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鹿島のリターンで試合開始。最初のドライブから法政大学ディフェンスライン を完全にコントロールし、さらにRB#39堀口のスピードが法政大学2、3列 を置き去りにしてオープンを駆け上がる。最後はQB#3川上のパス失敗が重な ってFG止りとなったが、鹿島のオフェンス陣は全くのフリー状態、プレッシャ ーが全くかからない。 その次の鹿島のシリーズは、自陣30ヤード付近からパス主体に展開。パスプ ロも完璧で余裕を持ってWR#7植村#83椎野TE#32板井へパスヒット。 最後は#21関澤へのTDパスで2シリーズ連続の得点となる。 一方の法政大学は、甲子園で見せたダイブ中心に攻めるが、鹿島ディフェンス の中央が全く割れない。鹿島が着実に加点するのに対し、FD更新すらままなら ない状態の中、第4Dパントのボールを後逸しセーフティーを献上した。 結局、鹿島は、第3Q終了までの7シリーズでパントは1回のみで、残り全て を得点に結び付けて完勝した。 法政大学オフェンスは、#29池場のオープンが見られたが、スクリメージを 抜ける前に鹿島のタックルを浴びることも多く、さらに、パスプロも崩壊で為す 術なし状態に終わった。 ただ、あの松下電工でも翻弄された鹿島をねじ伏せるのは無理としても、あま りにも真正面からぶつかりすぎたという印象はある。「力」対「力」では一回り 大きい鹿島に分がある。「力」を「かわすワザ」というのがなかったと思うのだ が。第4Q敵陣2ヤードまで攻め入った場面も、フェイクの余裕がなかったよう に見受けられる。 しかし、リーグ戦をオフェンスパワーだけで勝利できてしまう法政大学の境遇 が、「かわすワザ」を身に付ける必要性を感じさせなかった結果ともいえるので はないか。 |