関西学生アメリカンフットボールリーグ戦 第3節



09月27日 宝が池球技場 11:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
立命館大 141477423-0-0
甲南大学 007070-3-0
(関西学生テレフォンサービス0798-67-9797より)
(朝日新聞09 月28日朝刊より)
 立命館大学の順調さを伺わせるような得点経過である。快速RB#31樫野に
#44泊も参加したパワフルオフェンス、これに対抗できる大学は存在するのだ
ろうか。                                


09月27日 宝が池球技場 14:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
京都大学 0337132-1-0
大阪産業 000331-2-0
(GAORA中継より)
 京都大学の辛勝というより、大阪産業大学の自滅と言った方が正しいかも知れ
ない。大阪産業大学は勝てる試合を落としてしまった。ターンオーバーで4回も
好機をもらいながら得点3点である。                   
 平常心ではなかったか、凄く緊張していたように見えたのはテレビ画面を通し
ていたからだろうか。神戸大学の大金星がなかったら結果はかわっていたかも。

 結果として、京都大学に勝利が転がり込んだようなもので、京都大学の内容は
前節の延長戦を見ているような状態だった。しかし、「勝てば良し」である。喜
びの中には、前向きの力が生まれてくる。今日の試合で、今年のキーマン・ラッ
キーボーイが見つかったかも。次の試合を楽しみに待っています。      



09月28日 西宮ST 13:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
神戸大学 140710312-1-0
関西大学 03147240-3-0
(現地観戦)
 前半を終わって神戸大学のリード。このまま平穏無事に時間が経過するだろう
と思っていたが、後半は大荒れ。                     
 関西大学のレシーブで始まったが、30ヤード地点からの最初のシリーズでい
きなりRB#29古谷の左ライン際70ヤードTDランで乱打戦の幕が開く。 

 神戸大学も「とられたらとりかえす」で、オフセットIからのQB#12大西
キープやTE#80中山へのポストパターン、RB#20中島のカウンター等で
TDを挙げて、再び引き離す。                      
 だが、関西大学もRB#32山本のカウンター、DB前へのパスに最後は再び
古谷のTDでくいつく。                         

 神戸大学がFGで追加点を挙げて残り3分40秒。関西大学は、再び古谷の独
走80ヤードランかと思われたが、反則で無効に。その直後に、QB#8寺本の
パスの構えに神戸大学右DEがQBサック。こぼれたボールをDL#53相見が
ナイスキャッチし、60ヤードを走りぬけてTD、14点差がついた。    

 それでも、関西大学は諦めない。50ヤード付近からの攻撃で、QB#8−R
B#29−RB#2とボールを渡して#88へのTDパスというトリックプレー
が成功、残り時間41秒。しかし、オンサイドキックは失敗して幕が降りた。 

 今日の神戸大学のオフェンスは、前節の京都大学戦で見せたFLを両側に配し
たオプションではなく、Iを中心に組み立てていた。それでも、どこからでも得
点出来る能力の高さは凄い。                       
 しかし、問題はディフェンスであろう。立命館大戦でも見せたように、スピー
ドの早いランナーに全く対応できない。ラインはともかくも、2、3列目に体で
止めるブロックが無いと苦しい。前節の京都大学戦でディフェンスの難点が見え
なかったのは、京都大学がそこまで攻めてこれなかっただけで、課題を克服して
いたのではなかった。                          

 関西大学は3連敗。だが、相手が立命館大と京都大学では、諦めもつくか。 
次は関西学院戦。今日の両校の内容から、もしかしたらということで、期待!!


09月28日 西宮ST 16:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計勝敗
関西学院 700073-0-0
近畿大学 060061-2-0
(現地観戦)
 関西学院のレシーブで試合開始。自陣25ヤードの第1Dで、いきなりRB#
2花房の中央突破25ヤードと切り裂いた。パス失敗をはさんで次のプレーは、
QB#7高橋がキープで大きく左へ流れる。近畿大学もそれを追って左サイドへ
集まった途端、右サイドに残っていたTE#99野口への横パス。全くのフリー
で、一気に40ヤードを駆け上がり、最後は、RB#48渡辺でまとめた。  

 開始3分でTDを挙げて、一方的な試合になるかと思ったが、残りの45分は
全くの近畿大学ペース。なぜ関西学院が勝利できたのか不思議なくらいである。

 関西学院のオフェンスは、RB#2花房#34猪狩他、自慢のRB陣が全くの
不発で、中央突破オープンとも全くゲイン出来ない。OLが近畿大学DLに圧倒
されて穴が空かず、外のカバーも早くスクリメージライン突破すらできない。パ
スは投げられればヒットするのだが、それまでの時間的余裕がない。打つ手無し
の状態だった。ケガ人が多いのか、本当の力か。              

 近畿大学は、QB#17高橋でショットガンとIを織り混ぜる。第2Q、自陣
25ヤードから、RB#35兼本の右オープン10ヤード、#32平手のカウン
ター20ヤードなどで侵攻、敵陣25ヤードから#1豊野がFGを決めた。さら
にFGで1点差として前半終了。                     

 第3Q終盤、近畿大学オフェンスはショットガンからのパス、UBカウンター
QBキープ等がつながり、敵陣28ヤードまで到達。しかし、第4D残り3ヤー
ドをFGトライではなくギャンブル敢行も失敗。              
 第4Q中盤のオフェンスも50ヤード地点から残り1ヤードギャンブル失敗。
そして残り時間2分10秒からのオフェンスも、自陣5ヤードからのギャンブル
失敗で万事休す。ここ一番のツキがなかった。               

 残り時間約1分20秒、関西学院は近畿大学ギャンブル失敗で掴んだエンドゾ
ーンまで5ヤードからの攻撃権を、すべてニーダウンで時間を消化した。戦略と
しては正しいと思うが、応援席からはブーイングが起こる。それが今日の状況を
現わしていた。                             


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