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前半は、両チームとも思うように前進できなかった。第2Q中盤までは、FD1回更新 程度でのパントの応酬が続く。膠着状態の突破口は、やはり、ファンブルターンオーバー からだった。京都大学自陣20ヤード付近でアサヒビールに攻撃権が移る。だが、エンド ゾーンまでは到達できずにFG3点のみとなった。これで、試合が静から動へ転換した。 次の京都大学シリーズは、WR#22へのパス2回やQB#8横山キープロングゲイン 2回で敵陣12ヤードまで達すると、最後はRB#35堀口が逆転TDを決めた。次のア サヒビールもWR#22梶山へのミドルパス2回含む4回連続パス成功で攻め入るが、決 め手に欠けてそのまま前半終了。 後半は京都大学のレシーブで試合再開。QB#8横山は、自陣奥深くでパスターゲット を失い、逃げながらもWR#13宮宇地へパス。タックルを見事にかわして70ヤードロ ングゲイン。しかし、パス失敗等でのFGトライも外して追加点ならず。ここから再び膠 着状態となり計6回のパントの蹴り合い。その中で、アサヒビールは、完全にフリーにな ったTE#3友添への65ヤードTDパスで追加点を挙げる。その後、京都大学はQBに #14#36#8とプレー毎に入れ替えて敵陣12ヤードまで侵攻するが、最後はエンド ゾーンへ投げたパスをインターセプトされて逆転ならなかった。 ところで、京都大学の今シーズン最初の試合だったが、RB陣以外は、ほとんど総入れ 替えのメンバーにもかかわらず、社会人相手に攻守とも大健闘したように思う。ディフェ ンスラインは最後まで中央突破を許さず、バックスも完璧なカバーだった。ただし、スク リーンには弱そうな印象だったが。オフェンスもQB#8のキープはゲインが見込める。 パスもある程度は見込めるが、オプションからのオープンへの展開はほとんど見られなか った。しかし、層が厚いというか春の第1戦とは思えない内容だった。むしろ、ポイント アフタータッチダウンとフィールドゴールでキックを2回もはずしたところに、春らしい 部分が見えて変に安心してしまった。 なお、第3Q中盤にQB#19東野が登場した。しかし、Iフォーメーションから中央 突破3回もFD更新ならずの1シリーズのみだった。 |