日本選手権 ライスボウル



ライスボウル 



01月03日(土) 東京DM 14:00
TEAM 1Q2Q3Q4Q合計
法政大学 00000
鹿島 101610339
(NHK中継より)
法政大学
鹿島
合計
合計
15 FD 27
216 総獲得距離 551
55 ラン回数 44
167 ラン獲得距離 244
5/12 パス回数 24/42
49 パス獲得距離 307
2 ターンオーバー 0
01月04日朝日新聞朝刊より


 鹿島のリターンで試合開始。最初のドライブから法政大学ディフェンスライン
を完全にコントロールし、さらにRB#39堀口のスピードが法政大学2、3列
を置き去りにしてオープンを駆け上がる。最後はQB#3川上のパス失敗が重な
ってFG止りとなったが、鹿島のオフェンス陣は全くのフリー状態、プレッシャ
ーが全くかからない。                          

 その次の鹿島のシリーズは、自陣30ヤード付近からパス主体に展開。パスプ
ロも完璧で余裕を持ってWR#7植村#83椎野TE#32板井へパスヒット。
最後は#21関澤へのTDパスで2シリーズ連続の得点となる。       

 一方の法政大学は、甲子園で見せたダイブ中心に攻めるが、鹿島ディフェンス
の中央が全く割れない。鹿島が着実に加点するのに対し、FD更新すらままなら
ない状態の中、第4Dパントのボールを後逸しセーフティーを献上した。   

 結局、鹿島は、第3Q終了までの7シリーズでパントは1回のみで、残り全て
を得点に結び付けて完勝した。                      

 法政大学オフェンスは、#29池場のオープンが見られたが、スクリメージを
抜ける前に鹿島のタックルを浴びることも多く、さらに、パスプロも崩壊で為す
術なし状態に終わった。                         
 ただ、あの松下電工でも翻弄された鹿島をねじ伏せるのは無理としても、あま
りにも真正面からぶつかりすぎたという印象はある。「力」対「力」では一回り
大きい鹿島に分がある。「力」を「かわすワザ」というのがなかったと思うのだ
が。第4Q敵陣2ヤードまで攻め入った場面も、フェイクの余裕がなかったよう
に見受けられる。                            
 しかし、リーグ戦をオフェンスパワーだけで勝利できてしまう法政大学の境遇
が、「かわすワザ」を身に付ける必要性を感じさせなかった結果ともいえるので
はないか。