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関西学院がコイントスで選択権を獲得、前半レシーブを選択した。関西学院の先発QB は#7高橋が登場、右に2人のレシーバーを配したシングルバックでセットする。だが、 ホールディング、フォルススタートで簡単にパントになる。次のシリーズは、アイフォー メーションから豊富なRB陣が大活躍、#32松田、#2花房、#29草野でFD更新を 繰り返し、最後は35ヤードTDパスで先制した。さらに、第4シリーズは日本大学のパ ント失敗で掴んだ敵陣27ヤードから。だが、エンドゾーン前3ヤードまで迫りながら、 反則と日本大学の執念の前にFG止りとなった。 第2Q中盤からはQB#3有馬も登場する。だが、QBは両者ともパスは少し正確性を 欠いて失敗を繰り返す。徐々に日本大学もアイ体型からのランにはアジャストしだして、 残ったプレーは、シングル体型のみとなった。だが、これは、日本大学ディフェンスがラ ンかパスかを読めずに出足が鈍ることで前進している様子だった。 関西学院のオフェンスは、昨年と同じ顔触れのRB陣が充実度を増した。ここにパスの 確実性が加わればと思う。ただ、反則が多く、フォルススタート、ホールディングを連発 したのは相変わらずだった。一方、ディフェンスは、レシーバーに抜かれる場面もあった が、RB#28新川へのダイレクトスナップに簡単にアジャストするなどレベルは高い。 日本大学は、当然のショットガンフォーメーションで、QB#10木下から4人のレシ ーバーへ正確なパスが跳ぶ。さらに、スクランブルでもヤードを稼げるのは頼もしい。だ が、パス距離は10ヤード未満のものが多く、なかなかエンドゾーンに近づけない。第1 シリーズからパスが成功するが、1回FD更新のみ、第4シリーズも3回更新でパントに なる。TDを挙げたシーンは、敵陣38ヤードから攻撃開始のシチュエーションで2回更 新後のTDである。ただし、ラインのパスプロが弱い。ラインの先発メンバー5人の内訳 は4年2人、2年2人、1年1人で、QBへのプレッシャーは凄かった。だが、こんな状 態でショートパスを成功させるのだから、ラインが強力になれば凄いことになりそうだ。 |