半の約6分間で挙げたものである。マイカルのたたみかける 攻撃には、凄いものがある。そしてサンスターは、毎年ここで点差をつけられている。 後半、サンスターもしっかり立ち直り、QB#12田を中心にパスで攻め入る。だがF Gが決まらない(キッカーが前半に負傷退場)。一方のマイカルはFGを追加、この時点 でマイカル優位は確定した。 サンスターは、何度もエンドゾーン前まで到達するが得点できない。4回目にやっとR B#9山下の中央突破でTDを挙げるが、間に合わなかった。ディフェンスはある程度機 能していただけに、決め手に欠けたオフェンスが今後の課題か。 |
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第1QのFD更新は両チーム通じて松下電工の1回更新のみの一見膠着状態。しかし、 松下電工の攻撃開始地点は、1回目=自陣20ヤードから、2回目=自陣31ヤードから 3回目=自陣45ヤードから、4回目=敵陣30ヤードからと、松下電工の本領発揮で着 実に前進した。しかし、ここで最悪でもFGで得点するというのがチームのパターンなの だが、左へそれて失敗で得点ならず。 ここからアサヒ飲料の逆襲が始まる。第2Q、QB#1堀部からFL#21三吉の40 ヤードパスで敵陣に入り込むと、パスやRB#39横川の力強い中央突破などで、とうと うエンドゾーン前3ヤードに迫る。しかし、TDパスを松下電工DE#43脇坂がジャン ピングキャッチして、アサヒ飲料も得点ならず前半が終了した。均衡した試合だっただけ に、ここで得点したかったアサヒ飲料と、よく抑えた松下電工である。 後半の松下電工最初のシリーズ、久しぶり登場のQB#1藤原のドライブの末、敵陣2 5ヤードから再度のFGトライ。しかし、これも成功せず0−0のまま時間が経過する。 アサヒ飲料はQB#11正重−WR#24国子のパスパターンに切り替えるが決め手に 欠き、とうとう同点のまま最終Qにもつれこんだ。初体験のタイブレークが目の前で見ら れるかと思ったが、やっと、松下オフェンスがつながった。QB#14武田からフリーに なったWR#85渡辺のパス、最後はRB#33ウルチダの中央ダイブ連発でどうにか逃 げ切った。なお、終了直前敵陣13ヤードからのFGトライも失敗した。 松下電工としては、概ね思い描いていたとおりの展開であったろう。ただ、FGが1本 でも成功していれば、もう少し楽な勝利だったかもしれない。昨年後半から、めぐりあわ せが悪いが、そういう時もある。秋までは、まだまだ時間がある。 アサヒ飲料は、得点上は接戦だが、チャンスらしいのは第2Qと第3Qの2回だけだっ た。しかし、春の段階で松下電工相手に攻守とも健闘したように思う。 個人的には6月29日の関西学院戦を非常に楽しみにしている。 |