05月04日(祝) 宝が池球技場 13:30
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計
アサヒビール 030710
京都大学 06006
(現地観戦)
 前半は、両チームとも思うように前進できなかった。第2Q中盤までは、FD1回更新
程度でのパントの応酬が続く。膠着状態の突破口は、やはり、ファンブルターンオーバー
からだった。京都大学自陣20ヤード付近でアサヒビールに攻撃権が移る。だが、エンド
ゾーンまでは到達できずにFG3点のみとなった。これで、試合が静から動へ転換した。
                                        
 次の京都大学シリーズは、WR#22へのパス2回やQB#8横山キープロングゲイン
2回で敵陣12ヤードまで達すると、最後はRB#35堀口が逆転TDを決めた。次のア
サヒビールもWR#22梶山へのミドルパス2回含む4回連続パス成功で攻め入るが、決
め手に欠けてそのまま前半終了。                         
                                        
 後半は京都大学のレシーブで試合再開。QB#8横山は、自陣奥深くでパスターゲット
を失い、逃げながらもWR#13宮宇地へパス。タックルを見事にかわして70ヤードロ
ングゲイン。しかし、パス失敗等でのFGトライも外して追加点ならず。ここから再び膠
着状態となり計6回のパントの蹴り合い。その中で、アサヒビールは、完全にフリーにな
ったTE#3友添への65ヤードTDパスで追加点を挙げる。その後、京都大学はQBに
#14#36#8とプレー毎に入れ替えて敵陣12ヤードまで侵攻するが、最後はエンド
ゾーンへ投げたパスをインターセプトされて逆転ならなかった。           

 ところで、京都大学の今シーズン最初の試合だったが、RB陣以外は、ほとんど総入れ
替えのメンバーにもかかわらず、社会人相手に攻守とも大健闘したように思う。ディフェ
ンスラインは最後まで中央突破を許さず、バックスも完璧なカバーだった。ただし、スク
リーンには弱そうな印象だったが。オフェンスもQB#8のキープはゲインが見込める。
パスもある程度は見込めるが、オプションからのオープンへの展開はほとんど見られなか
った。しかし、層が厚いというか春の第1戦とは思えない内容だった。むしろ、ポイント
アフタータッチダウンとフィールドゴールでキックを2回もはずしたところに、春らしい
部分が見えて変に安心してしまった。                       
 なお、第3Q中盤にQB#19東野が登場した。しかし、Iフォーメーションから中央
突破3回もFD更新ならずの1シリーズのみだった。