東西大学王座決定戦 毎日甲子園ボウル
関西学院の戦績
29− 5(1試合平均)
○ 45− 0 大阪産業大学
○ 31−12 甲南大学
○ 7− 6 近畿大学
○ 52− 7 関西大学
○ 16− 7 立命館大
○ 20− 3 京都大学
○ 36− 0 神戸大学
法政大学の戦績
47−10(1試合平均)
○ 30− 3 筑波大学
○ 76− 0 上智大学
○ 49−14 明治大学
○ 28−20 東海大学
○ 44− 7 慶應大学
○ 47− 0 東京大学
○ 56− 5 帝京大学
○ 46−30 東海大学
「touchdown」からリーグ戦のスタッツを集計してみた。その結果は下記してい
るが、法政大学の強烈なオフェンスパワーを再確認しただけで終わった。リーグ
戦数が、関西学院7戦に対して法政大学6戦なのだが、攻撃獲得ヤードは法政大
学が上回っている。さらに、法政大学の昨年とは違う均等なランパス比率も脅威
に映る。
関西学院には、ディフェンス面で優勢な点が見受けられるが、これをもって法
政大学を止めることが出来るなどと、とても言えない。
数値を眺めていると、関西学院の勝利の可能性を否定するものばかりが目につ
くので、スタッツ比較はここまでにする。
改めて言うまでもなく、アメリカンフットボールは体力+知力の競技である。
運動能力面に多少の劣勢があっても、それを補って余りある戦術を構築実践すれ
ば、試合に勝つことができるから面白い。
関西学院は、昨年、劣勢と言われながらも京都大学を倒した。そして、今年、
前評判で分の悪かった立命館大との対戦を勝利した。少なくともこの2試合、再
戦すれば、逆の結果になるだろう。さらに、今年のリーグ戦で唯一の負け試合だ
った近畿大学戦での逃げきり等々、戦術での駆け引きができるチームである。
さて試合展開だが、関西学院ディフェンスがどこまで法政大学のスピードラン
を止めるかが大きなポイントであることは言うまでもない。当然のことだが、ラ
イン戦で中央を関西学院が守り切ることが最低条件である。スコスコと抜けられ
るようならば、関西学院に勝ち目はない。
一方で、法政大学のディフェンスには、昨年ほどの「壁」という印象がないよ
うに感じる。東海大学のオプションにある程度の失点を許したのことは、関西学
院にとっては組み易さを感じるかも。もし、関西学院RB花房、松田、猪狩、渡
辺等々多彩なランナーが容易にゲインするようならば、QB高橋からのパスも適
度にヒットしよう。
もし、この様な展開になれば、得点の奪い合い・乱打戦は必至である。したが
って、法政大学にとってのキーは、オフェンスではなくディフェンスがどこまで
機能するかにある。
そして、乱打戦を制するのは「フィールドポジション」ということで関西学院
P太田のパントキックは注目である。私の予想では、両校とも4TDでは不安、
5TDでどうにか、6TDで安心というところですが、どうでしょうか。
どうも、『関西学院より』になってしまったが、それだけ法政大学は脅威とい
うことでお許しいただきたい。