関西学生アメリカンフットボールリーグ戦 第5節



10月25日 西宮ST 13:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
甲南大学 014714351-4-0
神戸大学 6608202-3-0
(関西学生テレフォンサービス0798-67-9797より)
(アメリカンフットボールハイライトより)
 神戸大学RB#20中島の2TDランに対し、甲南大学も#44桧垣、#34
古谷のビッグランで対抗する。                      
 しかし、後半、甲南大学が#34古谷で差をつけて初勝利となった。    


10月25日 西宮ST 16:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
大阪産業 0309121-4-0
関西大学 01400141-4-0
(関西学生テレフォンサービス0798-67-9797より)
(アメリカンフットボールハイライトより)
 関西大学は#29古谷の連続ゲインを重ねて前半リードで終了も、第4Qに大
阪産業大学にセイフティー献上後から流れが変わった。しかし、ディフェンスの
奮起でどうにか関西大学が逃げ切って初白星を獲得した。          


10月26日 西宮ST 12:30
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
立命館大 000774-1-0
関西学院 0736165-0-0
(現地観戦)

関西学院、FG3発で完勝! 5戦全勝で単独首位に!!

 コイントスで関西学院が選択権を獲得、立命館大が前半レシーブを選択して試
合が開始した。                             

 立命館大は自陣15ヤードからの攻撃に、フォールススタートを2回繰り返し
て立ち上がりの悪さを見せながらも、QB#12大矢からピッチを受けたRB#
31樫野の左オープンラン30ヤードでレッドゾーンを脱出。関西学院の5−2
ディフェンスも、立命館大の前にズタズタにされる予感がしたが、再度のFD更
新はなくパントとなった。                        

 次の立命館大は、自陣25ヤードから#31樫野右オープン8ヤード、#44
泊左OG3ヤード、#31左パワーOT8ヤード、WR#7中村へのパス等々へ
のランパスが両サイドに連続ヒット、一気に敵陣30ヤードまで侵攻する。  

 だが、ここから関西学院ディフェンスが奮起、クイックパスをカット、#31
樫野の中央突破を止め、パス失敗でパントに追い込んだ。          
 実は、このシリーズが、今日の立命館大学唯一のロングドライブとなる。以降
関西学院ディフェンスがシャットアウトするが、このシリーズが、そのためのデ
ータ収集の場であったかのようだ。                    

 関西学院オフェンスは、#73米澤他ラインの復活によって、QB#7高橋か
らランパスが通るようになった。そして、第2Q終盤、自陣20ヤード、パスの
構えからQBスクランブル25ヤード、アクションフェイクからの右#48渡辺
10ヤード、左FL#33井岡の右オープンラン8ヤード、TE#89中川への
20ヤードパスと、ビッグゲインを重ねる。立命館大ディフェンスを完全に翻弄
して、最後は#2花房TDランで先制点を挙げて前半終了。         

 後半は関西学院レシーブで再開。このシリーズもラインにしっかりと守られた
QBからの安定したパス、ランが展開される。パスコントロールもしっかりで、
ロングパスターゲット#9竹部への20ヤード等を難無く通して、敵陣25ヤー
ド第4D残り2ヤード。ここでK#21太田のFGが成功し、スタジアム内も関
西学院優位をはっきりと認識し始めた。                  

 第4Qになって、立命館大も自陣30ヤードから右WR#82山片への70ヤ
ードTDパスで追いすがるが、自慢のRB陣が関西学院ディフェンスの厚い壁の
前に全く通用しない。パス試みるもQBサックで後退で手詰まり状態だった。 

 関西学院は再びのロングドライブ後にFGで加点して残り時間3分1秒。立命
館大は自陣30ヤード第4Dギャンブルで、再びWR#82山片へのTDパスを
試みるもCB#18村岡のカットで息切れた。               

 関西学院が試合全般を通して、攻守とも完璧に支配しての完勝という印象だ。
立命館大は、やはり圧勝続きだったため、相手に渡った試合展開を自分の方へ引
き戻す術を知らなかったか。経験の差というのがあれば、それかも知れない。 



10月26日 西宮ST 15:40
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
京都大学 0777214-1-0
近畿大学 7070142-3-0
(現地観戦)
 京都大学のレシーブで試合開始。QB#7横山が復帰、HB#28宮崎#35
堀口と今季ベストバックスを組んだ。しかし、開始早々からファンブルが続出す
る。1回目は事無きだったが、2回目は自陣30ヤード付近で近畿大学に攻撃権
を奪われる。                              

 近畿大学は、さらに京都大学の反則15ヤード罰退という願ってもない先制の
チャンスに、両FLからのリバースプレーを敢行。QB#17高橋−#83向井
−#35兼本が左サイドから右オープンへ回り込んでのTDランとなった。  

 さらに次のシリーズは、自陣18ヤードからの攻撃開始で、一度はディレイで
−5ヤードも、#83向井への13ヤードパスを皮切りに、QBキープや#21
横山中央突破で京都大学ディフェンスを翻弄するロングドライブで敵陣30ヤー
ドに到達する。しかし、ここでオプションピッチミスが2度も発生。その2回目
を京都大学LB#99舩原にリカーバーされて攻撃権を失った。       

 ここから京都大学はギャング体系からのオプションオプションが爆発。エース
ランナー堀口の連続ビッグゲインに、TE#31富岡QBキープを絡めたロング
ドライブで前進する。                          
 だが、敵陣25ヤードからの左サイドへのTDパスを近畿大学DB#18谷原
が1ヤード地点でインターセプトと得点ならず。両チームに惜しい攻撃が続く。

 しかし、これでフィールドポジションを良くした京都大学は次のシリーズで、
#35堀口のスピードあるラン3回でTDとして同点として前半が終了した。 


 後半は近畿大学レシーブで開始。QBキープ、RB#38山本と連続して中
央を通す。そして敵陣30ヤードからFG成功も京都大学反則で15ヤード罰
退を選択。オプションキープ中央突破等を絡め、最後は#32平手のTDと差
をつけた。                              

 しかし、京都大学の粘りが凄いか、近畿大学に余裕が生まれるのか、京都大
学は「取られたら取り返す」で、次のシリーズ堀口の85ヤードTDランでた
ちまち同点となった。                         

 ここまでのオフェンスは、近畿大学が中央突破中心にゲインを重ね、京都大
学も堀口中心のゲインを重ねのラッシングゲームを展開した。しかし、ここか
ら両ディフェンスが奮起。京都大学DE#94西村の再三のパスカットと、P
#86仙波の好パント。近畿大学も堀口のランに対応できるようになり、息詰
まる熱戦となってきた。                        

 しかし、近畿大学にオプションピッチミスのファンブル発生し、これを京都
大学がおさえて逆転のTDに結び付けた。その後、京都大学堀口もファンブル
近畿大学の攻撃権かという場面もあったが、どうにか京都大学が逃げ切った。

 京都大学は、合計11回の反則が目立ったが、新調オフェンスの経験不足と
いうことで次に期待。                         
 近畿大学は、残り3分6秒からのシリーズ、残り24秒からのシリーズと、
2回のチャンスがあったが、どちらも得点することが出来ず、関西学院戦に続
いての惜敗となった。                         



上記の結果、優勝争いは京都大学・立命館大学・関西学院大学の3校に絞られた。



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