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マイカルはQB#11舟橋とRB陣の活躍で、開始早々にTDを獲得。しかし、立命館 大ディフェンスも、最初こそRBを逃がす場面が連続したが、アジャストするまで時間を 要しなかった。第2Q以降はLB#43大槻、#54田中などの重量大型ディフェンスバ ックスの活躍で、マイカルの攻撃が全く進まなくなった。マイカルは#34山口をQBに 起用、キープやショットガンからのスクランブルを試みるも、全く自由に走れない。 一方の立命館大は、QB#17山嵜からRB#3杉山、#31樫野へ展開を試みた。こ れに対してマイカルは6メン、7メンラインかつ2、3列目も前列から3ヤード後方にセ ットするランディフェンス。オープンはさすがに抜けなかったが、#3杉山の中央突破は 何度かゲインした。 試合は、マイカルの得点後から完全な膠着状態。立命館大学はランでFDを重ねるが得 点までには至らず。マイカルも敵陣で攻撃権を獲得しながら、立命館大学ディフェンスを 突破できない。さらに、マイカルの反則オンパレードで流れを支配できずに前半終了。 後半、立命館大学はパス比率を高めた。最初のシリーズで自陣20ヤードからパスと、 QBスクランブル、前半から効果的だった#3杉山を織り混ぜて、簡単に敵陣へ。さらに WR#7中村へパスヒットも反則無効でエンドゾーンに届かず。 次のシリーズも敵陣まで侵攻するが詰めきれない。膠着状態を打破するためか、立命館 大学はQBを#12大矢に。しかし、いきなりパスインターセプトでマイカルの攻撃へ。 ここで、マイカルに追加点を許す。 立命館大QB#12大矢のパスは、早くて正確に#7中村、#82山片、#84青木に 連続ヒット。自陣30ヤードからのシリーズをパスで得点に結び付けたのは圧巻だった。 その後のキックオフでオンサイドを試みるもイリーガルタッチの反則でマイカルに。残り 0秒で追加点を許した。 後半のマイカルは、FD更新なかったのではないか。主戦QB#14夏目、#17辻が サイドラインにもいなかった様子なので、オフェンス面は何ともいえない。ディフェンス は、パスシチュエーションでも6、7メンラインであった。春でもあり、何か意図すると ころがあるのだろう。 さて、今シーズンの立命館大学を真剣に見たのは始めてだが、多くのスーパースターの 損失感を全く伺わせなかった。QBはランとパスの使い分けがあるが、それでも各自の仕 事を完全にこなす。RB、WR、TEとも万全だ。ディフェンスもラインバックスとも体 が大きくスピードもあって、マイカルRB陣をほぼ完璧に抑えた。次は、昨年3連敗した 京都大学+カリフォルニアバークレーとの対戦である。ここを接戦以上の成績を残せば、 秋の主役か。 |